しら せき ゆ ティーチャーズガイド かつ やく ワークシート付 石油連盟 監修:全国小学校社会科研究協議会 石油を未来につなぐために、 環境・国際理解・キャリアの視点で 石油と社会、 わたしたちとのかかわりについて理解を深め、 自分の考えを表現するプログラムをご提供します。 プログラムの特長 すぐに授業でご活用 いただける教材の提供 多様なテーマの設定 自分の考えを表現する 活動を組み込んだ プログラム 本プログラムでは、授業を効果的に 石油と社会とのかかわりについて 石油と社会、わたしたちのかかわり 実施いただくための指導案、ワーク シートに加え、わたしたちのくらしに 欠かせない石油のさま ざまな情報を盛り込 んだテキストブックも ご提供しています。 「 環 境( 持 続 可 能 な 社 会 )」 「国際 理解」 「キャリア」の3つのテーマから 学習することが可能です。 実施学年や学習のねらいに合わせて 選択してください。 について理解するだけではなく、学ん だことをもとに自分の考えを表現 するための活動をプログラムの中 に組み込んでいます。 プログラムのねらい ○対象:小学校4年生∼6年生 ○授業時間:45分×3時限 ・石油とわたしたちの生活のかかわりに興味をもつ。 ・石油と社会のかかわりを理解する。 自分にできることを考える。 環境(持続可能な社会):石油を未来につなげるための製油所の取組みを知り、 国際理解 :石油を通して、 わたしたちのくらしがいろいろな国と関わり合っていることを理解する。 キャリア :わたしたちに石油を届けるためにさまざまな人が役割を担っていることを知り、自らの担う役割を 通して、責任をもってやりとげるためにできることを考える。 ・石油を未来につなぐためにできることについて自分の考えをもち、表現する。 教材一覧 ティーチャーズガイド (指導案) ※本冊子です 1 ワークシート ※ティーチャーズガイド内の児童用ワークシートページを コピーしてご活用ください テキストブック プログラムの構成 3つのテーマから1つを選択して、石油と社会とわたしたちのかかわりについて学び、生活になくてはならない 石油を未来につないでいくために、 自分にできることを考え、表現します。 共通 1 時 限 石油への興味関心 を高める わたしたちのくらしは石油とどのようにかかわっているのだろう? わたしたちのくらしと石油とのかかわり P.3∼4 【関連教科】⃝4年生社会科「住みよいくらしをつくる」/⃝総合的な学習の時間 選択 石油と社会はどのようにかかわっているのだろう? 環境 1 時 限 国際理解 キャリア 未来に向けて 石油がつなぐ わたしたちのくらしと世界 わたしたちのくらしを 支える仕事 P.5∼6 P.7∼8 P.9∼10 (持続可能な社会) 石油と社会の かかわりを 理解する 【関連教科】 ⃝ 4年生社会科 「住みよいくらしをつくる」 ⃝総合的な学習の時間 ※テーマを1つ 選択してください 共通 1 時 限 自分の考えを 表現する 【関連教科】 【関連教科】 ⃝5年生社会科 ⃝5年生社会科 「わたしたちの生活と工業生産」 「わたしたちの生活と工業生産」 ⃝総合的な学習の時間 ⃝総合的な学習の時間 石油を未来につなぐために大切なことはなんだろう? 伝えたいことを表現しよう P.15∼17 【関連教科】⃝4年生∼6年生国語科 /⃝総合的な学習の時間 授業で児童が書いた作文は作文コンクールにご応募いただけます 地球 夢 未来 石油の作文コンクール 石油の大切さや石油と社会・生活とのかかわりについて、 子どもたちの意見や考えを表現した作文を募集しています。 小学校4年生∼6年生(海外に設置されている日本人学校の児童を含みます) 募集対象 教材を活用して授業を実施いただいていない場合でも、 作文コンクールにはご応募いただけます。 石油にかかわりのあるものなら、作文のテーマは自由です。 テーマ くらしやものづくり、地球・夢・未来と石油のかかわりなどについて、身近な体験や見学・調べ学習など をもとに、感じたことや考えたことを作文にまとめてください。 作文コンクールの詳細はP.18でも紹介しています 2 1 わたしたちのくらしと石油とのかかわり 導 入 関連教科 小学校4年生社会科「住みよいくらしをつくる」/総合的な学習の時間 本授業のねらい ・わたしたちの生活と石油のかかわりや石油の働きを知り、石油への興味関心を高める。 ・食事と石油のかかわりを知り、石油はわたしたちが生きていくためになくてはならないもので あることを知る。 ・石油とのかかわり方について自分で考え、表現する。 