平成27年度事業計画書 - 社団法人・日本ポストプロダクション協会

平成27年度事業計画書
(平成27年4月1日から平成28年3月31日まで)
1. ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する調査研究事業
(定款第4条第1号関連)
ポストプロダクション(テープ、ディスク、フィルム等に記録された映像及び音を編集
するとともに、数値、文字、音等を付加する事業をいう。)を中心とした映像・音響に関す
る調査研究に資するために以下の事業を行う。
(1)企業実態動向の調査
ポストプロダクションにおける売上動向、設備投資関連、従業員数等の実態動向調査
を実施し、資料の蓄積を行う。アンケート結果については収集、分析を行い、経年変
化のデータを作成して業界の実態動向の把握に努める。
(2)会員社の映像・音響設備の動向調査
隔年実施の会員社における映像・音響設備調査を本年度実施する。その結果について
は本会の会報である『JPPAレポート』で報告する。
(3)ポストプロダクション技術に関する調査研究
ファイルベースメディアによる番組納品、CMファイル送稿、CM字幕設備、「4K」
コンテンツ制作、アニメーションなどの映像手法に関するガイドライン等に関する調
査研究及びメーカー各社に対する技術動向のヒアリングや意見交換会の実施に努める。
(4)新規媒体に関する調査研究
4K・8K映像制作、デジタルシネマ、クローズドキャプション(字幕付きCM)、納
品メディアの動向など新規媒体について調査研究し、その動向を会員社にフィードバ
ックする。
2. ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関するセミナー等の開催事業
(定款第4条第2号関連)
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する技術の向上と産業の振興を図る
ために以下のセミナー開催等の事業を行う。
(1)デジタルVTRのメンテナンス技術の習得を目的とした、
「VTRメンテナンスセミ
ナー」を開催する。
(2)デジタル技術のスキルアップを目的とした「デジタルスキルアップセミナー」を開
催する。
(3)HD信号の測定方法の習得を目的とした「HDTVモニタリングセミナー」を開催
する。
(4)次世代4K・UHD時代に向けファイルメディアに関する技術の習得を目的とした
「ファイルベースワークフローセミナー」を開催する。
(5)オーディオ技術の習得を目的とした、「DAWセミナー」を開催する。
(6)関西支部、九州支部において各種「技術セミナー」を開催する。
3.
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する情報の収集及び提供事業
(定款第4条第3号関連)
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する情報の収集及び提供の推進を図
るために以下の事業を行う。
(1)協会推進事業の内外への周知、最新技術情報の収集と紹介、併せて国内・海外の映
像・音響動向の情報収集と紹介を図るために、会報『JPPAレポート』を発刊する。
(2)協会推進事業の内外への周知を図るために、協会ホームページの維持管理と迅速な
更新を行い、適切な情報発信を行う。
(3)正確で合理的なポストプロダクション技術と知識を普及させるため『ポストプロダ
クション技術用語集(第6版・改訂版)』の作成を進める。
(平成28年12月完成予定)
(4)ポストプロダクションの周辺機器、システム等の開発情報の収集や運用状況の視察
を目的とした、「NAB視察ツアー」を企画・実施する。
4.
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する展示会の開催事業
(定款第4条第4号関連)
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する技術の普及促進を図るために以
下の展示会の開催事業を行う。
九州支部会員社が中心となり、JPPA賛助会員社、国内外の機器メーカー・販売社の
協力を得て、ポストプロダクション向けのハードウェア、システム機器、ソフトコンテン
ツに関する展示会「九州放送機器展2015」
(第12回)を開催し、併せて関連の技術セ
ミナーを実施する。
5.
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関するアウォードの開催事業
(定款第4条第5号関連)
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関するコンテンツ制作技術の推進、人
材育成、技術者の地位向上を図るために以下の催しを実施する。
「第19回JPPAアウォード」の実施と第20回の実施準備を行う。併せて学生技術
部門賞も引続き推進する。
6.
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する映像音響処理技術者資格認定
制度の推進事業
(定款第4条第6号関連)
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する技術の向上、人材育成の一環と
して以下の認定試験事業を行う。
全国の大学生、映像音響技術系専門学校生、社会人等を対象とした「第17回映像音響
処理技術者資格認定試験」を全国39会場で実施すると共に、引続き第18回の実施準備
を行う。
7.
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する内外関係機関との交流及び
協力事業
(定款第4条第7号関連)
ポストプロダクションを中心とした映像・音響に関する内外関係機関との交流及び協力
を図るため以下の活動を行う。
(1)Inter BEE2015 において、日本エレクトロニクスショー協会の協力のもと JPPA DAY
を開催する。
(2) 国内関係機関(日本民間放送連盟、PAS=日本プロフェッショナルオーディオ協
議会、日本映画テレビ技術協会、特定ラジオマイク運用調整機構、全日本シーエム放送
連盟等)及び海外関係機関(NAB=National Association of Broadcasters)との相
互交流及び協力を行う。
8.
その他この法人の目的を達成するために必要な事業
(定款第4条第8号関連)
その他この法人の目的を達成するために以下の事業を行う。
(1)幅広い経営課題について考えるため「経営研究セミナー」を開催する。
(2)営業関連社員等を対象とした「営業実践講座」を開催する。
(3)人材育成を目的とした「インターンシップ」を実施する。
(4)会員社社員による「中堅・若手意見交換会/懇親会」を実施する。
(5)賛助会員学校の学生を対象とした「学生向けセミナー」を開催する。
(6)賛助会員社の若手従業員・内勤者のために、ポストプロダクション業務を理解して
頂くための見学会・説明会を開催する。