福祉科通信 4版 第4号

「2 年生のみなさん、昨年と比較して人間的に大きく成長しましたね。」
4 版 第 4 号 平成 27 年 10 月 20 日
14 日(水)に行われた生徒会役員選挙をもって、新生徒会役員が選出され
ました。いよいよ 2 年生が生徒会を牽引していくことになります。
16 日(金)の午後には、1・2 年生合同の合唱コンクールが行われました。
はじめに
10 月 17 日(土)
、学校見学会が催され、多数の中学生が本校に訪れました。
我が福祉科生も全体行事の中でのプレゼンテーション、2・3 年生を中心とした
日頃の学習成果の披露と大活躍でした。
中学生から受け取ったアンケートでは、福祉科生の優しさや説明の分かりや
すさ、リーダーシップ力についてふれており、大好評だったと思います。
これも全て発表者としての誠意が表れた結果であり、実際に見ていて将来の
福祉・介護業界の力になっていこうとする気持ちが直に伝わってきました。
それぞれの役割を 120%の力で発揮してくれた一人ひとりに心から感謝します。
各学年へのメッセージ!
昼休みに連絡事項を伝えようと教室に向かう途中、中央階段の所で素敵なハ
ーモニーが聞こえてきました。教室の後ろをそっと開けて覗いてみると、指揮
者を中心に最後の練習に真剣な表情で取り組んでいるのではありませんか。
そうした姿に胸が熱くなると同時に、そのままその場を立ち去ったことは言
うまでもありません。
また、冒頭で述べた学校見学会でも中学生とのレクリエーション活動では、
どのような形にすれば中学生に関心をもってもらえるか考え、独自のスタンス
で取り組んでいました。誘導をお願いした生徒には、受付や案内の仕事を追加
でお願いしましたが、仕事は実に迅速かつ的確でした。
そうした姿に人間的な成長を感じずにはいられません。これから先さらに活躍
の機会が増えます。福祉科生の中堅としてより一層力を付けて下さい。
「3年生のみなさん、進路達成・資格取得に向けてベストを尽くしましょう!」
後期 10 月に入り、科目「生活支援技術」の中で喀痰吸引等の医療的ケアの学
「1 年生のみなさん、初めての介護実習お疲れ様でした。」
習が始まりました。それによって科目履修の関係から週 4 日の7校時授業を実
今月 5 日(月)から 5 日間の日程で行われた介護実習も無事に終わりました。
施しています.
自分で施設までの道のり、交通手段を事前に調べ、夏季休業中にはボランティ
また、普段の授業の中での学習のほか、就職・進学試験に向けて放課後を利
用した担当の先生方からの小論文、面接指導に対する取り組みにも力が入って
いることと思います。
すでに試験を終え内定をもらっている人もいますが、ほとんどの人がこれか
らです。様々な学校生活の中での行事をこなしながら頑張るみなさんに対し、
かつての中国(清朝末期)の政治家、曽国藩という方が残した言葉を送ります。
「人生、冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、以て大事を為すべし。」
アにも取り組んだ上で臨んだ現場実習でした。
いつもは当たり前のようにして受けている1クラス 38 名の授業態勢も、活動
期間中は1グループ 2~3 名の少人数です。いつもと全く異なる雰囲気の中で戸
惑う場面も多かったのではないでしょうか。
しかしながら、こうした経験をとおして人間的に大きく成長していくのが福祉
科生です。巡回指導の中で次のような声がみなさんの中から聞かれました。
人生の中でも大切な時期を迎えているみなさんには、学習や試験結果での挫
・親切に指導して下さる職員の方に感謝の気持ちを持って取り組みたい。
・利用者の方に自分の気持ちが伝わったと実感できた時、この仕事に就きたい
という思いがより一層深まった。
折、日々の忙しさを原因とする不調など様々な出来事が予想されます。ですが、
言葉から実に前向きな姿勢がみえます。3 年間の 13 週間の実習と考えた時、
こうしたことを乗り切っていくことこそ重要なのです。
今、自分が何をすべきか、どのように動くべきか、一高校生としての自覚を
今回はその最初の扉を開けたわけです。学年を追うごとに学ぶこと、感じること
持って責任ある行動を心がけていきましょう。
毎日を歩んでいって下さい。
ここでは、冷は冷遇、苦は苦労、煩は忙しさ、閑は逆境のことです。
が変わっていきますが、学習に対する積極性、謙虚な気持ちを忘れずこれからの
福
祉
科
主
任