淡水クロレラの培養の方法

海産クロレラの培養の方法
■ 海産クロレラ培養セットに同封されているもの
濃縮培養液のもと-N1
濃縮培養液のもと-N2
濃縮培養液のもと-N3
生海産クロレラ
■ ご自身で準備していただくもの
500mL(cc)計量カップ
(1000mLでも可)
ロート
計量スプーン10mL用
(漏斗) か、もしくは15mL用
500mL以上のペットボトル3本と
クロレラ培養用のペットボトル2L用数本
人工海水のもと
人工海水のもと
2~3日くみ置きした水道水
ビニール手袋
【注意】濃縮培養液のもとの成分が手に付
着しないように、以下の作業は、できれば
ビニール手袋をはめて行ってください。
1
濃縮培養液の作成
ア「濃縮培養液-N1」をつくる
1.500mLの計量カップに 「濃縮培養液のもと-
N1」をすべて入れる。
2 .「濃縮培養液のもと-N1」を入れた計量カップ
に水道水を加えながら溶かし、溶液全体を250mLに
する。
水を加えて溶液全体
を250mLにする
3.2で作成した溶液をロート(漏斗)を使って、
こぼさないようにしてペットボトルに流し入れる。
これを 「濃縮培養液-N1」とします。
イ「濃縮培養液-N2」と「濃縮培養液-N3」をつくる
「 濃縮培養液-N1」と全く同じ方法で、「濃縮培養液のもと-N2」を使って、別のペットボトルに「濃縮培養
液-N2」を作成します。「濃縮培養液-N3」も同様に作成します。
2 人工海水を作る
海産クロレラを培養するペットボトルを使って人工海水を作ります。人工海水の濃度は、3.5%程度にします。
3.5%の人工海水を作成するには、人工海水のもと35gを水に溶かして、溶液全体を1Lにしてください。ただ
し、 人工海水作成に利用する水は、水道水を2~3日くみ置きして、塩素を抜いたものを利用してください。海産
クロレラは塩素に弱く、水道水をそのまま利用すると、全滅することがあります。
3 海産クロレラの培養液を作る
ここまでくれば、海産クロレラの培養液の作り方は、とても簡単で、2 で作成した人工海水1Lに対して、「濃
縮培養液-N1」「濃縮培養液-N2」「濃縮培養液-N3」からそれぞれ10mLをとって、加えるだけです。こ
れで完成です。このとき、濃縮培養液を加えることで、人工海水の塩分濃度は少し低下しますが、影響ありません。
培養液が完成しましたら、海産クロレラを入れて下さい。このとき、袋内のクロレラが沈殿していると思います
ので、袋を数回振ってから、培養液に入れてください。最初に培養するときは、500mL程度の少ない量の培養液で
培養することをおすすめします。少ない量であれば、海産クロレラが増殖して、培養液が緑色に変色するまでの時
間が短くてすみます。多量の培養液で培養すると、溶液が緑色になるまでの時間が非常に長くかかってしまいます。
海産クロレラが殖えて、溶液が緑色になれば、新しく培養液を作って、増殖したクロレラを加えてください。
■ 海産クロレラを増殖させるときの注意点
1.海産クロレラを入れた培養液は、必ずエアレーションを行ってください。
2.海産クロレラが増殖して、新しい培養液に海産クロレラを注入する際は、新しい培養液の体積対して1割
ぐらいの量を目安に海産クロレラを注入してください。
3.種クロレラは、絶やさないように注意してください。その他、海産クロレラを入れた培養液の置き場所や
高温対策などはホームページ( http://seibutukyouzai. jimdo.com)を参考にしてください。