平成27年産水稲の作付面積及び予想収穫量(10月15日現在)(北陸)

平成27年10月30日
平成27年産水稲の作付面積及び予想収穫量(10月15日現在)
(北陸)
−
10a当たり予想収量は531㎏(前年産に比べ5kg減少)の見込み
−
【調査結果の概要】
1
北陸地域における平成27年産水稲の作付面積(子実用)は20万7,800haで、
うち主食用作付見込面積は18万4,100ha(前年産に比べ5,900ha減少)が見込まれ
る。
2 10月15日現在における水稲の10a当たり予想収量は531㎏(前年産に比べ5kg 減
少)が見込まれる。
3 この結果、作付面積(子実用)に10a当たり予想収量を乗じた予想収穫量(子
実用)は110万4,000t(前年産に比べ3万5,000t減少)が見込まれ、このうち
主食用は、97万7,800t(前年産に比べ4万1,200t減少)が見込まれる。
図1
県別10a当たり予想収量(10月15日現在)
○
○
作付面積(子実用)とは、青刈り面積(飼料用米等を含む。)を除いた面積である。
主食 用作付見込 面積とは、 水稲作付 面積(青刈 り面積を 含む。) から、生 産数量目標 の外数と して取
扱 う 米 穀 等 ( 備 蓄 米 、 加 工 用 米 、 新 規 需 要 米 等 ) の 作 付 面 積 を 除 い た 面 積 (見 込 み ) で あ る 。
○ 10a当たり予想収量及び予想収穫量は、1.70㎜のふるい目幅で選別された玄米の重量である。なお、農家
等が使用しているふるい目幅ベースの作況指数は2ページを参照。
この統計調査結果は、北陸農政局ホームページ中の「平成27年度農林水産統計調査公表予定及び公表結果
(北陸)」で御覧いただけます。
【 http://www.maff.go.jp/hokuriku/stat/data/h27yotei.html 】
この統計調査における調査の目的、調査の対象などは、【調査の概要】8ページに掲載しています。
- 1 -
【調査結果】
1 北陸地域における平成27年産水稲の作付面積(青刈り面積を含む。)から青刈り
用の面積を除いた子実用作付面積は20万7,800ha(前年産に比べ4,700ha減少)とな
った。
また、水稲作付面積(青刈り面積を含む。)から、生産数量目標の外数として取
り扱う米穀等(備蓄米、加工用米、新規需要米等)の作付面積を除いた主食用作付
見込面積は18万4,100haで(前年産に比べ5,900ha減少)が見込まれる。
2
10月15日現在における水稲の作柄は、全もみ数(穂数×1穂当たりもみ数)が田
植期以降おおむね天候に恵まれたことから、富山県及び福井県はやや多い、新潟
県及び石川県は平年並みとなった。登熟は8月中旬以降の低温、日照不足及び台
風等により新潟県、富山県及び福井県はやや不良、石川県は平年並みとなった。
この結果、10a当たり予想収量は、新潟県が527kg(前年産に比べ20kg減少)、
富山県が559kg(同18kg増加)、石川県が522kg(同14kg増加)、福井県が518kg
(同8kg増加)で、北陸全体では531kg(同5kg減少)が見込まれる。
3
この結果、水稲作付面積(子実用)に10a当たり予想収量を乗じた予想収穫量
(子実用)は110万4,000t(前年産に比べ3万5,000t減少)が見込まれる。
また、主食用作付見込面積に10a当たり予想収量を乗じた予想収穫量(主食用)
は、97万7,800t(同4万1,200t減少)が見込まれる。
4
作柄を示す農家等が使用しているふるい目幅ベースで算出した作況指数は、新
潟県がやや不良の97、富山県がやや良の103、石川県が平年並みの101、福井県が
平年並みの99で、北陸全体では平年並みの99が見込まれる。
表1
平成27年産水稲の刈取期及び刈取済面積割合(10月15日現在)
刈 取 期
区 分
始 期
月
北 新
富
石
福
注:
陸
潟 県
山 県
川 県
井 県
日
9. 2
9. 8
8. 27
8. 25
8. 23
最盛期
月
9.
