【特集1】持続可能な社会づくりを目指して

特集1
持続可能な
社会づくりを
目指して
2014年3月、日本で初めて開催された国連「気候変動に関する政府間パネル
(IPCC)」の総会において、地球
温暖化が将来もたらす危機が改めて浮き彫りになり、環境問題における各企業の対応は喫緊の課題となって
います。ヤマダ電機グループは、地球環境との共生が持続的な成長の基盤であると考え、低炭素・資源循環型
社会の実現に向けた「ゼロ・エミッション」の取り組みを、事業活動を通じて積極的に行っています。
Z
E
R
O
E
M
I
S
S
I
O
N
再生可能なエネルギー普及促進で低炭素社会に貢献
2012年の
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」
を受け、ソリューションビジネス
太陽光発電
としての太陽光発電システム関連事業を推進しています。店舗屋上への太陽光パネルの
設置、太陽光発電事業への参入、ヤマダ・エスバイエルホーム、ヤマダ・ウッドハウス等と
連携して一般住宅への太陽光発電システムの設置も積極的に展開しています。グループ
全体の取り組みとして再生可能なエネルギーの普及を促進し、自然と人間が共存する
「低
炭素社会」
の実現に貢献しています。
リユース・リサイクルの仕組みで資源循環
持続可能な社会形成
ヤマダ電機グループのシー・アイ・シー、インバースネット、東金属と連携。一貫したフ
ローを構築し、家電・パソコンのリユース・リサイクルのワンストップ化を実現。かけがえの
ない自然環境を次世代に残すため、限りある資源を有効活用できるよう、ヤマダアウト
レット店、再楽館でのリユース製品の販売・再資源化、最終的な廃棄物の処理に至るまで、
ヤマダ電機グループとして責任をもって積極的に取り組んでいます。環境配慮とお客様
ニーズへの対応という2つの重要なテーマに対し、グループシナジーを活かした取り組み
リユース・
リサイクル
スマートハウス
ス
で貢献しています。
省エネルギー住宅で地球環境を保全
ヤマダ・エスバイエルホームとヤマダ・ウッドハウス、ハウステックによるグループ内シナ
ジーで
「省エネ・創エネ・蓄エネ」
の次世代住宅をお客様に提供する、スマートハウス事業を
グループ一体となって推進しています。最先端の技術を結集したヤマダ電機のスマート
ハウスでは、HEMSを駆使して家電
(省エネ)
・太陽光発電
(創エネ)
・蓄電池
(蓄エネ)
を活用
し、家庭内のエネルギーを効率的にコントロール。太陽光発電システムで創った電気を、
住宅のオール電化やLED照明、さらには電気自動車などの機器や設備等に、エネルギー
として無駄なく使われるよう管理します。高効率で省エネな住環境を提供することで、お
客様の豊かで快適な生活をサポートし、地球環境保全にも貢献しています。
ヤマダ電機グループでは、省エネ家電製品の販売や店舗での各種省エネ施策をはじめ、太陽光発電システムといった再生可
能エネルギー活用のための仕組みの普及・促進、省エネルギー住宅の提供、家電製品やパソコンのリユース・リサイクル事業な
ど、グループ一体となってソリューションビジネスを推進しています。事業を通じて多角的な活動を実施し、持続可能な社会環境
づくりに貢献しています。
10 YAMADA-DENKI GROUP CSR REPORT 2015
YAMADA-DENKI GROUP CSR REPORT 2015 11