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1
建築学
1 建
建 築 学
1 計 画 原 論
1-1
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換気に関する記述として、適当か、不適当か、判断しなさい。
○ 問題1
建材や接着剤などから発生するホルムアルデヒドは、室内空
気汚染の原因となり、室内空気環境を評価するための対象物質
の一つである。
(20・01・1)
× 問題2
室内の許容二酸化炭素濃度は、一般に10,000ppm(1%)とする。
(18)
(24・01・2)
× 問題3
第2種機械換気方式は、室内圧を負圧に保つことができるの
で、クリーンルームや病院の手術室などに用いられる。
(20・01・2)
○ 問題4
室内外の温度差による自然換気量は、他の条件が同じであれ
ば、流入口と流出口との高低差が大きいほど多い。
(18・01・1)
○ 問題5
風上側と風下側に外部開口部をもつ室における、風力による
自然換気量は、風向きが一定であれば、外部風速に比例する。
(20・01・4)
○ 問題6
静穏時の呼吸による二酸化炭素濃度をもとにして定めた場合、
成人1人当たりの必要換気量は、30m3/h程度である。
(18・01・2)
○ 問題7
在室者の呼吸による必要換気量は、室内の二酸化炭素発生量
を、室内の許容二酸化炭素濃度と外気の二酸化炭素濃度の差で
除して求める。
(18・01・4)
(24・01・1)
11
解 説
問題1 正しい
問題2 誤り
二酸化炭素濃度(含有率)は、1,000ppm(0.1%)以下、一酸化炭素濃度は、
10ppm(0.001%)以下である。
問題3 誤り
第2種機械換気方式は、給気は給気機等の機械で行い、排気は自然排気とする
方式で、クリーンルーム、手術室、ボイラー室、発電室等に使用し、室内圧は正
圧となる。
第3種機械換気方式は、自然給気と排気機による換気方式で、浴室や便
所 などに用いられる。
(22・01・2)
問題4 正しい ⇨ 右図
関連 温 度 差 に よ る 自 然 換 気 の 場 合、
室内外の圧力差が0となる垂直
方向の位置を中性帯といい、こ
の部分に開口部を設けても換気
はほとんど起こらない。
(20・01・3)
問題5 正しい
関連 風圧力による換気量は、他の条件が同じであれば、風上側と風下側の風圧
の平方根に比例する。
係数の差
(C
C−C
f
b)
(24・01・3)
問題6 正しい
問題7 正しい
関連 必要換気量は、室内の空気環境を良好な状態に保つために必要とされる最
小限の取入れ外気量である。
(22・01・3)
12
共通
2 共
1 設備
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給水設備等に関する記述として、適当か、不適当か、判断しなさい。
問題1
水道直結直圧方式は、上水道の配水管から引き込み、直接各
所に給水する方式である。
(19)
(24・19・4)
○ 問題2
高置水槽方式は、受水槽の水をポンプで建物高所の高置水槽
に揚水し、この水槽からは重力によって各所に給水する方式で
ある。
(19)
(24・19・3)
○ 問題3
圧力水槽方式は、受水槽の水をポンプで圧力水槽に送水し、
圧力水槽内の空気を圧縮・加圧して、その圧力によって各所に
給水する方式である。
(19・19・3)
(24・19・2)
× 問題4
ポンプ直送方式は、水道引込み管に増圧ポンプを接続して、
各所に給水する方式である。
(19・19・4)
(24・19・1)
○ 問題5
超高層建築における給水系統は、中間水槽や減圧弁を用いて
ゾーニングを行う。
(18・18・4)
○ 問題6
上水の給水系統は、クロスコネクションをしてはならない。
(18・18・1)
○ 問題7
ウォーターハンマーの防止のため、流速を減ずるよう配管の
管径を太くする。
(18・18・3)
× 問題8
給水タンクの内部に入って保守点検を行うために設ける円形
マンホールの最小内法直径は、45㎝である。
(22・18・1)
○
通
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2 共
1-1
53
解 説
問題1 正しい
問題2 正しい
問題3 正しい
問題4 誤り
ポンプ直送方式は、受水槽の水を給水ポンプで直接加圧して、建物内部の必要
な箇所へ直送する方式である。設問の記述は、水道直結増圧方式である。
問題5 正しい
問題6 正しい
問題7 正しい
関連 エアチャンバーは、給水管内の水の流れを急閉
したときに生ずるウォーターハンマーの水撃圧
を吸収する装置である。
(20・20・2)
問題8 誤り
給水タンクには、ボールタップなどの保守
点検及び水槽内の清掃・塗替えなどに便利な
位置に、内径 600 ㎜以上のマンホールふた
を設ける。
54
施 工(躯 体 工 事 )
3 施
1 地 盤 調 査
地盤調査に関する記述として、適当か、不適当か、判断しなさい。
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3 施工︵躯体工事︶