テキストブック 関連ページ P.3∼ 5 時 間 導 入 5分 授 業 内 容 ■今日のめあての確認 ・ 『調べてみよう石油の活躍』テキストブックを参考に、 自分たちの生活をふりかえりながら、 石油とわたしたちのくらしのかかわりについて考えていくことを伝える。 ①わたしたちのくらしの中で、石油はどのように使われているのだろう? ・石油はわたしたちの生活のどんなところに使われていると思うか問いかける。 ・石油には「動かす力」 「あたためる力」 「原料」の3つの働きがあることを伝える。 展開① 15分 ・ワークシート①のイラストで石油が使われているものを選ばせ、3つのうちどの働きが あてはまるかを考え、ワークシート①に記入させる。 ・以下のポイントを確認する。 石油はくらしの中でさまざまなものに使われている。 ②わたしたちが食事をするまでに、石油はどのように使われているのだろう? ・魚を食べる場合を例に、どのような流れで食材がわたしたちの手元に届くのかを確認する。 ・それぞれの段階で、石油の働きのうちどれが当てはまるのか、石油が何の目的で使われ 展開② 15分 備 考 ているのかを考えさせ、ワークシート②に記入させる。 ・以下のポイントを確認する。 わたしたちが食事をするまでに、見えないところでもさまざまな 形で、たくさんの石油が使われている。 テキストブック P.3 ∼ 4 ワークシート① 記入 教室にあるもので石油から で きているものを探 させ、 身 近なものの 多くが石油 製品であることを確認させ てもよい。 テキストブック P.5 ワークシート② 記入 魚以外の食材でも、育てた り加工したりするために、 石油を使っていることを伝 えるとよい。 ③わたしたちのくらしと石油とのかかわりをまとめよう ・授業を受けて、わたしたちのくらしと石油のかかわりについて、考えたことや気づいたこと をワークシート③に記入させる。 まとめ 10分 ■まとめ ・授業のまとめとして、石油はわたしたちの生活と深く関わっていることをおさえる。 石油はわたしたちの生活と深く関わっている。 3 ワークシート③ 記入 ワークシート 解答例 ※ワークシートはP.11にあります しら せき ゆ か つや く ● 「調べてみよう石油の活躍」 ワークシート トラックを 動かす力 飛行機を 動かす力 回答例 合 成 洗 剤 の 原 料 、石 油 スト ーブ を あ た た め る 力 、 お菓子の袋の原料、ペットボトルの原料、サッカーボールの原料、 服 (化 学 繊 維 ) の原 料 、タイヤの原 料 、電 化 製 品の 部 品の原 料 、 ソファーの原料 など 動かす力 原料 あたためる力 トラックを 動かす 包装容器に なる 食材を煮る 焼く ・石油はわたしたちの生活と深く関わっている ・石油がなければ、わたしたちは生活することができない など 11 4 環 境 2 未来に向けて (持続可能な社会) 関連教科 小学校4年生社会科「住みよいくらしをつくる」/総合的な学習の時間 本授業のねらい ・石油は限りある資源であることを知り、未来のことを考えた取組みの必要性を理解する。 ・石油を使い続けるために、自分たちにできることがあることに気づき、それを具体的に考え実践しよう とする意欲を育む。 テキストブック 関連ページ P.7∼ 8、P.13∼14、P.21∼ 24、P.26 時 間 導 入 2分 授 業 内 容 備 考 ■今日のめあての確認 ・わたしたちの生活に欠かせない石油を使い続けていくために、わたしたちにできることに ついて考えていくことを伝える。 ①石油はずっと使い続けることができるのだろうか? ・石油は何からできていると思うか問いかける。 ・石油は生き物の死骸が長い時間をかけて変化したもので、わたしたちがつくりだすこと ができるものではないことを確認する。 展開① 10分 ・石油はずっと使い続けることができるものであると思うか予想させ、考えたこととその ように考えた理由をワークシート①に記入させる。 ・技術の進歩により、たくさんの石油が採れるようになったことを伝え、以下のポイント テキストブック P.7 ∼ 8 ワークシート① 記入 をおさえる。 石油を採ることのできる年数は伸びているものの、 石油は、限りなくあるわけではない。 ②石油を使い続けることができるように、どんな取組みをしているのだろう? ・石油は製油所でつくられていることを確認する。 ・製油所では、石油をつくるときに安全や環境のことを考えてさまざまな工夫をしている ことを伝え、テキストブックを使ってどんな工夫をしているのか調べることを伝える。 ・グループごとに担当する工夫を割り当て、テキストブックP.21∼24を使って調べさせる。 ・調べたことをクラスで共有し、石油をつくったり使ったりするときに、環境に良くない 展開② 30分 影響が出たり、危険なことが起こらないようにさまざまな工夫をしていることをおさえる。 ・以下のポイントを確認する。 製油所では、石油を使い続けてもらうために、安全と環境のことを 考えて、石油製品をつくっている。 ③石油を未来につなぐために大切なことはなんだろう? ・石油を使い続けていくために、わたしたちにできることについて考えさせる。 ・考えたことをクラス全体で共有する。 テキストブック P.13∼14 テキストブック P.21∼ 24 ワークシート② 記入 今の利便性だけを考えるの ではなく、これからも使い続 けていくことができる方法を 考えるという「持続可能性」 の考え方にふれる。 テキストブック P.26 自分にできることについて 考える際には、継続してい くことが大 切であること、 無理や我慢をしても続けら れないことを伝えるとよい。 ワークシート③ 記入 まとめ 3分 5 ■まとめ ・石油を未来につなぐために、自分にできることを見つけて取り組むことが大切であること を伝える。 ワークシート 解答例 ※ワークシートはP.12にあります しら せき ゆ か つや く かんきょう ●「調べてみよう石油の活躍」ワークシート 環境 (持続可能な社会) じ ぞくか のう しゃかい ・使うことはできない ・人間がつくり出せるものではないから ・採ることのできる量が限られているから ・石油が海に流れ出すことがないように、 タンカーの形を工夫している ・石油をつくる時に、汚れた排気ガスや排水 を出さないようにしている ・海に石油が流れ出したときに、石油が広 ・製油所の中に木を植えている がらないように、消防艇やオイルフェンス ・環境に悪い材料を使わない石油製品をつ を準備している くっている ・火災に備えて、消防訓練をしたり、製 油 ・植物由来の地球にやさしいバイオ燃料をつ 所の中に消 防 隊を配 置したり くっている している など ・タンクから石油が漏れ出したときのために、 タンクを塀で囲んでいる など ・ペットボトルをリサイクルする ・ものを大切に使う ・石油は必要なところだけ使って、石油を長く使えるようにする 6 3 石油がつなぐわたしたちのくらしと世界 国際理解 関連教科 小学校5年生社会科「わたしたちの生活と工業生産」/総合的な学習の時間 本授業のねらい ・石油の輸入割合を通して、日本はくらしに必要な石油のほとんどを外国に頼っていることを知る。 ・石油を通して、わたしたちのくらしがいろいろな国と関わり合っていることを理解する。 テキストブック 関連ページ P.3∼ 5、P.8、P.11∼12 時 間 導入 2分 授業 内 容 ■ 今日のめあての確認 ・石油を通して、わたしたちはいろいろな国と関わっていることについて学ぶことを伝える。 ①石油がなくなったら、わたしたちのくらしはどうなるだろう? 展開① 6分 備 考 ・導入の授業をふりかえり、石油がなくなると生活にどんな困ったことが起こるか問いかけ、 考えさせる。 ・石油がわたしたちのくらしに欠かせないことをおさえる。 テキストブック P.3 ∼ 5 ワークシート① 記入 ②日本で使う石油は、どこから手に入れているのだろう? ・日本で採れる割合と外国から輸入する割合を予想させ、ワークシート②の左のグラフ に記入させる。 ・テキストブックで実際の輸入割合を確認し、自分の予想した値との違いを確認させて、 ワークシート②の右のグラフに記入させる。 ・以下のポイントを確認する。 テキストブック P.11 ワークシート② 記入 わたしたちは生活に必要な石油のほとんどを外国から輸入している。 ③なぜ、日本はほとんどの石油を外国から輸入しているのだろう? ・ワークシート③の地図とグラフを見て、なぜ日本は外国からたくさんの石油を輸入して 展開② 27分 いるのかを考えさせる。 ・何人かの児童に考えたことを発表させ、クラスで共有する。 テキストブック P.8 ワークシート③ 記入 ・以下のポイントを確認する。 日本では石油がほとんど採れないため、たくさん採れる国に頼っている。 ④日本に石油が届くまでに、どんな国が関わっているのだろう? ・テキストブックP.12の地図を見て、どんな国が関わっているのか確認する。 ・テキストブックP.12を読ませ、石油を採って輸出する以外にどんなかかわり方があるか、考えさせる。 テキストブック P.12 ・以下のポイントをおさえる。 わたしたちのくらしに必要な石油は、産油国だけではなく 石油タンカーの安全な航行に協力する国も関わっている。 ■まとめ まとめ 10分 ・教科書で日本の輸出入品目をふりかえり、石油のようにほかの国から輸入する製品はわたし たちの生活を支え、日本が輸出する製品は外国の人たちの生活を支えていることをおさえる。 ・わたしたちの世界は、自分の得意なことをいかしてお互いのくらしを支え合っていること を伝える。 ・今日の授業のふりかえりを書かせる。 7 ワークシート④ 記入 テキストP.11のコラムから 発展させて、 サウジアラビア の販売自動車数に占める日 本の割合を伝えてもよい。 ワークシート⑤ 記入 ワークシート 解答例 ※ワークシートはP.13にあります しら せき ゆ か つや く こく さい り かい ●「調べてみよう石油の活躍」ワークシート 国際理解 ・車が動かない(荷物なども運べず、届けられない) ・発電所が動かなくなって、電気がつくれない ・テレビやエアコンなどの部品がつくれなくなり、生活に必要な 電化製品もつくれない など 0.3 99.7 ・日本では石油が採れないから ・日本で採れる以上に、生活にたくさんの石油が必要だから など サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、イラン、オマーン、マレーシア、シンガポール、インドネシア 石油タンカーが安全に通れるように協力する 8 4 わたしたちのくらしを支える仕事 キャリア 関連教科 小学校5年生社会科「わたしたちの生活と工業生産」/総合的な学習の時間 本授業のねらい ・わたしたちの生活を支える仕事や役割に興味をもつ。 ・わたしたちに石油を届けるためにさまざまな人が役割を担っていることを知り、自らの担う役割を通して、 責任をもってやりとげるためにできることを考える。 テキストブック 関連ページ P.17∼18 時 間 導入 3分 授業 内 容 備 考 ■ 今日のめあての確認 ・わたしたちが生活していくために欠かせない石油を届けるために、どのような人たち が関わっているのかを知ることを通して、役割を担ううえでのやりがいや意思について 考えることを伝える。 ①石油を届けるために、どんな人たちが関わっているのだろう? ・石油はどんな流れでわたしたちの手元に届くと思うか、問いかける。 ・ワークシートを使って、石油をわたしたちの手元に安定的に届けるという目的のために、 展開① 15分 たくさんの人が関わっていることを確認し、石油が届くまでの流れを考え、表中の石油の リレーの空欄に記入させる。 ・テキストブックP.17∼18を使って、わたしたちの手元に石油が届くまでの流れを確認する。 ・以下のポイントをおさえる。 石油を安定的に届け、わたしたちの生活を支えるために、 見えないところでたくさんの人が大切な役割を担っている。 ②石油をわたしたちに届けることに関わる人は、どんな工夫をしているのだろう? ・ワークシートの「石油を届けるための工夫」の欄を読ませ、以下のポイントを確認する。 石油を安定的に届けるという共通の目的のために、 それぞれの立場でできることを行っている。 展開② 25分 この問いかけでは、正解を 引き出そうとするのではな く、石油が手元に届くまで の流れや石油に携わる人に 興味をもたせることを目的 とする。 テキストブック P.17∼18 ワークシート① 記入 「石油製品をつくる・ためる」 「みんなに届ける」ことに関 わっている人の工夫に注目さ せ、 「石油を届ける」という目 的のために、それぞれの立場 でできる工夫を行っているこ とをおさえるとよい。 ワークシート② 確認 ③ 役割を果たすために、 わたしたちはどんなことをしているのだろう? ・わたしたちも学校生活の中でさまざまな役割を担っていることを伝え、学校の委員会 活動を例に、自分の担っている役割について確認する。 ・全校児童が楽しく気持ちよく学校生活を送ることができるようにする、という目的が あって、それぞれの委員が仕事をしていることを確認する。 ・自分が仕事をするときに、どんなことがやる気につながっているのか、どんなことをがん ばっているのかをワークシート③に記入させる。 ワークシート③ 記入 学校の係活動や校内行事 の際の役割分担などを例に してもよい。 ■まとめ まとめ 2分 ・わたしたちの手元に石油を安定的に届けるために、見えないところでたくさんの人が働い ていたことを確認する。 ・仕事にやりがいや意思をもつことが、目的を達成することや仕事の責任を果たすことに つながっていることを伝える。 9 時間があれば、自分たちは 石 油 を 使う立 場 (役 割) と して、どんな意思をもつべ きか考えさせる。 