9.
9.
9.
9.
日
19
22
16
15
13
終 期
月
最盛期の比較
対平年
対前年
日
10. 2
10. 3
9. 29
9. 29
10. 3
刈取済面積割合
対 平年差
% ポイント
1日遅
1日遅
並 み
2日遅
2日遅
1日遅
1日遅
1日遅
2日遅
1日遅
99
99
100
99
100
△ 1
△ 1
0
△ 1
0
刈取期の始期とは刈取済面積割合が5%、最盛期が同50%、終期が同95%にそれぞれ達した期日であ
る。
- 2 -
表2
平成27年産水稲の作付面積、10a当たり予想収量及び予想収穫量(主食用)
(10月15日現在)
作付面積(子実用)
前年産との比較
区 分
実 数
対 差
①
ha
北
新
富
石
福
潟
山
川
井
陸
県
県
県
県
区 分
対比
ha
参 考
前年産との比較
実 数
対 差
③=①×②
kg
t
対比
t
主食用作付
見込面積
予想収穫量
(主食用)
④
⑤=②×④
ha
%
t
△4,700
98
531
1,104,000
△35,000
97
184,100
977,800
117,500
△2,600
98
527
619,200
△37,700
94
102,400
539,600
38,600
△ 900
98
559
215,800
2,100
101
34,200
191,200
26,100
△ 500
98
522
136,200
1,100
101
23,600
123,200
25,600
△ 600
98
518
132,600
△ 1,000
99
23,900
123,800
10a当たり
予想収量
(参考)農家等が使用しているふるい目幅ベース
平 年 比 較
10a当たり
作況指数
平年収量
1穂当たり
全もみ数
穂数の多少
もみ数の多少
の多少
⑦
⑧=⑥/⑦
kg 陸
新 潟 県
富 山 県
石 川 県
福 井 県
%
②
予想収穫量(子実用)
207,800
⑥
北
10a当たり
予想収量
513
509
542
509
495
登熟の良否
kg 518
523
524
504
500
99
97
103
101
99
多い
多い
多い
やや多い
やや多い
やや少ない
少ない
やや少ない
平年並み
平年並み
やや多い
平年並み
やや多い
平年並み
やや多い
やや不良
やや不良
やや不良
平年並み
やや不良
注:1 10a当たり予想収量及び予想収穫量は、1.70㎜のふるい目幅で選別された玄米の重量である。
2 北陸の予想収穫量(子実用)、(主食用)は県ごとの積み上げ値であるため、表頭の計算と一致しない
場合がある。
3 農家等が使用しているふるい目幅ベースとは、北陸地域において農家等が使用しているふるい目幅分
布で大きいものから数えて9割を占めるふるい目幅(1.85mm)以上で選別された玄米を基に算出した数
値である。
4 本表における平年比較の表示区分は、「良・多い」が対平年比106%以上、「やや良・やや多い」が105
∼102%、「平年並み」が101∼99%、「やや不良・やや少ない」が98∼95%、「不良・少ない」が94%以
下に相当する。
◎
水稲調査結果の主な利活用
・
主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)に基づき毎年定
めることとされている米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針及び米穀の需給見通し
のための資料
・ 食料・農業・農村基本計画における生産努力目標の策定及び達成状況検証のための資料
・
・
米・畑作物の収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)の交付金算定のための資料
農業災害補償法(昭和22年法律第185号)に基づく農作物共済事業における共済基準収
穫量算定のための資料
- 3 -
水稲玄米のふるい目幅別重量分布状況、10a当たり収量及び収穫量(子実用)
本調査では、飯用に供し得る玄米の全量を把握することを目的としていることから、収量基準
は、農産物規格規程に定める三等の品位(整粒歩合45%)以上に相当するよう、ふるい目幅1.70
㎜以上で選別された玄米の重量としている(6ページ【参考1】参照)。
農家等が販売するために使用しているふるい目幅は、地域、品種等により異なるため、参考とし