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○ 問題1
シルトの粒子の直径は、粘土より大きく細砂より小さい。
(20・22・2)
× 問題2
一軸圧縮試験により、砂質土の強度と剛性を求めることがで
きる。
(23・22・1)
○ 問題3
三軸圧縮試験により、粘性土のせん断強度を求めることがで
きる。
(19・22・3)
(25・22・4)
× 問題4
粒度試験により、地盤の変形係数を求めることができる。
(23)
(19・22・4)
○ 問題5
圧密試験により、粘性土の沈下特性を調べることができる。
(25)
(19・22・2)
○ 問題6
常時微動測定により、地震時の地盤の振動特性を調べること
ができる。
(23)
(19・22・1)
○ 問題7
電気検層
(比抵抗検層)
により、ボーリング孔近傍の地層の変
化を知ることができる。
(23・22・2)
× 問題8
被圧地下水位の測定は、ボーリング孔内において自由地下水
及び上部にある帯水層を遮断しない状態で行う。
(20・22・3)
○ 問題9
自由地下水位の測定は、ボーリング時に泥水を使わずに掘進
することにより比較的精度よく行うことができる。
(20・22・4)
77
解 説
問題1 正しい
問題2 誤り
一軸圧縮試験は、粘性土
の強度やせん断強さを調べ
る試験である。
問題3 正しい
問題4 誤り
粒度試験は、土の粒度組成(土の粒子の大きさや配合)を調べる試験で、砂質
土と粘性土の分類ができるが、地盤の変形係数を求めることはできない。
粒度試験により、細粒分含有率等の粒度特性を求めることができる。
関連
粒度試験の結果で求められる粒径から、透水係数の概算値を推定できる。
(19)(20)(23・22・3)
(25・22・1)
問題5 正しい
問題6 正しい
⇨ 右図
関連 常時微動測定により、地
盤の卓越周期を把握する
ことができる。
(19)
(23・22・4)
問題7 正しい
問題8 誤り
被圧地下水は、帯水層ごとに水位が異なるため、下部の帯水層を調査する場合に
は、ボーリング孔内において自由地下水及び上部の帯水層を完全に遮断しておく。
問題9 正しい
78
【参考】
液性限界・塑性限界試験の結果は、土の物理的性質の推定や塑性図を用いた土
の分類に利用される。
(25・22・2)
施 工(仕上 げ 工 事 )
4 施
1 防 水 工 事
1-1
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施工︵仕上げ工事︶
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○ 問題1
コンクリート下地のアスファルトプライマーの使用量は、
0.2kg/㎡とする。
(19・34・1)
○ 問題2
コンクリートスラブの打継ぎ部は、絶縁用テープを張り付け
た後、幅300㎜程度のストレッチルーフィングを増張りする。
(19・34・2)
○ 問題3
アスファルト防水において、貫通配管回りに増張りした網状
アスファルトルーフィングは、アスファルトで十分に目つぶし
塗りを行った。
(21・34・1)
× 問題4
アスファルト防水の密着工法において、平場のアスファルト
ルーフィング類の重ね幅は、長手、幅方向とも50㎜とし、重ね
4 4
部からあふれ出たアスファルトは、はけを用いて塗り均した。
(19)
(22・34・1)
○ 問題5
露出防水絶縁工法において、アスファルトプライマー塗りの
後、砂付あなあきルーフィングを突き付けて敷き並べた。
(18・34・3)
× 問題6
露出防水絶縁工法において、入隅は、砂付あなあきルーフィ
ングを用いて、平場へ500㎜以上張り掛けて増張りした。
(18・34・4)
× 問題7
立上がりのアスファルトルーフィング類を張り付けた後、平
場のルーフィング類を150㎜程度張り重ねる。
(19・34・4)
4
Check
アスファルト防水工事に関する記述として、適当か、不適当か、
判断しなさい。
131
解 説
問題1 正しい
問題2 正しい
問題3 正しい
問題4 誤り
平場のアスファルトルーフィ
ング類の重ね幅は、縦横とも 100
㎜程度とし、重ね部からあふれ出
たアスファルトは、はけを用いて
塗り均す。
関連 出隅・入隅には、
幅300㎜以上のストレッチルーフィングを、一般平場のルー
フィングの張付けに先立ち、最下層に増張りする。
(22・34・2)
問題5 正しい
問題6 誤り
露出防水絶縁工法に、砂付あなあきルーフィングを用いる場合の出隅及び入隅
では、幅 700 ㎜以上のストレッチルーフィング(機械的性質及び耐久性にすぐれ
る)を用いて平場に 500 ㎜以上張り掛け増張りする。
問題7 誤り
平場のアスファルトルーフィング
類を張り付けた後、その上に立上が
りのアスファルトルーフィング類を
150 ㎜程度重ねて張り付ける。
【参考】アスファルト防水工事:材料
防水工事用アスファルトは、3種は一般的に温暖地域に適し、4種は一般的
に寒冷地域に適する。
立上り入隅部の処理において、モルタル又はコンクリートの面取りに代えて、
45度で傾斜長さ70㎜程度の成形キャント材を用いることができる。
保護コンクリートに用いる成形伸縮目地材は、キャップと本体からなり、