ワークシート 解答例 ※ワークシートはP.14にあります 外国から運ぶ しら せき ゆ か つや く 石油製品を つくる・ためる ● 「調べてみよう石油の活躍」ワークシート 原油タンクに 入れる・ためる キャリア 石油製品を運ぶ みんなに届ける みんながたくさん給食に興味をもってたくさん食べてくれるように、 給食委員会 給食終了後に残食チェックをするが、残食が少ないとうれしいので ポスターをつくって給食のメニューや使っている食材の紹介をしている。 など これからもがんばろうと思う。残食が多いときは、どうしたらこの残食を 減らせるのかを考えるとやる気が出てくる。 10 しら せき ゆ か つや く ●「調べてみよう石油の活躍」ワークシート せき 1 ゆ わたしたちのくらしと石油とのかかわり 年 組 番・名前 なか せき ゆ つか ①わたしたちのくらしの中で、石油はどのように使われているのだろう? した はたら さん こう え なか せき ゆ つか えら テキストブック はたら か ■下の3つの働きを参考にして、絵の中から石油が使われているものを選びその働きを書こう。 せき ゆ P.3 ∼ 4 はたら 石油の3つの働き ちから うご 動かす力 も いきおいよく燃やしたときに はつ ちから の もの うご ばく発する力で乗り物を動かす ちから あたためる力 も くう き 燃やすことで空気をあたためる りょう げん 原 料 か こう せいひん ざいりょう 加工して製品の材料にする れい じ どう しゃ うご ちから 例)自動車を動かす力 しょく じ せき ゆ つか ②わたしたちが食事をするまでに、石油はどのように使われているのだろう? さかな た テキストブック ば あい ■魚を食べる場合 はこ う 運ぶ 売る トラック プラスチックトレイ ちょう り 調理する せき 石油を使う物 とる ゆ つか もの ぎょ せん 漁船 せき 石油の働き うご ちから 動かす力 ゆ はたら ふね うご 船を動かす せき ゆ ③ わたしたちのくらしと石油とのかかわりをまとめよう。 11 P.5 ガスコンロ しら せき ゆ か つや く かんきょう ●「調べてみよう石油の活躍」ワークシート 環境 (持続可能な社会) み らい 2 じ ぞくか のう しゃかい む 未 来 に向けて 年 組 番・名前 せき ゆ つか テキストブック つづ ①石油はずっと使い続けることができるのだろうか? せき ゆ つか P.7 ∼ 8 つづ 〈石油はずっと使い続けることができるのだろうか?〉 かんが り ゆう 〈そのように考えた理由〉 せき ゆ せき ゆ つか つづ ②石油を使い続けることができるように、 せい ゆ しょ テキストブック とり く 石油をつくる製油所ではどんな取組みをしているのだろう? あん ぜん かんが く ふう 安全のことを考えた工夫 せき ゆ み らい たい せつ かん きょう テキストブック P.13 ∼ 14 かんが く P.21∼ 24 ふう 環境のことを考えた工夫 ③ 石油を未来につなぐために大切なことはなんだろう? テキストブック P.26 12 しら せき ゆ こく さい り かい か つや く ●「調べてみよう石油の活躍」ワークシート 国際理解 せき 3 ゆ せ かい 石油がつなぐわたしたちのくらしと世界 年 組 番・名前 せき ゆ こま お テキストブック ① 石油がなくなると、わたしたちのくらしにどんな困ったことが起こるだろう? に ほん つか P.3 ∼ 5 テキストブック せき ゆ て い ② 日本で使う石油は、どこから手に入れているのだろう? 100 0 (%) よ そう P.11 100 0 (%) じっさい わり あい ■ 実際の割合を しら か 調べて書こう か ■ 予想して書こう に ほん と 日本で採れる 20 80 やく 約 に ほん と 日本で採れる 20 80 やく 約 % がい こく ゆ にゅう がい こく 外国から輸入する やく 約 40 60 50 に ほん がい こく せき ゆ 外国から輸入する % やく 約 40 60 50 ゆ にゅう せき ゆ わり あい ねんまつ せき ゆ まいぞうりょう ▼地図:世界の石油のあるところと割合(2013年末:石油埋蔵量) % テキストブック ③なぜ、日本は外国から石油を輸入しているのだろう? ち ず せ かい % ゆ にゅう P.8 せき ゆ と りょう ▼グラフ:石油の採れる量 ねん げん ゆせいさんりょう (2013年:原油生産量) せい おう とうおう 東欧・ロシア 7.3% 西欧 0.7% せいおう に ほん ちゅうとう アフリカ 7.7% 中東 48.5% 日本 0% アジア・大洋州 10.0% ほくべい 北米 12.5% たいようしゅう アジア・大洋州 2.8% アフリカ 10.8% 中南米 12.5% ちゅうなんべい ず ちゅう とう ちゅうなんべい 中南米 20.5% ち 西欧 3.7% たい よう しゅう せ かい ごうけい 世界合計 やく おく まん 約43億4,875万㎘ (100%) とう おう 東欧・ロシア 北米 14.4% 18.0% ほく べい に ほん せき ゆ くに かか ④中東から日本に石油がとどくまでに、どんな国が関わっているのだろう? ち ず み かか くに か ■テキストP.12の地図を見て、 関わっている国を書こう。 