株式会社技研製作所 河川海岸工 電子メール [email protected] 〒1 3 5 ‐ 0 0 6 3 東京都江東区有明1 ‐ 3 ‐ 2 8 TEL(03) 3528‐1630 FAX(03) 5530‐7061 ホームページ http : //www.giken.com/ 資料請求先 東京本社 工法事業部 TEL (0 3) 3 5 2 8 ‐ 1 6 3 3 FAX (0 3) 3 5 2 7 ‐ 6 0 5 5 高知本社 (0 8 8) 8 4 6 ‐ 2 9 3 3 インプラント堤防 仙 台 (0 2 2) 3 8 0 ‐ 6 4 0 0 大 阪 (0 6) 6 5 3 7 ‐ 1 6 1 6 福 岡 (0 9 2) 2 9 2 ‐ 1 2 4 6 施工状況(高知海岸) 概 要 堤体に、鋼矢板や鋼管杭など剛性の高い鋼杭を連続して設 置する(背骨を貫く)ことで、地震動による液状化・地盤沈 下・側方流動や津波の外力などに粘り強く耐え、破堤するこ となく防災機能を維持し続ける強靭な堤防である。 南海トラフ巨大地震など、地震や津波の被害が想定される 海岸や河川に構築(または既存堤防を補強)することで、被 災時の堤体損壊を防ぎ、人的被害と経済損失を最小限に留め る。また、被災後の早期復旧の観点からは、天端を緊急輸送 道路やポンプ車による排水作業基地として活用することも可 能である。 特 長 堤体内に鋼管杭や 鋼矢板を連続して設 置することで、地震 による堤体天端の沈 下を抑制し、津波の 越流で法面が被災し ても鋼杭は残るた め、堤防機能を維持 することができる。 また、杭頭部にセン サを設置しておくこ とで、被災情報の把 握と復旧支援を行う ことが可能である。 施工は油圧による静 荷重で地中に杭を貫 入する圧入工法を用 いる。圧入施工は杭 の天端を作業軌道と 二重鋼矢板式インプラント堤防 して進んでいくた め、水上、傾斜・不整地、狭隘地、低空頭地などの現場条件 下でも、仮設桟橋や迂回道路を作らず施工することが可能で、 仮設工事にかかる費用を低減し・工事期間を短縮できる。 GRB システム 5つの防災機能 二重鋼矢板式インプラント堤防を例に、主要な防災機能を 時系列で解説する。 ①平常時:変位遠隔監視 ②地震発生時:耐・地震動 杭に設置したセンサが発信するデータを対策本部に集約。常時から堤体 の状態を遠隔監視。地震動で盛土堤防の法面が崩壊しても、堤体は崩れ ず健全性を維持。 ③地震発生時:耐・液状化 高知県、高知大学、 技研製作所による共 同研究でのシミュ レーション(地震動 終了後100秒) 二重鋼矢板内の地盤 は、液状化しても側 方流動せず、沈下を 抑えて津波に対する 堤防高を確保。 ④津波襲来時:耐・津波 ⑤被災後:緊急輸送道路 押波と引波の津波応力に対し、鋼矢板の剛性と地盤反力が粘り強く耐え 続ける。越波しても津波を減衰し、住民の避難時間も確保。センサで杭 の健全性を確認後、天端に大型覆工板を敷き、緊急輸送道路として活用。
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