キャップ幅は25㎜、本体はキャップ幅の80%以上とする。
(18・34・1)
(21・34・2)
(18・34・2)
132
5
施工管理法
1
1-1
Check
Check
Check
Check
Check
Check
〈建築工事の工期とコストの一般的な関係〉
○ 問題1
最適工期は、直接費と間接費の和が最小となるときの工期で
ある。
(21・53・1)
(25・53・1)
× 問題2
総工事費は、工期に比例して増加する。
(21・53・2)
(25・53・2)
○ 問題3
直接費は、工期の短縮に伴って増加する。
(21・53・3)
(25・53・3)
○ 問題4
間接費は、工期の短縮に伴って減少する。
(21・53・4)
(25・53・4)
〈突貫工事になると工事原価が急増する原因〉
○ 問題5
歩増しや残業手当等による賃金等の割増が生じること。
(19・53・1)
○ 問題6
一交代から二交代へと1日の作業交代数の増加に伴う現場経
費が増加すること。
(19・53・2)
○ 問題7
1日の施工量の増加に対応するため、仮設及び機械器具の増
設が生じること。
(19・53・3)
× 問題8
型枠等の消耗役務材料の使用量が、施工量に比例して増加す
ること。
(19・53・4)
施工管理法
Check
施工管理の概要に関する記述として、適当か、不適当か、判断し
なさい。
5
Check
施工計画
179
解 説
問題1 正しい
最適工期とは、経済速度で工事の施工を行う最も経済的な工期であり、直接費
と間接費とを合わせた総工事費が最小になるときの工期である。
問題2 誤り
総工事費は、直接費と間接費とを合わせた費用であり、工期に比例しては増加
しない。
問題3 正しい
直接費は、工期が短くなれば、
残業や応援を頼むことが多くなり
増加する。
問題4 正しい
間接費は、工期の短縮によって
完成が早くなれば、その分減少す
る。
問題5 正しい
歩増し、残業手当、深夜手当等の支給により、施工量に比例的でない賃金方式
を採用せざるを得ないため、工事原価が急増する原因となる。
問題6 正しい
一交代から二交代、三交代へと一日の作業交代数の増加による現場経費等の固
定費の増加のため、工事原価が急増する原因となる。
問題7 正しい
施工量の増加による仮設及び機械器具の増設、監督職員の増員等の施工規模の
拡大のため、工事原価が急増する原因となる。
問題8 誤り
型枠等の消耗役務材料の使用量は、施工量に比例して増加するのではなく、型
枠材や支保工材の転用回数等の減少により、施工量は比例的でなく急増する。
180
法規
6 法
1
1-1
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用語の定義に関する記述として、正しい(適当)か、誤り(不適当)
か、判断しなさい。
○ 問題1
事務所の執務室は、居室である。
法
規
(24・71・3)
× 問題2
地下の工作物内に設ける事務所は、建築物ではない。
(23)
(19・71・3)
○ 問題3
共同住宅の用途に供する建築物は、特殊建築物である。
(19・71・2)
(24・71・1)
○ 問題4
建築物に設ける煙突、避雷針は、建築設備である。
(20・71・2)
(25・71・1)
× 問題5
建築物の基礎は、主要構造部である。
(20・71・3)
(24・71・4)
× 問題6
構造上重要でない最下階の床の過半の修繕は、大規模の修繕
に該当する。
(23・71・4)
○ 問題7
建築物に関する工事用の仕様書は、設計図書である。
(25)
(20・71・4)
(24・71・2)
○ 問題8
床が地盤面下の階で、床面から地盤面までの高さがその階の
天井の高さの1/3以上のものは、地階である。
(19・71・4)
(25・71・3)
○ 問題9
防火性能とは、建築物の外壁又は軒裏において、建築物の周
囲において発生する通常の火災による延焼を抑制するために当
該外壁又は軒裏に必要とされる性能をいう。
(18・72・3)
6
Check
建築 基 準 法
247
解 説
問題1 正しい
関連 居室には換気のための窓その他の開口部を設け、その換気に有効な部分の
面積は、その居室の床面積に対して1/20 以上としなければならない。
(20・73・1)
(25・73・3)
問題2 誤り
建築物は、土地に定着する屋根、柱、壁を有するもの、地下若しくは高架の工
作物内に設ける事務所、店舗その他これらに類する施設等をいい、建築設備を含
む。
関連 建築とは、建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転することをいう。
(25・71・4)
問題3 正しい
問題4 正しい
問題5 誤り
主要構造部は、壁、柱、床、はり、屋根又は階段をいい、建築物の構造上重要
でない間仕切壁、間柱、最下階の床等は除かれるので、建築物の基礎、屋外階段
などは主要構造部ではない。
問題6 誤り
大規模の修繕とは、建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の修繕を
いい、構造上重要でない最下階の床の過半の修繕は、大規模の修繕に該当しない。
問題7 正しい
問題8 正しい
問題9 正しい
248