じょうき くに せき ゆ と ゆ しゅつ い がい しゅっ てん し 【出典:OGJ誌】 【出典 み かんが か ■ 地図とグラフを見て、 考えたことを書こう。 ちゅうとう 中東 3 30.6% かた よ テキストブック P.12 か ■上記の国は、石油を採って輸出する以外に、どのようなかかわり方があるだろう?テキストを読んでわかったことを書こう。 き ⑤ ①∼④をふりかえり、気づいたことをまとめよう。 13 4 しら かか 石油のリレー せき ゆ こうわん はたら ひと かん し せき ゆ か つや く せき ゆ テキストブック P.17∼ 18 き かい とど せき ゆせい ひん ひん しつ がい こく いじょう 外 国 から届 いた げん ゆ 原 油や、つくった 役割 やく わり せき ゆ せい ひん に だい とう ゆ はい たつ 灯 油 を 配 達 する ひと 人 はこ ちょくせつきゅうゆ とう ゆ おお つか さむ タンクローリーの うん てんしゅ 運転手 はこ せき ゆ せいひん 内 航 タン カ ー の せんいん 船員 つ こ ちゅうけい き せき ゆ せい ひん ふね せい ゆ しょ 製油所でつくった 石油 製品を船に 石油製品を荷台の 灯油を多く使う寒 つ こ ち いき かく か タンクに積み込み、 い地域では、各家 てい とう ゆ まちのガソリンス 庭の灯油タンクま ない こう 年 組 番・名前 ●「調べてみよう石油の活躍」 ワークシート キャリア ささ し ごと ひと わたしたちのくらしを支える仕事 せき ゆ とど せき ゆ とど かか ひと く ふう ①わたしたちに石油を届けるために、どんな人たちが関わっているのだろう? がい こう せき じゅう ゆ はい たつ 重 油 を 配 達 する ひと 人 か じゅう ゆ ビニールハウスな だん ぼう つか のう ど 暖 房 を 使う農 家 の 重 油 タンク はこ ちょくせつきゅう まで運び、直接給 ゆ 油する 仕事 し ごと ひつよう ひと で運び、直接給油 する 積み込み、中継基 ち はこ 地へ運ぶ ば しょ タンドなどに運ぶ 石油 製品に異常 けん さ が ないかを検 査 する ゆ そうちゅう つ せき ゆ はこ じゅんばん ちゅうけいき かく ち ある制御室で、石 ゆ そう ち 油をつくる装置を かん り 動かし、管理する うご こうりつ せき ゆ せいひん 必要としている人や ば しょ とど 場所にすぐに届ける ことが できるよう、 り よう しゃ 利 用 者とコミュニ ケーションをとる ひんしつ まも 品質を守るために、 各地にある中 継 基 しゅるい ち はや かくじつ とど い ろ い ろ な 種 類 地に早く確実に届け けん さ の検査をする ることができるよ どんな 場 所で も はい たつ 配 達 する こと が はいたつ できるように、 配達 くるま する車やホースに く ふう 工夫をする まも 輸送中や積みおろ ちゅう じ こ お し中に事故が起き つね き ないよう、常に決 て じゅん められ た手 順を 守る う、運ぶ順番やルー けんとう トを検討する 効率よく石油製品 をつくることがで そう ち きるよう、装置の じょうたい 状 態 を チ ェッ ク する せい ぎょしつ 石油製品の品質を けん さ ひと 検査する人 ②石油をわたしたちに届けることに関わる人は、どんな工夫をしているのだろう? げん ゆ と さい くつ 原油を採る げん ゆ 港湾で働く人 石油をつくる機械 かん り ひと を管理する人 ゆ しょ せい ゆ しょ ぜん たい かん ふね せい げん ゆ いじょう ふね せき にんしゃ タンクを監視する ひと 人 げん ゆ 外 航 タン カ ー の せんちょう 船長 じ めん ほ 原 油 を 採 掘 する ひと 人 せん いん 製 油所 全体を管 り 理するシステムの 原油タンクに異常 がないかをひとつ げん ゆ み まわ 船の責任者として、 船 と 製 油 所 に あ こう かい ぜん ぱん し き げん ゆ 航 海全 般の指 揮 る原 油 タンクを をとり、 たくさんの とお かん り 