て刈取済みの地域について、ふるい目幅の重量割合の概数値並びにふるい目幅別の10a当たり収量
及び収穫量(子実用)の概数値を示すと次のとおりである。
表3
ふるい目幅別重量分布状況(10月15日現在)
区
北
分
陸
重 量 割 合 (%)
ふ
計
100.0
対平均差■
新
潟
県
重 量 割 合 (%)
100.0
対平均差■
富
山
県
重 量 割 合 (%)
100.0
対平均差■
石
川
県
福
井
県
重 量 割 合 (%)
100.0
対平均差■
重 量 割 合 (%)
100.0
対平均差■
1.70㎜
1.75㎜
0.6
0.1
0.6
0.1
0.5
0.1
0.5
△ 0.1
0.9
0.2
1.1
0.1
1.2
0.2
0.9
0.2
0.8
△ 0.1
1.5
0.3
る
1.80㎜
1.6
0.2
1.6
0.1
1.6
0.5
1.2
0.0
2.0
0.4
い
目
幅
1.85㎜
1.90㎜
2.4
0.5
2.4
0.5
2.5
0.7
2.0
0.1
2.5
△ 0.1
15.3
2.7
14.1
2.2
20.7
6.9
12.9
1.6
14.5
△ 0.4
2.00㎜以上
79.0
△ 3.6
80.1
△ 3.1
73.8
△ 8.4
82.6
△ 1.5
78.6
△ 0.4
注 :1 対平均差に用いた平均値は、直近5か年の重量割合の平均値である。
2 未熟粒・被害粒等の混入が多く農産物規格規程に定める三等の品位に達しない場合は、再選別を
行っており、その選別後の値を含んでいる。(以下同じ)
表4
ふるい目幅別10a当たり収量及び収穫量(子実用)(10月15日現在)
区 分
北
陸
新 潟 県
富 山 県
石 川 県
福 井 県
1.70㎜選別
1.75㎜選別 1.80㎜選別 1.85㎜選別 1.90㎜選別 2.00㎜選別
収 穫 量 (子 実用 ) (t)
1,104,000
1,097,000
1,085,000
1,068,000
1,041,000
10a 当 た り 収 量 (kg)
531
528
522
513
501
872,200
419
収 穫 量 (子 実用 ) (t)
619,200
615,500
608,100
598,100
583,300
496,000
10a 当 た り 収 量 (kg)
527
524
518
509
496
422
収 穫 量 (子 実用 ) (t)
215,800
214,700
212,800
209,300
203,900
159,300
10a 当 た り 収 量 (kg)
559
556
551
542
528
413
収 穫 量 (子 実用 ) (t)
136,200
135,500
134,400
132,800
130,100
112,500
10a 当 た り 収 量 (kg)
522
519
515
509
499
431
収 穫 量 (子 実用 ) (t)
132,600
131,400
129,400
126,800
123,500
104,200
10a 当 た り 収 量 (kg)
518
513
506
495
482
407
注 :1 ふるい目幅別の収穫量(子実用)とは、予想収穫量に選別ふるい目幅別重量割合を乗じて算出した
ものである。
2 ふるい目幅別10a当たり収量とは、表頭のふるい目幅を使用した際に得られる10a当たり収量のこと
である。
- 4 -
◎累年データ
水稲の年次別推移(北陸)
年 産
作 付 面 積
参 考
10a当たり 収 穫 量
うち、子実用 収 量 ( 子 実 用 )
ha
259,800
ha
256,400
kg
507
主 食 用
収 穫 量
作付面積 ( 主 食 用 )
t
ha
t
1,299,000
…
…
2
258,100
255,200
524
1,338,000
…
…
101
3
255,700
253,100
493
1,249,000
…
…
95
4
259,200
258,000
536
1,384,000
…
…
103
5
261,300
260,600
458
1,193,000
…
…
88
6
272,000
271,700
538
1,461,000
…
…
104
7
260,200
259,700
499
1,295,000
…
…
96
8
242,800
241,700
533
1,288,000
…
…
103
平成 元 年産
(青刈り面積を含む)
作況指数
98
