看護の実践

授業科目名 : 看護の実践
教育目標との関連: ○該当する ◎特に該当する
単位/時間 : 1単位/30時間
1.人間愛を深
め、生命の尊厳
と人間性の尊重
を基調とし、調
和の取れた社会
人としての成長
をめざす
2.看護に関
する理論およ
び技術を学
び、看護実践
の基礎的能力
を身につける
3.主体的に
学習を継続
し、問題意識
を持って探求
する姿勢を身
につける
○
◎
○
対象/開講 : 14KF/前期
担当教員
: 蔵本 文乃、久保 典子
岩屋 裕美、端山 淳子
4.保健医療
福祉における
看護の機能と
社会的役割を
認識する
5.保健医療
福祉のなかで
生じる問題を
理解し、倫理
的道徳的に対
処する能力を
身につける
6.関連諸科
学を統合して
人間理解を深
め、看護観の
確立をめざす
Ⅰ 授業概要:
看護の過程は、看護問題を見出すまでのプロセス、計画を立案するプロセス、実施し評価・修正するプロセ
スの3つに大きく分けられる。ここでは、その後半にあたる計画立案、実施、評価について学ぶ。アセスメン
トし看護問題を見出した次におこなうことは、そのアセスメントを生かして計画を立て実施することである。
看護のさまざまな方法・技術を用いて問題の解決を図ることが必要であり、文献・資料を幅広く集め活用する
ことが求められる。また、看護はアートであると言われるように状況をふまえ、対象の個別性にあわせた実施
の工夫が必要である。そこから、個別性とは何か、その人にあった看護を実施するにはどうしたらよいかを考
える。さらに、より良い実践のためには、評価は欠くことができない。評価はどのように行い、どう実践に生
かすのかについても重要な学習ポイントである。
Ⅱ 学習の到達目標:
1.看護計画立案、実施、評価の意義がわかる。
2.「その人にあった看護」を行うために、アセスメントを活かした計画、実施、評価・修正の進め方がわ
かる。
3.継続的なアセスメントの必要性がわかり、行動化できる。
Ⅲ 成績評価の方法:
定期試験40%
ノート・課題提出など40%
出席状況および演習への取り組み20%
(定期試験及び事例を用いた看護過程展開関連の課題は、共に6割以上の点数を取ることが必須)
Ⅳ 準備学習等(予習、復習、留意事項):
問題解決のための看護の方法について、文献をよく調べ活用すること。その上で、一般的方法の活用にとど
まらず、その人にあった看護、個別性に応じた看護を行うにはどうしたら良いか、を良く考え自分なりの方法
をつかむこと。
Ⅴ 教科書:
1.授業中に配られるプリントをファイルし『MY TEXTBOOK』として活用する。
2.有田清子『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学2 第15版』医学書院、2011.
3.飯野京子他『系統看護学講座 専門分野Ⅱ 成人看護学4 血液・造血器 第13版』医学書院、2011.
Ⅵ 参考文献、その他の教材:
1.松木光子編『看護診断・実践・評価の実際-看護実践の系統的アプローチ-』南江堂、2004.
2.アルファロ・ルフィーバー著江本愛子監訳『基本から学ぶ看護過程と看護診断 第7版』医学書院、
2012.
3.NANDAインターナショナル著、日本看護診断学会監訳『NANDA-I看護診断 定義と分類2012-2014』医学書院、2012.
その他、講義中に適宜紹介する
Ⅶ その他:
課題は大変だと思いますが、看護師として臨床の場面に立つとき「その人に合った(必要な)看護」が実践
できるように、その先にいる対象のことを考えながら取り組んで欲しいと思います。
-8-
看護の実践
Ⅷ 学習内容と配分:
授業
形態
(教室)
担当
教員
講義
蔵本
4/16 木 3 4 焦点アセスメント(問題の妥当性の確認)
講義
蔵本
3
計画立案(1)
4/23 木 3 4 ・患者目標
講義
蔵本
4
計画立案(2)
4/30 木 3 4 ・具体策立案 ①観察計画 ②直接ケア計画 ③指導計画
講義
蔵本
5
5/7
講義
蔵本
6
5/14 木 3 4
回 月日
曜 時限
日 Ⅰ Ⅱ
1
4/9
看護アセスメントⅡの授業内容の復習
木 3 4 ・データベースアセスメント・関連図・看護問題の明確化(看護診断)
2
提出物
看護過程展開用紙
*情報・アセスメント・問題点まで
演習
提出物
看護過程展開用紙
*問題の確定までの追加・修正
気づき①焦点アセスメント
演習
看護過程展開用紙
・患者目標設定
提出物
看護過程展開用紙
*患者目標まで
演習
看護過程展開用紙
・患者目標発表
4
・患者目標修正
・具体策立案
提出物
看護過程展開用紙
*具体策まで
気づき②患者目標
演習
看護過程展開用紙
4 ・具体策発表
・具体策追加修正
提出物
看護過程展開用紙
*具体策追加・修正
8
5/28 木 3 4
木 3
看護過程展開用紙
・焦点アセスメント
看護過程展開用紙
4 ・焦点アセスメント発表
・焦点アセスメント修正
5/21 木 3
6/4
演習項目
木 3 4 実施およびその記録と評価・修正
7
9
内 容
蔵本
10 6/11 木 3
演習
久保
岩屋
11 6/18 木 3 4 ・具体策実施準備
提出物
必要物品等の提出
3,
12 6/25 木
4 具体策の実施
8グループ×2部屋
・
VTRによる振り返り
3,
13
6/26 金
4
提出物
看護過程展開用紙
*実施記録と評価
*具体策追加・修正
気づき③具体策
14
15
7/2
7/9
木 3
看護過程展開用紙
4 ・実施記録と評価・修正発表
・実施記録と評価・修正追加修正
木 3 4 まとめ
-9-
演習
演習
第3・4実習室
提出物
看護過程展開用紙
*実施記録・評価
*具体策追加・修正の修正
気づき④実施記録評価修正
演習
提出物
看護過程展開用紙
最終レポート
自己評価表
演習
端山