MA VLAST EXPRESS Vol.77 日本チェコ友好協会からのお知らせ 2015 年 5 月 20 日 新緑が美しい季節になってまいりました。5 月 12 日は「プラハの春」音楽祭のオープニングの日、ヨーロッ パでも一年で一番良いシーズンです。 4 月 19 日開催の第 11 回通常総会と Tomas Dub 大使の講演会、 レセプションには多数のご参加をありがとうございました。今年度は理事、顧問に新しい人員を迎えてのス タートとなります。新役員一同引き続き日本とチェコのあらゆる分野の交流に努めてまいりますのでよろしく ご支援のほどをお願い申しあげます。 年会費納入のお願い 新年度にあたり本年度の会費の納入をお願い致します。同封の郵便振替用紙をご利用いただくか、銀行への お振込みで本年もよろしくお願い致します。2 度目のお願いになります。すでにお振込みいただいた方には失礼 いたします。 年会費 個人会員 \5,000 ■会費振込先 家族会員、学生会員 \2,500 法人会員 \20,000／１口 郵便振替 もしくは ① 三菱東京 UFJ 銀行 渋谷支店 普通 3524843 ② 三井住友銀行 渋谷駅前支店 普通 3511197 いずれも名義は 日本チェコ友好協会 会長 髙橋恒一 第 11 回 日本チェコ友好協会 通常総会のご報告 2015 年 4 月 19 日(日) 午後 16 時より東大駒場キャンパス内 ファカルティ―ハウスにて開催した日 本チェコ友好協会第 11 回通常総会には３５名のご出席を賜り下記の議案についてご承認をいただきま した。総会に続いては昨年着任された Tomas Dub 大使の講演会を開催いたし ました。 「Development of Security Situation in Europe」につき、90 分の 英語での講義に、 （要旨添付ご参照）質疑も活発に行われました。つづく懇親 会は大使を囲んで、また会員同士の和やかなレセプションとなりました。 通常総会 主な決議事項 １.2014 年度 活動報告 2. 2015 年度 活動計画 3. 2014 年度 決算報告 および 2015 年度の予算案 詳細につきましては、別紙の総会のご報告をご参照下さい。 今年度役員 (＊印は新任) 会長 高橋恒一 副会長 理事 松村良紀 常務理事 村田祐生子 (総務)岸 敬二 (会計）國持仁志 （企画）沖中繁男 （会計）橋田伸子 （IT・HP）小日向庸三 ＊(企画)安藤洋子 1 監査役 酒井峯男 顧問 石田寛人 村田征彦 ＊松永貞一 名誉会長 大鷹節子 サクランボ狩り韮崎ツアーのご案内 毎年、ご参加の皆様から大好評をいただいている日本チェコ友好協会が誇るグルメ・イベントです。 2005 年の国際交流年でメヘニツェ市との少年サッカー交流を行った韮崎市は日本でも有数のフルー ツの名産地です。交流メンバーに参加されたご家庭の農園で特別にご用意頂いた、通常のサクラン ボ狩りでは味わえない最高品種の「紅秀峰」 「香夏錦」などの食べ放題です。今年はさくらんぼ狩り のあと年々評価の高まる名フレンチ「キュイエット」で豪華フルコースのランチを楽しみます。 奮ってご参加下さい。 （最低催行人数 16 名、） 日時：2015 年 6 月 21 日（日）8：00 新宿駅集合 費用：会員・非会員共 13,000 円 （往復バス・保険、さくらんぼ狩り 40 分食べ放題、豪華フレンチフルコース、） チェコ料理教室 第二弾 ビールに合うビアホールメニュー（試食会付） 日時：2015 年 7 月 21 日（火）午前 11：00 より 場所：チェコ大使館 キッチンおよびレセプションホール 定員: 20 名 費用：会員 3000 円 非会員 4000 円（会員の紹介の方に限らせていただきます。 ） チェコ大使館のシェフ Petr Zikumund さんによるチェコ料理教室です。新しく発足したチェコ料理 研究会の活動として行います。今回はこれからの季節にぴったりのビールに美味しいホスポダ（ビア ホール）メニューをお願いしました。ビールの本場ならではのベストマッチなお料理を教えていただ き、ビールの種類による合わせ方などを伺います。豪華なレセプションホールでの試食つきです。 チェコ・ビール 《ピルスナー･ウルケル》Pilsner Urquell 特別販売 今年の夏も、現地から冷蔵直送のチェコ・ビールをお楽しみ下さい。ご存知元祖(ウルケ ル＝源泉・元祖)ピルスナービールの、日本では販売されていない 500ml 瓶の特別販売です。 申し込み詳細は別紙ご参照下さい。 「チェコ・日本友好協会」に感謝！ 東日本大震災後 1 年経った 2012 年 3 月末、岩手県大船渡、陸前高田の被災 した当時中学 3 年生 26 名がチェコ日本友好協会からチェコへ親切なご招待を 頂いてから丁度 3 年経ちました。