9
240,800
240,000
513
1,232,000
…
…
99
10
222,900
221,300
501
1,108,000
…
…
97
11
222,400
221,200
531
1,174,000
…
…
102
12
221,500
220,300
537
1,182,000
…
…
103
13
215,500
214,200
545
1,168,000
…
…
104
14
214,900
213,600
542
1,157,000
…
…
103
15
211,900
210,500
504
1,061,000
…
…
95
16
216,600
215,800
510
1,101,000
…
…
96
17
218,200
217,600
534
1,163,000
…
…
100
18
216,800
216,200
535
1,157,000
…
…
100
19
216,200
215,600
529
1,140,000
…
…
99
20
211,100
209,800
545
1,144,000
201,600
1,099,000
102
21
211,200
210,000
528
1,108,000
201,400
1,062,000
99
22
213,000
210,900
526
1,109,000
198,300
1,043,000
99
23
212,900
208,800
537
1,122,000
195,500
1,050,000
101
24
213,400
209,400
545
1,141,000
194,100
1,057,000
102
25
215,100
212,700
545
1,160,000
193,900
1,058,000
102
26
215,500
212,500
536
1,139,000
190,000
1,019,000
100
27(見込み)
214,100
207,800
531
1,104,000
184,100
977,800
99
資料:農林水産省統計部『作物統計』
注 :1 作付面積(子実用)とは、青刈り面積(飼料用米等を含む。)を除いた面積である。
2 10a当たり収量及び収穫量は、1.70㎜のふるい目幅で選別された玄米の重量である。
3 主食用作付面積とは、水稲作付面積(青刈り面積を含む。)から、生産数量目標の外数として取り
扱う米穀等(備蓄米、加工用米、新規需要米等)の作付面積を除いた面積である。
4 作況指数は、平成26年産までは1.70㎜のふるい目以上に選別された玄米、平成27年産以降は、北
陸地域において農家等が使用しているふるい目幅分布で大きいものから数えて9割を占めるふるい
目幅(1.85mm)以上で選別された玄米を基に算出した数値である。
5 「…」は事実不詳又は調査を欠くことを示している。
- 5 -
【参考1】
収穫量調査の流れ
収穫量調査は、飯用に供し得る玄米の全量を把握することを目的として、作況標本筆ごとに一定面積の稲
を刈り取り、農産物規格規程に定める三等の品位(整粒歩合45%)以上に相当するよう、ふるい目幅1.70㎜
以上で選別を行い、その重さを計測している(下図参照)。
作況標本筆(北陸 1,230筆)
刈 取 り
脱穀・乾燥・もみすり
飯
用
に
供
し
得
る
玄
米
の
選
別
ふるい目幅別に重量を測定
ふるい選別
1.70㎜以上
農産物検査員等
による品位検査
三等以上
(災害が発生した場合)
再選別
三等に達するまで
被害粒等を除去
1筆ごとの
10a当たり玄米重
被害調査筆等
で調査
コンバインの
ロスを除外
被害量を除外
10a当たり収量
- 6 -
1.70㎜
未満
三等不合格
く ず 米
◎関連データ
平成27年アメダス半旬別気象グラフ(新潟、富山、金沢、福井)
平成27年 半旬別気象図(富山)
平 成27年 半旬別気 象図(新 潟)
(℃)
35
(℃)
35
気
最高気温
最高気温
30
30
気 25
25
20
20
温
温
15
15
10
10
平年値
5
平年値
5
最低気温
最低気温
0
0
田植最盛期
(h)
80
出穂最盛期
8月5日
(2日早い)
5月10日
(2日早い)
刈取最盛期
9月22日
(1日遅い)
(h)
80
田植最盛期
出穂最盛期
刈取最盛期
5月10日
(3日早い)
8月2日
(1日早い)
9月16日
(平年並み)
日 60
照
時 40
間
本年値
