循環型社会形成推進地域計画に係る改善計画書 地域名 東大阪市・大東市 構成市町村等名 東大阪市、大東市、 東大阪都市清掃施設組合 計画期間 事業実施期間 平成 19 年~23 年度 平成 19 年~23 年度 1 目標の達成状況 平成25年度循環型社会形成推進地域計画目標達成状況報告書において、目標を達成できてい ない事項は、下表のとおりです。 (1)排出量 現状 目標(A) 実績(B) B/A 225 187 201 107.5% 21,296 30,110 17,798 59.1% ②直接資源化量(t) 16,127 28,898 13,754 47.6% ③処理後再生利用量(t) 7,565 20,027 8,974 44.8% ④総資源化量(t) 44,988 79,035 40,526 51.3% ①家庭系一人あたりの 排出量(kg/人) ①ごみとなる前の資源化 量(集団回収) (t) (2)再生利用量 2 要因の分析 (1)排出量 ①家庭系一人あたりの排出量(資源ごみを除いた排出量) 資源ごみの容器包装プラスチック類及びペットボトルについては、まだ「焼却するごみ」 に混在していることから、資源ごみの分別の徹底が不十分で、容器包装プラスチック類が資 源ごみ以外のごみに混入したことが主な要因と考えられる。 (2)再生利用量 ①ごみとなる前の資源化量(集団回収) 一般廃棄物処理基本計画策定時にそれまでの伸び率から目標値を設定した。計画期間中、 集団回収の支援・育成に努め、両市とも集団回収実施団体数は増加したが、回収量は逆に減 少した。これは、新聞紙等紙類媒体の発生量の減少や回収前の持ち去りなどが主な要因とし て考えられる。 ②直接資源化量 内訳を見ると、多量排出事業者による資源化量が伸びなかった影響が大きく、経済活動停 滞による排出量自体が減少したことが主な要因として考えられる。 大東市においては、目標年次において、大規模スーパーの改修があったり、大規模百貨店 開業が直近であった為、大規模事業者分の把握ができなったことも要因の一つとして考えら れる。 ③処理後再生利用量 容器包装プラスチック類の発生量の減量化や分別の徹底が不十分であることにより、回収 量が見込みより下回ったことが主な要因である。 ④総資源化量 上記の①から③の要因によるものと考えられる。 3 改善計画 (1)排出量 ①家庭系一人あたりの排出量 東大阪市においては、地域の自治会、市民協力員や市職員の連係を強化し、市民への分別 排出ルールの徹底、資源ステーションの管理の徹底を実施することで、より一層の資源化を 推進する。 大東市においては、市民との情報交換を強化することでごみ減量の意識を高め、ごみの排 出分別ルールを徹底するとともに、ごみを生み出さない暮らしへの支援を行うことで、資源 化と減量化を推進する。 (2)再生利用量 ①ごみとなる前の資源化量(集団回収) 引き続き集団回収の支援、育成を実施する。 東大阪市においては、集団回収空白エリア等への対応として、公共施設の利用、新規住宅 分譲地への呼びかけを実施する。 大東市においては、市民へ近隣の集団回収している団体等の案内等を実施する。 上記により、より一層の資源化を実施する。 ②直接資源化量 東大阪市においては、引き続き特定事業者に対し、事業系一般廃棄物減量計画書の届出を 義務付け、再資源化量の把握に努める。また、小規模事業者に対しても事業系ごみ減量マニ ュアルを活用して周知啓発を行い、更なる資源化を推進する。今後は、事業系一般廃棄物の 排出実態を調査することで、より効果的なごみ減量施策を検討する。 大東市においては引き続き 1 日平均 100kg 以上排出する事業者に対して、指導や事業系 一般廃棄物減量計画書の作成・提出を義務付け、指導し、計画を実行させる。 上記により、より一層の資源化を推進する。 ③処理後再生利用量 (1)①に記載のとおり、容器包装プラスチック類及びペットボトルについて、より一層 の分別の徹底を図る。 ④総資源化量 ① から③を実施し、より資源化を推進する。 大阪府知事所見 地域名 東 大 阪 東大阪市・大東市地域の目標未達成の原因を分析すると、集団回収実施団体数 市・大東市 が増加したにも拘らず新聞紙等の減少により集団回収量が減少したことや、容器 包装プラスチックの発生量が減少したことなど、やむを得ない理由があったこと が認められる。 今後、目標を達成するためには、排出されるごみの分別の徹底を図るとともに 市民や事業者による資源化の取組みを一層促進することが必要と考えられる。 両市は、改善計画書において、分別の徹底とともに、集団回収の促進や事業系 一般廃棄物の資源化の指導等によりさらなる資源化を推進するとしている。 本府は、目標達成に向けて計画書の内容は妥当なものと考えており、今後より 一層実効性のある取組みを期待する。
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