地面を掘り、原油 す あ を吸い上げるドリ つ ルの付いたパイプ ホースでつなぎ、 ひとつ見て回る はこ げん ゆ 運 んで きた 原 油 い をタンクに入れる いじょう はっけん 船 員 たち を 管 理 する あん ぜん かんきょう を通して、原油を ちじょう ほ だ 地上に掘り出す し ごと 安全や環境のこと かんが げん ゆ を 考 えて 原 油 が うみ で 海 にも れ 出 ない き くば ように気を配る じ こ お みんなが仕事 を しやすいように、 せん いん よう す き 船員の様 子に気 くば を配る すぐに異常を発見 まいにち できるように、毎日 み まわ 見回りをする 事故が起きたり、 げん ゆ 原油がもれたりし しんちょう ないように、慎重 にパイプをセット する の工夫 石油を届けるため く ふう とど やく わり は やく わり じ ぶん <自分ががんばっていること> ③役割を果たすために、わたしたちはどんなことをしているのだろう? じ ぶん にな 自分が担っている役割 き <やる気のもとになっていること> 14 表現 5 伝えたいことを表現しよう (作文) 関連教科 小学校4年生∼6年生国語科 /総合的な学習の時間 本授業のねらい ・これまで学習したことや自分の感じたことをもとに、石油を未来につなぐために大切なことはどのようなこと だと思うか考え、自分の考えを表現する。 時 間 導入 2分 授業 内 容 備 考 ■ 今日のめあての確認 ・石油を未来につなぐために大切なことについて、自分の考えを作文に書いて表現する ことを伝える。 ①石油を未来につなぐために大切なことはなんだろう? ・石油を未来につなぐために大切なことはどのようなことだと思うか問いかけ、考えたことと ワークシート① 記入 そのように考えた理由をワークシートに記入させ、グループやクラス全体で共有する。 ②作文を組み立てよう(構成・要旨作成) ・作文を書くときに、自分の意見を相手にわかりやすく伝えるための工夫が必要であること 展開① 15分 を伝える。 ・文章を組み立てる前に、作文チェックリストを配付し、作文を書くときに気をつける チェックリスト 確認 ・<はじめ><おわり>に自分の意見を記入させる。 ワークシート② 記入 点を確認させる。 ・<なか>に意見の根拠や理由について記入させる。 時間があれば、グループで 要 旨 を 見せ 合 い 、意 見を 交換させてもよい。 展開② 25分 ③自分の意見を表現しよう(作文作成)※作文用紙配付 ・要旨をもとに作文を書かせる。 ・作文チェックリストを使って、自分の意見を伝えることのできる文章になっているかを確 認させる。 まとめ 3分 チェックリスト 確認 ■まとめ ・自分の意見を伝えるためには、文章を整理し、順序立てて伝えることが大切であること、 石油を未来につなぐためにはひとりひとりが自分の考えをもって行動することが大切であ ることを伝える。 作文のテーマについて これまで学習した内容や、児童の興味関心に合わせて自由に設定してください。 テーマ例 ● 環境(持続可能な社会) 石油を使い続けていくために、自分にできることについて ・限りある資源である石油を使い続けていくために自分にできることや、みんながすべきことについて考えさせる。 ● 国際理解 石油を使い続けていくために、大切な考え方とは ・たくさんの国とかかわり合いながら、石油の輸入を続けるために大切な考え方や、石油を「受け取る側」である日本にできることに ついて考えさせる。 ● キャリア 石油を使い続けていくために、自分にできることについて ・石油を「使う側」であるわたしたちが、石油を使い続けていくために自分にできることや、みんながすべきことについて考えさせる。 わたしたちのくらしを支えるために、大切な役割とは ・石油に携わる人を例に、自分たちの生活を支えるために必要な役割や考え方について考えさせる。 15 しら せき ゆ か つや く ●「調べてみよう石油の活躍」ワークシート 5 つた ひょう げん 伝えたいことを表現しよう 年 組 番・名前 せき ゆ み らい たい せつ ①石油を未来につなぐために大切なことはなんだろう? せき ゆ み らい たい せつ おも <石油を未来につなぐために大切だと思うこと> かんが り ゆう <そのように考えた理由> ぶん くみ た かんが ②文の組立てを考えよう はじめ なか おわり じ ぶん い けん かんが つた り ゆう つた 自分の意見や考えを伝える かんが しら じ ぶん たい けん まじ そのように考えた理由を伝える 調べてわかったことや自分の体験なども交えて説明する じ ぶん い けん かんが つた まとめとして自分の意見や考えを伝える せつ めい 16 さく ぶん 作文チェックリスト さくぶん じ ぶん かんが い けん よ ひと つた たいせつ 作文では自分の考えや意見を読む人にわかるように伝えることが大切です。 