学 校 名 研 究 主 題 主 題 設 定 の 理 由 山形市立蔵王第二小学校 校 長 加藤 昌宏 研究主任 阿曽 律子 山形市蔵王上野字南坂2116 TEL688-2565 FAX688-9042 自ら学びを求め、 思考の深まりを実感する子どもの育成 ~しっかり教え、しっかり引き出す算数授業づくり~(1年次) 本校の教育目標「あかるく かしこく ねばりづよく」の目指す子どもの姿は、「思いやりの心 で人と接する子ども」 「自ら進んで学び考える子ども」 「最後までやり通す子ども」である。教育活 動全体を通して、友達と関わりながら、主体的に根気強く学ぶ子どもの育成を推進している。 本校の子ども達は明るく素直で、学習や活動に真面目に取り組むことができる。また、友達の話 を聞いたり、友達と関わったりしてわかりたいという気持ちを強く持っている。しかし、自ら進ん で課題を見つけようとしたり、友達と関わりながらよりよい考えを求めたり、筋道を立てて説明し たりする力が十分に育っている子どもは、多いとは言えない。 これからの社会を生き抜いていくためには、多様な情報の中から必要なものを選択し、状況を判 断して問題を解決していくことや、他者とのよりよい関係を築き、関わり合って学ぶことが大切に なってくる。求められているのは、 「教えられたことを憶えている力」ではなく、 「学んだことを使 って、新しい問題を見つけ、解決方法を提案できる力」であると考える。本校の子ども達の実態を ふまえ、これからの社会をたくましく生き抜いていける子どもの育成を目指して、研究主題を設定 した。 <めざす子どもの姿> 研 究 主 題 に つ い て 自ら学びを求める子ども……「知りたい」 「できそう」「もっとしたい」 ・自ら課題を見つけられる。 ・既習の学習を生かして、様々な考えや方法で課題を解決 しようとする。 ・より高度な課題に挑戦しようとする。 思考の深まりを実感する子ども…「できた・わかった」「なるほど」「使える」 ・自分の考えを伝えたり、友達の考えを聞いたりしながら、 より良い解決方法を見つけたり理解したりできる。 ・学んだことのよさに気づき、次の学習や生活に生かそう とする。 今年度は、多様な考えが出しやすく、論理的に思考を進め、よりわかりやすい方法を選択してい くという過程が明らかである算数科に絞り、研究を進めていく。更に授業の中では、特に活用問題 を取り入れた場面に焦点を絞り、授業改善を行っていくこととする。算数科の授業改善を通して目 指す子ども像に迫り、研究を深めながら、教育課程全体で取り組んでいけるようにしたい。 研 究 の 内 容 ・めざす子ども像に迫るための有効な手立てを提示し、検証していく。 ・各実践の中から、他の教科や単元、学年、諸活動に生かせるものを抽出し、整理していく。 実態把握 実 践 (1)授業研究 ・全担任が提案の形で研究授業を行う。 ・学年部の目標に迫るために、学年部で授業構想や学習指導案の検討を行う。 ・学習指導案については、形式を推進委員会から提案し、書式は検討していく。 ・特別支援学級についても、子どもの実態に応じて目標を設定し、研究授業を行う。 ・全職員が同じ課題意識を持って参加できるように全員参加型で事後研究会を行い、授 業分析していく。 研 究 の (2)教育活動全体 ・研究主題へは教育活動すべてから迫っていく。学級カリキュラムを組む際も特に重点を おく単元を決めておく。 ・授業研究で得た成果と課題は、日々の授業での実践と検証を繰り返し、研究を深めて いく。 ・学校経営の重点として、地域教材と研究の重点との関連性を見出しながら実践を進め ていく。 方 法 (3)校内研修 ・外部講師を招聘し、研究推進・深化のための研修等を行う。 (4)先進校視察 ・県内外の先進校を視察し、学んできたことを広げ、研究に生かしていく。 検 証 ・実践してきたことを研究集録にまとめ、次年度の研究に生かす。 (授業研究会1回、実践レポート1単元分) 研 究 の 計 画 4月 9日(木) 第1回推進委員会 4月20日(月) 第1回研究全体会(27年度の研究についての共通理解) 5月上旬 研究授業の日程調整・指導主事派遣要請 6月~11月 研究授業 11月30日(月) 研究推進委員会 12月22日(火) 研究全体会(研究紀要のまとめ方) 年末年始休業中 研究実践個人のページまとめ 1月29日(金) 研究推進委員会 1月下旬 研究紀要締切 2月24日(水) 研究全体会(次年度の方向性) 2月下旬 研究紀要完成・発送 3月 次年度の研究構想作成 ※授業研究は1日で1~2授業。 ※研究推進委員会・研究全体会は、必要に応じ、随時行う。
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