臨海水質管理センター 精製消化ガス供給設備

臨海水質管理センター
精製消化ガス供給設備
下水消化ガスの有効利用
(都市ガスへの混合)
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〉精製消化ガス供給設備の概要
金沢市は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「地球新エネルギー導入・省エネルギー普及
促進対策費補助事業」の採択を受け、臨海水質管理センターに精製消化ガス供給設備を建設しました。
精製消化ガス供給設備は、下水汚泥から発生した消化ガスを二酸化炭素等の不純物を除去し、プロパンガ
ス(LPG)で増熱することで、都市ガスの品質を備えた精製消化ガスを製造し、供給する設備です。
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〉事業化の経緯
当事業開始以前は、発生した消化ガスの30%を下水
H13年度
「 金 沢 市 新 エ ネ ル ギ ー ビ ジ ョ ン 」策 定
(NEDO補助)
モデルプロジェクトとして消化ガスの有効
利用事業を選定
H14年度
「臨海水質管理センター消化ガス有効利用
事業化調査」実施(NEDO補助)
H15年度
し、都市ガスとして隣接したガス工場(港エネルギー
場内に実験装置を設置し、消化ガスの精製
実験を実施
H16年度
精製消化ガス供給設備を建設
(NEDO補助)
センター)に供給することになりました。
H17.5.18
精製消化ガス供給設備を運転開始
事業化により、発生した消化ガス全量の有効利用
H19.4.12
汚泥の加温用燃料として利用し、残りの70%を余剰
ガスとして燃焼処理していました。
(※メタンの温暖化
係数が二酸化炭素の21倍と非常に高いための処理で
す。
)
しかし、温室効果ガスの削減と新エネルギー導入
促進を図るため、燃焼処理していた消化ガスを精製
に加え、温室効果ガス削減とエネルギー資源節約が図ら
第16回地球環境大賞《環境地域貢献賞
(自治体)
》
受賞
(フジサンケイグループ主催)
れています。
臨海水質管理センター
吸収塔で精製
(36MJ/Nm3)
消化ガス
(23MJ/Nm3)
CO2 3%
CO2
40%
N2 4%
その他 1%
メタン
60%
メタン
92%
③脱硫装置
①消化タンク
④ガスタンク
洗 浄 水
精製消化ガス供
消化ガス
洗浄水には下水処理水を活用
2号
1号
精製ガス
ブライン
⑤吸収塔
②消化タンク加温用ボイラ
下水汚泥を嫌気性消化タンク内で30日
間加温し、消化ガスを発生させます
⑥圧縮機
冷凍機
⑦除湿機
加温用燃料
消化ガス中の硫化水素を除去
消化ガスを洗浄水と接触させることにより
CO2等を除去し、メタン濃度を上げます
精製ガスを昇圧
精製ガ
▪運転データ
H17年度
製造量(Nm3/年)
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
281,689 357,604 359,091 374,754 419,546 485,419 484,975 508,267
製造割合(%) 注1
標準世帯相当件数
0.7
注2
売却収入(千円/年)
0.9
0.9
0.9
1.0
1.1
1.1
1.2
1,070
1,350
1,360
1,420
1,590
1,840
1,840
1,930
11,000
14,500
16,000
17,700
20,800
23,000
23,600
25,800
500
634
635
680
748
852
843
863
CO2削減量(t-CO2/年)
注1:製造割合=精製消化ガス供給量/都市ガス全製造量
注2:標準世帯都市ガス使用量=22Nm3/月
▪精製消化ガスの品質 ▪設備仕様
機 器
3.6%以下
検出されない(0.02g/m3以下)
0.01g/m3未満(0.5g/m3以下)
検出されない(0.2g/m3以下)
46.0±1.0MJ/Nm3の範囲内
※( )内の数値は、ガス事業法による。
数量
① 消化タンク
2槽
仕 様
② 消化タンク加温用ボイラ
2台
③ 脱硫装置
2塔
150m3/h
④ ガスタンク
2基
2,500m3×1基、1,500m3×1基
⑤ 吸収塔
2基
1号 Φ2.7m×高9.0m、充填高5.2m
2号 Φ2.0m×高9.5m、充填高5.7m
⑥ 圧縮機
1台
ウエット式スクリュー型 100Nm3/h
⑦ 除湿機
1式
冷凍機(空冷式)100Nm3/h
⑧ シロキサン除去装置
1基
0.12m3
⑨ 熱調器
1基
100Nm3/h
⑩ LPGタンク
2基
5t×2基(1.8MPa)
⑪ クッションタンク
1基
10m3
⑫ 球形ガスホルダー
2基
5,000m3×2基
港エネルギーセンター
N2 4%
CO2 3%
LPGで増熱
(46MJ/Nm3)
その他 1%
プロパン
15%
都市ガス
として供給
メタン
77%
都市ガス
(13A)
製造プラント
製消化ガス供給設備
LPG
LPG
都市ガス
市内に供給
⑩LPGタンク
活用
都市ガス
ブライン
冷凍機
⑦除湿機
を昇圧
⑧シロキサン
除去装置
精製ガス中のシロキサンを除去
⑨熱調器
⑪クッション
タンク LPGで増熱し、熱量を調整
備考
3,800m3/槽×2槽
(内径18.5m×有効高26.8m)
⑫球形ガスホルダー
送出された都市ガスは、ガスホル
ダーに混入されます
精製消化ガス供給設備
・主成分はメタン
・CO2濃度
・硫化水素
・全硫黄
・アンモニア
・総発熱量
臨海水質管理センター平面図
第16回地球環境大賞
《環境地域貢献賞(自治体)》受賞
精製消化ガス供給設備
臨海水質管理センター
港エネルギーセンター
1号球形ガスホルダー
お問い合わせ先
大 野 川
金 沢 港
臨海水質管理
センター
至 福井
50m道路
近岡町
港エネルギー
センター
湊3丁目
北陸自動車道
至 富山
国道8号線
金沢市企業局
金沢市湊3丁目5番地8 金沢市企業局 臨海水質管理センター
TEL(076)239-2323 FAX
(076)239-0658
至 福井
JR金沢駅
再生紙を使用しています
至 富山