さくぶん か まえ つか き てん かくにん 作文を書きはじめる前に、 チェックリストを使って、気をつける点を確認しましょう。 さくぶん か お み さくぶん いち ど よ かえ 作文を書き終えたら、 チェックリストを見ながら作文をもう一度読み返してみましょう。 ねんせい 4年生 ばんごう ねんせい ①∼⑦の番号までをチェックしましょう 5∼6年生 ばんごう ①∼⑩のすべての番号をチェックしましょう こうもく ばんごう 番号 チェック 項目 じ ぶん い けん かんが か ぶんしょう く 文章の組み立て ① <はじめ>に自分の意見や考えを書くことができている。 ② <なか>に自分がそのように考えた理由を書くことができている。 ③ つなぎの言葉を使って、文のまとまりがつながっている。 ④ 一文が短く、 1つの意味になるように書いている。 ⑤ 文章の中で 「、」 や「。」 を使って、 わかりやすい文章をつくることができている。 ⑥ 文章の中で 「です」 「ます」 と 「だ」 「である」の使い方が統一されている。 ⑦ 字の間違いがない。 ⑧ 自分の思ったことや考えたことと、事実や本などの資料に書いてあることを、 ⑨ 意見や考えを裏付けるために、 「なぜなら」 「たとえば」 「もしも」 「だから」を使って ⑩ 読む人が作文に興味をもったり、共感しやすいように、表現を工夫している。 じ ぶん かんが り ゆう か た こと ば いち ぶん みじか ぶんしょう つか い ぶん み か なか つか ぶんしょう か かた 書き方 ひょうげん 表現の工夫 く ふう 17 ぶんしょう なか つか かた とう いつ じ ま ちが じ ぶん おも かんが く べつ じ じつ ほん し りょう か か 区別して書いている。 い けん かんが うら づ つか り ゆう れい つ くわ 理由や例などを付け加えている。 よ ひと さくぶん きょう み きょうかん ひょうげん く ふう 作品大 募 集! 地球 夢 未来 石油の作文コンクール 石油を未来につなげるために、 自分にできること、 自分の意見を発信しよう! 石油を未来につなげるために、 自分にできること、自分の意見を発信しよう! 募集対象 小学校4年生∼6年生(海外に設置されている日本人学校の児童を含みます) 教材を活用して授業を実施いただいていない場合でも、作文コンクールにご応募いただけます 石油にかかわりのあるものなら、作文のテーマは自由です。 くらしやものづくり、地球、夢、未来と石油のかかわりなどについて、身近な体験や見学、 調べ学習などをもとに、感じたこと、考えたことを作文にまとめてください。 テーマ 【例】 「くらしを支える石油の力」 「未来へつづけ!石油のパワー」 「石油と私の未来予想」 「遠い国からやってくる石油」 「実は身近な石油について」 「すがたを変える石油のふしぎ」 ① 原稿用紙(400字詰め)2∼3枚(写真・グラフが入った 場合は4枚まで)。 ② 原則、学校を通じてご応募ください(着払いでも結構 です)。個人で応募される方は石油連盟ウェブサイトを ご覧ください。 応募のきまり ③ 応募作品は返却致しませんので、 ご了承ください。 ④ 受賞作品の中で、数値など誤った理解のものや誤表記は 修正をお願いする場合があります。 ⑤ 作文は未発表で手書きのものに限ります(他のコンクール などに出品したもの、 または他のコンクールの作品を模 したものや教師・保護者の指導が過度とみなされるものは不可)。 ⑥ インターネットや本の記述をそのまま書き写したものは不可です。調べたことをもとに自分で思ったこと、 感じたことを文章にしてください。 募集締切 過去の 入選作品も ご覧いただけ ます! 2015年9月30日(水) 石油 の 作 文コンクールウェブサイト http://paj. gr. jp/life/kids/ 応募要項や応募用紙をダウンロードいただけます。 石油の作文コンクール 検索 18 監修:全国小学校社会科研究協議会 発行:石油連盟 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館 電話 03-5218-2305 (広報室) FAX 03-5218-2321 http://paj.gr.jp/ 発行:2015年6月
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