日 60
照
時 40
間
本年値
欠 測
のため
20
20
平年値
平年値
0
0
(mm)
(mm)
120
120
90
90
降
水 60
量
降
水 60
量
本年値
平年値
本年値
平年値
30
30
0
0
1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3
1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3
4 月
5 月
6 月
7 月
8 月
9 月
4 月
10月
5 月
平成27年 半旬別気象図(金沢)
7 月
8 月
9 月
10月
(℃)
35
(℃)
35
最高気温
最高気温
気
6 月
平成27年 半旬別気象図(福井)
30
30
25
気 25
20
20
温
温
15
15
10
10
平年値
平年値
5
5
最低気温
0
最低気温
0
田植最盛期
(h)
80
出穂最盛期
7月29日
(3日早い)
5月4日
(1日早い)
日 60
照
時 40
間
刈取最盛期
9月15日
(2日遅い)
(h)
80
20
本年値
日 60
照
時 40
間
本年値
田植最盛期
5月15日
(1日早い)
出穂最盛期
8月1日
(2日早い)
刈取最盛期
9月13日
(2日遅い)
20
平年値
平年値
0
0
(mm)
(mm)
120
120
本年値
90
90
降
水 60
量
降
水 60
量
平年値
本年値
平年値
30
30
0
0
1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3
4 月
注 :1
2
3
5 月
6 月
7 月
8 月
9 月
1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3
10月
4 月
5 月
新潟の5月1日∼7日の日照時間は欠測又は資料不足値となっている。
田植期、出穂期、刈取期の最盛期は、県平均の期日である。
( )内の日数の遅速は、対平年差である。
- 7 -
6 月
7 月
8 月
9 月
10月
【調査の概要】
1 調査の目的
本調査は、作物統計調査の水稲調査の中の水稲作付面積調査及び水稲予想収穫
量調査として実施し、水稲の作付面積、作柄概況、予想収穫量を明らかにするこ
とにより、生産対策、需給調整、経営安定対策、技術指導等の農政推進のための
資料とすることを目的としている。
2
調査対象数
(1) 作付面積調査
北
陸 標本単位区:3,451単位区 巡回・見積り:81市町村
新潟県 標本単位区:1,682単位区 巡回・見積り:30市町村
富山県 標本単位区: 704単位区 巡回・見積り:15市町村
石川県 標本単位区: 574単位区 巡回・見積り:19市町
福井県 標本単位区: 491単位区 巡回・見積り:17市町
(2) 予想収穫量調査
北
陸 作況標本筆:1,230筆 作況基準筆:38筆 巡回・見積り:81市町村
新潟県 作況標本筆: 500筆 作況基準筆:19筆 巡回・見積り:30市町村
富山県 作況標本筆: 270筆 作況基準筆: 5筆 巡回・見積り:15市町村
石川県 作況標本筆: 230筆 作況基準筆: 8筆 巡回・見積り:19市町
福井県 作況標本筆: 230筆 作況基準筆: 6筆 巡回・見積り:17市町
3
調査事項
水稲の作付面積、穂数の多少、もみ数の多少等の生育状況、登熟状況、被害状
況及び耕種状況
4
調査期日
(1) 作付面積調査:7月15日現在
(2) 予想収穫量調査:10月15日現在
5
調査方法
(1) 作付面積調査
調査は、標本単位区に対する職員及び統計調査員による実測調査並びに職
員による巡回・見積りにより行った。
(2) 予想収穫量調査
調査は、職員又は統計調査員による、作況標本筆及び作況基準筆に対する
実測調査並びに巡回・見積りにより行った。
ふるい目幅別の調査は、刈取り、もみすりした粗玄米を縦目ふるいにより、
ふるい目幅別に選別し重量を計測することにより行った。
6
集計方法
(1) 作付面積調査
対地標本実測調査結果及び巡回・見積り結果により取りまとめている。
(2) 予想収穫量調査
調査事項について、作況標本筆調査結果を集計し、巡回・見積りにより補
完して取りまとめている。
- 8 -
ふるい目幅別については、ふるい目幅別の重量の計測結果を集計し取りま
とめている。
7
用語の解説
