保健だより 12月号 平成27年12月1日 水戸市立第四中学校 ステップ1 咳・くしゃみをするとどうなるの? 基本的にインフルエンザウイルスは,患者のくしゃみや咳によって,気道(喉など)付近の分泌物 の小粒子(しぶき)に含まれて周囲に飛び散ります。 小粒子(しぶき)の数 くしゃみ1回:約200万個の小粒子が飛び散ります。 咳1回:約10万個の小粒子が飛び散ります。 ※ この小粒子の中にウイルスが存在しています。 ステップ2 小粒子(しぶき)の飛散と吸入を防ぐためには! 飛び散った小粒子(しぶき)を他者が吸いこむこと等により,飛まつ感染が起こります。そこで, 咳やくしゃみが出る人は,飛まつを起こさせないためにマスクを着用することが大切です。マスクを 着用することにより,小粒子の飛まつの多くを防ぐことができます。これが「咳エチケット」です。 また,咳やくしゃみが出ない人も,マスクを着用することである程度感染を防ぐことができます。 ステップ3 マスクを正しく着用する! マスクは正しく着用しなければ,効果がありません。次の図のポイントに気をつけましょう。 ① 鼻のすき間 マスクのワイヤーを自分の鼻の形に合わせて,曲げます。 ② ほほ(頬)のすき間 人によってですが,ほほの所にすき間ができることがあります。 その場合は,ほほの部分の布を内側に少し折ります。 ③ あごのすき間 マスクをあごの下まで十分にかぶせます。 うがいの働き ① 喉や口の中に付着したほこり等を洗い流します。 ② 喉に湿り気を与えて,乾燥を防ぎ,粘膜の表面 の繊毛(せんもう)の働きを活発にします。 うがいの種類 ブクブクうがい ガラガラうがい ブクブクうがいで食 喉についたほこり べかすなどの口の中の 等を洗い流します。 汚れを取りのぞきます。 また,喉をうるお します。 繊毛(せんもう)の働き 繊毛は,喉や鼻等の粘膜の表面にある細かい毛です。この繊毛は,ウイルスや菌が,喉から体の奥に侵入 しようとするのを防いでくれます。しかし,乾燥したり冷やしたりすると働きが悪くなります。 外から入ってきた ウイルス等を繊毛が 体の外にかき出そう とします。 そして,ウイルス 等は,咳やたんに混 ざって体の外に出さ れたり,つばと一緒 に飲み込まれ胃液で 破壊されます。 今年のクリスマスプレゼントは・・・!? 答えは「7つ」!見つけられるかな?
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