学校関係者評価委員会議事録

2015.6.12
学校関係者評価委員会
1.日時:2015 年 6 月 12 日
議事録
13:00~15:45
2.場所:日産愛媛自動車大学校
多目的ルーム
3.参加者
評価委員:業界団体代表
愛媛県軽自動車協会
専務理事
斎藤
眞一
様
販売会社代表
愛媛日産自動車(株)サービス課長
星加
知伸
様
高等学校代表
松山聖陵高等学校
新田
睦
様
保護者代表
愛媛日野自動車(株)
加藤
隆史
様(13 期 工学科在籍)
卒業生代表
大協車両(株)
社長
藤坂
定生
様(10 期 整備科卒)
愛媛県軽自動車協会
専務理事
斎藤
眞一
様)
学生募集担当欠席のため、事務長
松村
正基が代理出席)
(欠席:業界団体代表
学校関係者:校長
総括
岡
豊
高橋
上級係長
進路課長
潔
高須賀
啓志
学生募集担当
係長
西浦
進一
一級自動車工学科担当
係長
大政
浩行
自動車整備科担当
(欠席:上級係長
高須賀
啓志
4.評価委員会内容
1)校長開会あいさつ
2)メンバー紹介(外部評価委員、学校関係者)
3)学校施設見学
・各実習施設・実習内容・学科授業内容等説明を一級自動車工学科担当:西浦、自動車整備科担当:大
政より外部評価委員に説明。
―議事―
4)定員数確認、各委員の選出
・外部評価委員1名欠席だが、定員数を満たしているため、本委員会は成立していることを確認。
・委員長の立候補は無いため、学校の高橋委員を推薦、全員の賛同により承認された。
・書記係に学校の西浦委員を任命。全員の賛同により承認された。
5)学校関係者評価委員会説明資料(基本情報偏)について説明・議論
□岡校長より以下を説明
・日産校の「理念」「ミッション」「教育方針」
・日産校全体・愛媛校の組織
・日産校の中期計画
・日産校(愛媛校)の実績
意見と受け止め:
(外部)藤坂委員:卒業して 27 年経つが、久しぶりに施設と実習を見学して、昔とは違い実習や教育内
容が時代のニーズに合ったものに変わって来ていると感じた。
(外部)藤坂委員:収支説明で学生寮の収支がマイナスになっているが、例年のことなのか?
(学校)岡校長
:オーナーの意向で寮の利益を重視はしていない。大きな教育の枠の中では、生活指
導などで学生寮は必要だと考えている。
(外部)加藤委員:この学校の特徴として企業と近いのは強みだと感じた。現場の意見や現状が早く教
育に反映できていると思う。
(外部)新田委員:一番驚いたのは、学生に対して、掃除と挨拶ができるということ。進路指導という
立場から自校の生徒には進路先を見るようと指導しているが、自分自身が確認していないこと
を感じた。当校にも自動車科はあるが、専門学校は目的があって授業が成り立っており、非常
に参考になった。
(外部)星加委員:説明の中で退学率が高いのが目立つが、その原因は解っているのか?学生の挨拶が
普段はあまり聞こえてこないが、今日だけの指導をされているのではないか?
(学校)岡校長:目的が明確な学校なので、若干名、進路変更を選択する学生も居る。学校としては来
ていただいた学生には資格取得・就職を手にしてほしいと思い指導をしている。入学後は、車
を好きになってほしいと考え毎年、色々な方策を考えている。
6)2014 年度
自己点検・自己評価報告書について説明・議論
□各基準の点検大項目総括を中心に意見交換を行った。
以下、基準毎の点検大項目総括、それに関しての各委員の意見、学校の受け止め(今後の改善計画)
を記す。
【基準1:教育理念・目的・育成人材像】
・一級工学科の(4年制)の定員を増やしていく構想を展開中である。4年間の学生のモチベーション
を育て上げ従来同様の成果上げていけるよう検討中である。
意見:特になし
【基準2:学校運営】
・時代・環境の変化から、採用、人事、評価等の仕組みの見直しも求められており、順次対応していく。
・教育情報などの公開は、現時点では遅れているが、公開を目指し、改善に努めている。
意見:特になし
【基準3:教育活動】
・学生の社会人としてモチベーションの醸成はまだ十分と言えず、今後の課題である。
・教授力の強化が十分ではなく、今後、さらに教育活動の充実を検討したい。
意見:特になし
(学校:大政委員)先ほど指摘いただいた、学生の挨拶の内容は決して、外部から来校者が来られた時
のみ行っているわけでは無く、学生は授業という枠では実践できる状況であるが、個人が自分の判断で
実践出来かねる部分があり、社会人としての醸成に一層、力入れていきたい。
【基準4:教育成果】
・教員の学生指導力の更なる向上も、行っていく必要がある。
・国家1級整備士については、定員を増やしており、今後、1級課程の学生のモチベーションの醸成が
大きな課題である。
意見:特になし
【基準5:学生支援】
・近年、就職直前の内定辞退、直後の退職が発生しており、就職先の決定時に、後悔しない決心をする
よう再三の働きかけを継続していく。
・近年、メンタル面でのサポートの必要性が言われており、当校としても今後の課題とする。
・施設面では老朽化により、生活の快適化の為の施策が必要になってきている。
意見と受け止め:
(外部:加藤委員)就職してからすぐに辞めてしまう学生は多いのか?また、学校を途中で辞める学生
と就職後すぐに辞める学生とは関係性はあるのか?
