1.概要 土壌抽出液、環境水、作物体分解液などの、各形態別

仕様書(オートアナライザー)
1.概要
土壌抽出液、環境水、作物体分解液などの、各形態別窒素とリンの7項目を、吸光光度
法に従った方法で、1時間当たり60-80サンプル以上の処理能力で測定を行うオートアナラ
イザーを1台購入するものである。
2.品名および数量
ビーエルテック株式会社製
QuAAtro 39 1式
(3の構成と4の性能を満たし、正常な動作と分析が可能なもの)
3.構成内訳
サンプラー 1台
本体(2チャンネル、2項目ずつ) 1台
ソフト 1式
パソコン、プリンター 1式
超音波ホモジナイザー 1式
分解加熱槽(オートクレーブ) 1式
据付台 1式
4.機器の性能
(1) 以下に挙げる項目や試料について分析が可能であること。
①.硝酸態窒素(濃度帯上限:50mg/L)
②.亜硝酸態窒素(濃度帯上限:5mg/L)
③.アンモニア態窒素(濃度帯上限:5mg/L)
④.全窒素(オートクレーブ分解による)
(濃度帯上限:50mg/L)
⑤.全リン(オートクレーブ分解による)
(濃度帯上限:50mg/L)
⑥.リン(モリブデンブルー)
(濃度帯上限:20mg/L)
⑦.リン(モリブデンイエロー)
(濃度帯上限:200mg/L)
なお、①、②、③の項目については、土壌・作物体・堆肥からの水または塩溶液(2M 塩
化カリウムなど)抽出液、高設栽培や水耕栽培などの養液、環境水(主に農業系)を、④、
⑤の項目については、土壌・作物体・堆肥からの水、塩溶液、弱酸、弱アルカリの抽出液、
土壌からの緩衝液(リン酸)や弱酸などの抽出液、高設栽培や水耕栽培などの養液、環境
水(主に農業系)を、⑥、⑦の項目については、土壌からの水、塩溶液、弱酸、弱アルカ
リの抽出液、高設栽培や水耕栽培などの養液、環境水(主に農業系)を測定対象とする。
(2) 測定原理についてJIS K0170(流れ分析法による水質試験方法)に対応した機種で
あること。
(3) 連続分析のできるオートサンプラー(120本掛け以上)を付属すること。
(4) 高濃度試料への対応方法はデュアルレンジ対応とすること。
(5) 光学系は光源の補正ができるダブルビーム方式とすること。
(6) アンモニア分析法はサリチル硫酸法、またはインドフェノール青法に対応している
こと。
5.納入期限
平成27年12月25日
6.納入場所
大阪府羽曳野市尺度442
地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所
本部・食とみどり技術センター新実験棟2階低温実験室
*エレベーター有り(開口部:幅780mm×高さ2080mm、庫内奥行1150mm)
7.担当
地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所
食の安全研究部園芸グループ 佐野修司
TEL 072-979-7063
8.その他
(1) 納品は、事前にスケジュール調整のうえ、担当職員の指示に従い行うこと。
(2) 納品時、同機器が設置に耐えうる据付台を設置し、据付調整を行い、担当職員立
会いのもと機能、性能が仕様書どおり正常に稼動できることを確認すること。
異常が認められた場合は、納入者の負担で速やかに機器の改善又は部品の交換を行
い、調整を行うこと。検査方法等については、担当職員の指示に従うものとする。
(3) 納入時、メーカーによる検査合格書をつけること。
(4) 納品後1年間は、無償保証期間とすること。それ以降についても、設置当初の装置の
不具合に起因するものについては、無償で対応すること。
(5) 当該機器の部品供給については、7年間対応すること。
(6) 1年経過後の有償保証期間においても、修理依頼があった場合には、速やかに故障部
品の納入や補修を行うなどの措置を講じ、業務に支障を来さないようにすること。
(7) 当該機器の構造、操作方法及びメンテナンスについて、(地独)大阪府立環境農林水
産総合研究所職員に対して必要な研修を行うこと。また、操作マニュアルは日本語版
3部を提供すること。
(8) 納品機器について、メーカー等によるアフターサービス、メンテナンス体制が整備さ
れていること。また、使用説明要員及び技術支援要員が十分確保されていること。
(9) 納品にあたっての運搬(クレーンによる搬入)、据付、調整、検査及び研修に要する
費用は全て受注者の負担とする。
(10) 納品時等において、安全管理に十分に留意し、建物等へ損傷を与えた場合は、受注
者の負担において原状に戻すものとする。
(11) 納品に際して発生したゴミ等に関しては、受注者が処理、清掃を行うこと。
(12) 納入において車両を使用する場合は、大阪府が実施するグリーン配送及び流入車規
制を遵守し、環境への配慮を行うこと。
(13) 納品作業時間帯は平日午前9時から午後5時30分までとする。
(14) 当研究所正門前道路に通行区分時間帯設定(午前7時30分から午前9時は通行禁
止)があるため、これを遵守すること。
(15) その他、本仕様に定めのない事項で疑義が生じたときは、担当職員と協議し、その
指示によること。