~NPO情報交換会~ - SDC検証審査協会

NPO法人SDC検証審査協会
~NPO情報交換会~
理事長
挨拶
この度、初めての試みとして会員相互の情報交換の場(第1回目)を企画実施致しました。
当協会では毎月第 3 土曜日にNPO研修会や地球環境改善手法研究会を実施して
おります。その活動報告は、当協会のホームページでその都度公開しております。
当協会も会員数は約180名規模となりました。そこで、今回、特別に会員の皆様
の日頃のライフワークのテーマや得意な研究分野について6名の方々に発表して頂
きましたので、ご報告致します。
発表時間は各テーマ、
1時間でしたが各講師の皆様の発表内容は、大変分りやすく、
要領よくまとめられており、その都度の質問やご意見にも丁寧に応えておられました。
実体験に基づく発表が多く、今後のライフワークの考え方や定年後の活動として非常
にためになるお話しや情報化時代にふさわしい情報(IT)ツール活用術又は心の姿勢
の問題、メンタル面でも、多くの気づきやヒントが得られたのではと思う次第です。
開催日時:平成27年 8 月 22 日(土)
会場:浜松労政会館
講演:プログラムと概要
7階
9:30~16:30
第 3 会議室
No
1
時間
9:30~10:30
テーマ
目標マネジメント
講師
白井啓道(㈱樹研工業)
品質マネジメントシステムの国際標準規格 ISO9001 の要求事項 8.5.3 予防処置に、多くの組織は何を
して良いやらわからなかったようです。同 8.5.2 是正処置を横展開する、他社の失敗事例を参考にする、
ヒヤリハットなどが一般的ではなかったでしょうか。樹研工業では困りませんでした。30 年も前から3
H(初めて、変更、久しぶり)未然防止活動を実施してきたからです。現在、この超簡単でしかも即効
力のある手法を SDC 検証審査協会が普及に尽力されています。どの手法であっても人間が行っている以
上形骸化を避けることはできません。当社でもマンネリ、クレーム、トップの激怒、3H、の PDCA サ
イクルを幾度となく繰り返してきました。継続のための手練手管をお伝えしたいと思います。
2
10:30~11:30
売れる商品を開発するための定石
山脇保生
商品開発の長年の経験より、定石とすべき項目があるような気がしましてまとめてみました。結局、一
般的に言われている内容です。
1、十分な分析をする(外部分析、内部分析、SWOT分析など)
2、開発予定商品の強みは何かを十分議論する。
3、開発課題は何であるかを開発以前に突き止める。
4、進捗管理、原価管理をきめ細かく行い、問題が小さいうちに潰す。
5、販売計画・値付けは慎重に行う。
6、商品の強みと販促キーワードを一致させる。
7、売るための周辺知識を、発売前に完成させる。
以上7つの定石を、なるべく実例を準備して、語らせていただきます。
3
12:30~13:30
私の IT 活用術 99+アルファ
―すぐに実践できる IT 活用の表技/裏技―
木下恵
IT リテラシー(インフォメーションテクノロジーに関連する『読み・書き・そろばん』に相当する知識
/技能)は、個人生活及び仕事において不可欠のスキルになっています。
今回は、私が、日々、実践している IT の活用術について、ハード/ソフトの両面及びクラウド活用
の面から、実演を交えながらご紹介します。
また、ISO9001/14001 の 2015 年改正を踏まえたドキュメント管理の方法についても触れて
みたいと思っています。
是非、ノート PC、iPad、スマートフォンなどお使いの IT 機器をご持参いただき、一緒に実践/体感し、
楽しんでいただき、1つでもご活用いただけたら幸いです。
4
13:30~14:30 我が国の電力自由化の目指すところ
坂東誠
H28.4 電力の小売りが完全自由化されます。自由化というと、電気が安くなることに意識が行きがち
ですが、実は、電気が安定であり環境に優しくあるための取り組みです。電力自由化(電力システム改
革)とは、
「同じ価格で需要に応じいくらでも電力を供給」するという従来の考え方をあらため、電力を
安定に供給し電力料金を最大限抑制するために、電気の利用者に多様な選択肢を提供するためのもので
す。即ち、我々電気の利用者が賢く電気を選択していく必要があります。この自由化の狙いと、あらた
めて電気の特性について勉強しましょう。
5
14:30~15:30
葉脈の金めっきの研究
佐倉康男
木の葉の中から、柊を選んで、導電性を与えて、金めっきを行った。本テーマは浜松科学館の館長様か
ら頂いたテーマです。若い人達の科学の芽を育むには如何にしたら良いかと言う相談でした。私の専門
のめっき技術を応用して電気の通らない葉っぱに導電性を与えて、綺麗な金めっきをすれば、科学の力
に興味を持って頂けるのでは思います。実験の手初めは、如何にして木の葉から葉脈を取り出すかです。
文献調査で良い参考資料を見つけ、柊が最も実験がし易い事が分かりました。導電性は自動車のプラス
チック部品にめっきをする技術を応用しました。貴金属めっきは管楽器へのめっき技術を使いました。
6
15:30~16:30
生涯現役(年金があてにならない今、生 犬飼幸雄
涯現役を目指す)
大学を卒業し、上場企業に入社し、順風満帆なスタートを切った。ふと、50歳直前に自分の人生を振
り返り、今後の人生設計を考えると、とんでもない事実がわかった。
今後生涯いくら必要になるだろうか。本屋に行ってみると、手持ちの資金を上手に運用して、お金を
かけないで暮らす本ばかりが目立つ。えっ、私の場合は違う。そんなノンビリなことはしていられない。
① 定年(60歳)時には、まだ息子が大学生で、両親は85歳を超える
② 年金が満額もらえるのは65歳から
③ 企業は海外に生産をシフトし、国内の仕事は減ってくる
④ 定年後も仕事を続けられる職場は少なくなるか、有っても収入はガタ減りする。
今自分に何が出来るかの「たな卸し」を行い、定年後の独立を考えると、自立出来そうもない。そう
なれば、自分に出来ることをつくって稼ぐしかない。私が選択したのは、
「資格取得及びその他の独立に
必要な準備をして定年後に独立する」ことでした。