(1) 「青刈り」とは、子実の生産以前に刈り取られて飼肥料用などとして用い
られるもの(WCS用稲、わら専用稲等を含む。)のほか、飼料用米、バイオ
燃料用米を指す。
(2) 「穂数の多少」とは、1㎡当たりに出穂した全ての穂の数が平年と比較し
て多いか少ないかを表しており、多い、やや多い、平年並み、やや少ない、
少ないの5段階で表している。
(3) 「1穂当たりもみ数の多少」とは、1穂についている全てのもみの平均数
が平年と比較して多いか少ないかを表しており、多い、やや多い、平年並み、
やや少ない、少ないの5段階で表している。
(4) 「全もみ数の多少」とは、1㎡当たりの全てのもみ数が平年と比較して多
いか少ないかを表しており、多い、やや多い、平年並み、やや少ない、少な
いの5段階で表している。
(5) 「登熟の良否」とは、登熟(開花、受精から成熟期までのもみの肥大、充
実)が平年と比較して良いか悪いかを表しており、良、やや良、平年並み、
やや不良、不良の5段階で表している。
(6) 前述の平年比較とは、過年次の作況標本筆結果から作成した1㎡当たり穂
数等の各収量構成要素の平年値との比較である。
(7) 「作況指数」とは、10a当たり平年収量に対する10a当たり予想収量の比
率である。
なお、平成26年産以前は1.70mmのふるい目幅で選別された玄米を基に算出
していたが、平成27年産からは、当該全国農業地域の農家等が使用している
ふるい目幅の分布において、大きいものから数えて9割を占めるまでのふる
いの目幅以上に選別された玄米を基に算出した数値である。
(8) 「10a当たり平年収量」とは、水稲の栽培を開始する以前に、その年の気
象の推移や被害の発生状況などを平年並みとみなし、最近の栽培技術の進歩
の度合いや作付変動等を考慮し、実収量のすう勢をもとに作成したその年に
予想される10a当たり収量をいう。
8
利用上の注意
(1) 本調査における作柄概況(10月15日現在)は、収穫を終えた地域では刈取
り実測により行ったが、一部収穫を終えていない地域ではもみ数、登熟状況
等を実測し、その後の登熟については気象が平年並みに推移するものとして
推定する方法により行った。したがって、今後の気象条件により作柄は変動
することがある。
(2) 統計数値については、下記の方法によって四捨五入しており、計と内訳が
一致しないことがある。
原 数
7桁以上
( 100万 )
四捨五入する桁数(下から)
3桁
6桁
( 10万 )
5桁
( 万 )
2桁
4桁
(1,000)
1桁
3桁以下
( 100 )
四捨五入
し な い
四捨五入する前(原数)
1,234,567
123,456
12,345
1,234
123
四捨五入した後(統計数値)
1,235,000
123,500
12,300
1,230
123
例
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(3) 表中に用いた記号は次のとおりである。
「△」: 減少したものを示している。
「…」: 事実不詳または調査を欠くものを示している。
【ホームページ掲載案内】
○北陸の農林水産統計は、北陸農政局ホームページ中の「統計情報」で御覧いただ
けます。
【 http://www.maff.go.jp/hokuriku/stat/ 】
○各種農林水産統計調査結果は、農林水産省ホームページ中の統計情報で御覧いた
だけます。
【 http://www.maff.go.jp/j/tokei/ 】
この結果の分野別分類は「作付面積・生産量、被害、家畜の頭数など」、品目
別分類は「米」に分類しています。
お問合せ先
この 農林 水産 統 計は 、北 陸農 政 局
ホームページでも御覧になれます。
http://www.maff.go.jp/hokuriku/
◎本統計調査結果について
連絡先:北陸農政局 統計部
生産流通消費統計課
電 話:(代表)076-263-2161
(直通)076-232-4895
◎農林水産統計全般について
連絡先:北陸農政局 統計部
統計企画課 企画係
電 話:
(代表)076-263-2161
(直通)076-232-4892
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内線3641
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