当時、チェコ側のヴォランティアの 1 人と して終始手伝って下さった、ルカーシュさんが東大に文部省学士留学生とし て来日されたので、2015 年 3 月 26，27 日に彼を被災地へ案内しもうじき高校 3 年生になる生徒たちと 3 年ぶりの感激の再会を果たしました。まだ復興半ば 2 の被災地ですが、苦難を乗り越えどの子も明るい顔で一生懸命勉強して必ずチェコへ行くという将来に 向けた大きな夢を抱いています。当時温かく迎えて下さったチェコの方々と過ごした日々は彼らの一生 の宝です。 好評開催中 チェコ語講座 協会発足以来、続いているチェコ語講座です。講師は日本の大学に在籍中の留学生にお願いしています。 現在中級継続クラスのみ開講していますが初級もご希望があれば受け付けます。参加ご希望の方は申込 書をご送付下さい。 場所： 日本チェコ友好協会事務所 品川区上大崎３－１４－５８ クリエイト目黒２Ａ 費用：全クラス ５回 １万円 （途中参加の場合は１回２０００円として残額） 毎週水曜日 開催 （祝日に当たるときは休講です。） 初心者クラス 18 時から 19 時半 中級継続クラス 19 時半から 21 時 （お問い合わせ： 090-3241-7256 担当：村田） ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ MA VLAST No77 申込書 2015 年 月 日 FAX 03-6277-4160 会員ご氏名 ご住所 ご連絡先電話番号 （ ） e-mail ◆2015 年 6 月 21 日 さくらんぼ狩りグルメツアー （ ）参加します 同伴者氏名 ◆2015 年 7 月 21 日 お料理教室第 2 弾 （ ）参加します ビールに合うビアホールメニュー（試食会付） ご意見、ご希望などございましたらお寄せください。また住所、e-mail 等の変更がありましたら お知らせ下さい。 3 戦争と平和の岐路に立つ欧州 （ドゥプ大使の講演を聞いて） 髙橋恒一 4 月 19 日にドゥプ駐日チェコ大使が当協会において「第二次大戦後の欧州にお ける安全保障状況の進展」と題する講演をしてくださった。これまで下院議員 及び外務副大臣として外交・防衛政策に係わってこられた政治家としての蘊蓄 を傾けてのお話で、大変に面白く勉強になりましたので、私の感想を簡単に報 告します。 １． 講演の冒頭で大使は、第二次大戦後、欧州ではもう戦争は起きないと 思われてきたが、冷戦終結後にユーゴ内戦が勃発し、更にグルジア（ジョ ージア）内戦が続き、現在もウクライナで緊張状態が続いているとして、欧州は再び戦争の危機に 直面しているのであろうかとの問題提起を行った。同時に第一次大戦及び第二次大戦の勃発、チェ コの共産主義クーデター、ワルシャワ条約機構軍のプラハ侵攻、ビロード革命、ドイツ統一など欧 州及びチェコの歴史上の重大事件で事前に予測されていたものは、皆無であったという事実を指摘 し、政治の世界における予測の困難性を強調した。この講演で大使が我々に伝えたかったことの一 つは、現在ＥＵの政治家たちはウクライナ情勢の重大さを認識し、事態の収拾のため懸命の努力を 行っているが、今後の進展は予断を許さないということだと思う。 ２． ロシアとの関係について大使は、冷戦後のＮＡＴＯの東方拡大にロシアは当初から安全保障上 の脅威を感じていたであろうこと、及びウクライナ情勢悪化の責任の一端は、ウクライナの対立し ている指導者達自身にもあることを認めつつも、ＥＵとしてはロシアによる近隣諸国への軍事的行 動を容認することは断じてできず、経済制裁措置を実施するとともに、万一の場合に備えドイツと ポーランドによる新型戦車の配備、ポーランドによる新しいミサイルの配備、チェコによる兵役強 化のための新立法、 「欧州ミサイル防衛」の構築などの防衛力の強化を行わざるを得ない状況にある 旨述べていた。 ３． 講演の結論として大使は、現在、世界の民主主義国にとって安全保障上の脅威となっているの は、ロシアとイスラム過激派と中国・北朝鮮であるが、米国一国では最早これらの脅威に十分に対 応出来なくなってきているので、米国、ＥＵ、日本・韓国が経済、政治・安全保障の 3 分野での関 係を緊密化し対応していくことが喫緊の課題であると述べていた。この点に関し大使は、特に安全 保障と経済が一体のものであることを強調し、ＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）や米国ＥＵ及び日 本ＥＵ経済連携協定の早期妥結が安全保障の強化にも貢献する旨述べていたが、我が国におけるＴ ＰＰについての検討においても参考にすべき視点だと思う。 4
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