(学校:高橋委員)入学して途中でやめる生徒は入学前と入学後の整備士になる勉強やイメージにギャ
ップがあることが多い。就職後は仕事内容のギャップであるため内容は変わってくる。
(外部:加藤委員)そういう入社後間もない離職に関して学校として対策は考えているのか?
(学校:高橋委員)卒業生に関してアンケートは実施している。また受け入れ先企業にもヒアリングを
行い、現在の整備士に求められる内容を授業にフィード・バックするようにしている。
【基準6:教育環境】
・一級工学科以外のインターン・シップは、公的な内容の縛りが無いため、インターン・シップ先によ
り内容に差が出ている。学校として必要な作業の実施を相手先企業に要望していく。
・寮について防災訓練が未実施のため、検討している。(入学後の一回のみ実施)
意見と受け止め:
(外部:藤坂委員)インターン・シップは全学生が行くのか?
(学校:高橋委員)一級工学科の4年生は指定基準でカリキュラム上義務付けされているので全員実施
している。遠方の学生は、愛媛日産に受入れをお願いし、実施している。自動車整備科は、内定先企
業の受入れが任意になるが、毎年ほぼ全員が実施できている。
(外部:藤坂委員)就職先の内定はいつごろ決まるのか?
(学校:高橋委員)就職試験は早いところで 11 月より実施され、1 年生の終わりには 7~8 割は決定して
いる。
【基準7:学生の募集と受入れ】
・背景には自動車整備士を目指す学生が、減少の一途をたどっていることである。これに対し、14 年度
に入り、国交省、メーカーを含め、対応の動きを見せ始めており、当校もこれに呼応して環境の改善
にも努めたい。
意見:特になし
【基準8:財務】
・今後、施設の老朽化に伴う改修費用が増加すること、募集環境がさらに厳しくなっていくことも予想
される中、募集目標の達成、経費の有効活用が財務の健全を維持するために、いっそう重要な要素と
なってくる。
意見:特になし
【基準9:法令等の尊守】
・学生の法令順守という意味では、近年社会問題にもなっている車両の違法改造、道交法の順守につい
て、一層の啓発を図っていく必要がある。
・ネット社会の現在では、ツイッターなどで校内から容易に情報が流出しやすい環境にあり、学生の啓
発に力を入れる必要がある。
・自己点検、自己評価の公開については関係者評価も併せて実施し、HP での公開をしたい。
意見:特になし
【基準10:社会貢献】
・地元企業、関係団体の要望には全面的に協力を行っている。
・ボランティア活動は日々の校外清掃等を行っている。
意見:特になし
―総合意見と受け止め―
(外部:藤坂委員)日産5校の中で入学金等の学生側負担のコストは、地域によって差があるのか?
(学校:松村委員)愛媛校は他の学校に比べ、低い設定をしている。都会に行くと物価の差もありその
分学費も高くなる傾向がある。
(外部:藤坂委員)学校の入学に関して、日産5校の中でエリア分けはされているのか?
(学校:松村委員)学生募集に関しては5校間で、ある程度のエリア分けはしているが、学生の希望に
よる入学は自由にできる。
(外部:藤坂委員)日産の資格試験で車体整備士、塗装士の設定が愛知校と京都校にしか無い理由は?
(学校:松村委員)愛知校と京都校には、1年制の車体専攻科があり、愛媛校からも学生の要望があれ
ば、自動車整備科卒業後に京都の車体専攻科に進学する学生も居る。
7)校長閉会のあいさつ
以上