讃美歌Ⅱ編 今⽉の聖歌隊讃美歌「神よ、たまえ平和を」 はじめに 日本語で一行 4 小節を歌います。 次に、ラテン語でドナ・ノビス・パーチェム(Dona nobis pacem)を三回輪唱します。 楽譜の読み方 左肩に作詞情報 : 最初の言葉 「Dona nobis pacem」。右肩に作曲者情報 :「作曲者不詳」。 言葉の意味 Dona nobis pacem(神よ、たまえ平和を) 英語では give us peace となるが、日本語では神に「与えよ」とは言わないで、神から 給(たま)わるという意味で、「給(たま)え」と嘆願する祈りになる。 1.「給(たま)う」は、上の人が下の人に物や恩恵を与える意味から、「与える」 「くれる」 (give)の尊敬語。 「おあたえになる」「くださる」 2.「もらう」の謙譲語(自分を下におき、相手を尊敬することば) 「神はゆるし給(たま)う」、「お与えになる」 例 : 給料、給与、初任給、 コラム 聖歌隊の第一曲です。「神よ、たまえ平和を」は楽譜の左肩に記してあるように ローマ教会ミサ通常文の最後に歌われる一句です。三つのフレーズを輪唱で三回 繰り返すもっとも簡単な歌です。それと同時に一つの音を複数の人が同じ高さ、 同じ強さ、同じリズムで歌って一つの声になる最も困難な曲でもあります。輪唱 で生まれるハーモニーは素晴らしく、三人から大人数でのオーケストラ付の音楽 まで、広く好まれている曲です。興味のある方は youtube の検索で 「Dona nobis pacem」と入れてください。多様な歌い方を楽しめます。 ローマ教会ミサ通常⽂ ( 礼拝の式次第 ) 昨日、初回の練習をしたばかりの未熟な演奏ですが、会を重ねて上達する所存です。 1. キリエ(憐れみの讃歌) ご期待ください。 2. グローリア ( 栄光の讃歌 ) 言葉の典礼 ( 使徒の書簡朗読、福音書朗読 ) 説 教 鎮西学院・ウエスレヤンにとって、平和は、長崎での原爆被爆による甚大な犠牲を 3. クレド(信仰宣言・「ニケア信条」) 感謝の典礼(聖餐式) 経て、諫早での戦後の歩みを導かれた経験のなかから生まれる祈願です。 4. サンクトゥス ( 感謝の讃歌 ) 5. ベネディクトゥス(祝福の讃歌) パーテル・ノステル(主の祈り) 6. アニュス・デイ(神の小羊) ←この箇所のさいごのことば「平和の讃歌」 (Dona nobis pacem・神よたまえ平和を ) が歌われます。 Wesleyan Holy Choir news letter №3 20140416
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