1 あなたは、あるクライアントの法定監査を担当している。クライアントの

班
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2014年期 第4回課題研究テーマ
あなたは、あるクライアントの法定監査を担当している。クライアントの経理部長よ
り、次の取締役会で、クライアントとしてある会社を買収し、子会社化することが決
議される予定であると伺った。そこで、当該事象に対して会計上、検討すべき論点
を説明しなさい。また、上記で述べた会計上の論点に対応する監査手続について
あなたの考えを述べなさい。
なお、会社の買収にあたり、クライアントの純資産の30%程度の規模ののれんが発
生するものとする。その他、必要な前提条件(クライアントや被取得会社の業種、
取得関連費用など)は各自設定してよい。
日本基準を適用していた会社が国際財務報告基準(IFRS)の適用へ移行するケー
スが近年増加傾向にある。
そこで、以下の設問に答えなさい。
(1)近年において国際財務報告基準(IFRS)の適用へ移行するケースが増加して
いる要因について、あなたの意見を述べなさい。
(2)国際財務報告基準(IFRS)の適用へ移行するケースにおいて、あなたが考え
る会計・監査上検討すべき重要論点を3項目以上列挙して説明しなさい。
(3)修正国際基準(JMIS)の存在が日本基準を適用していた会社に今後どのよう
な影響を与えるかについて、あなたの意見を述べなさい。
あなたの好きな業種を選んだ上で、下記の2つのケースにおいて、①監査上特に
注意すべきリスクと関連する勘定科目、②監査手続を最低2つずつ述べなさい。
・景気が悪くなってきている状況
・景気が良くなってきている状況
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企業が使用する事業用の固定資産について、その収益性が当初の予想よりも低
下した場合には、「固定資産の減損に係る会計基準」及び「固定資産の減損に係
る会計基準の適用指針」に従い、減損損失を計上することがあります。
そこで、特定の業種(小売業、不動産業など)を1つ挙げ、当該業種に係る固定資
産の減損の論点を述べなさい。
また、あなたが担当する監査クライアントから「資産のグルーピングを変更したい」
と相談があったとき、どのような監査リスクが考えられるか、また、この問題に対し
あなたならどのように対応するか述べなさい。
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現在、企業会計基準委員会において、繰延税金資産の回収可能性の判断につい
て議論がなされており、将来的には、繰延税金資産の回収可能性に関する適用指
針(仮称)として公表・適用される見通しとなっております。
これまで企業会計基準委員会にて議論がなされている内容を踏まえ、会計監査人
の立場から、繰延税金資産の回収可能性の判断がどうあるべきであるかについて
あなたの考えを述べなさい。
(ご参考)
平成26年11月18日の第300回企業会計基準委員会にて、繰延税金資産の回収可
能性の判断についての議論がなされており、企業会計基準委員会のホームペー
ジにて、議論されている内容を閲覧することができます。
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現在、議論されている税制改正の概要を述べるとともに(法人に影響を与えるもの
に限る)、これらが適用される際の会計及び監査上、留意すべき点について説明し
なさい。なお、2015年1月15日時点で公表されている情報に基づいて作成して下さ
い。また、税効果会計に関し、日本基準とIFRSとの間での基準間差異を述べるとと
もに、この差異が、今回の事案に与える影響を述べなさい。、
ASBJは2014年2月に、税効果会計専門委員会を立ち上げ、税効果会計のルール
の見直しに着手している。焦点は、「繰延税金資産の回収可能性の判断に関する
監査上の取扱い(監査委員会報告第66号)」についてである。
1.なぜ、監査委員会報告第66号を見直すことが必要なのかについて、説明しなさ
い。
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2.あなたの担当するクライアントは以下のような状況である。
・資本の欠損の状況が長期にわたっている会社
・前期より税務上の欠損金は計上していない
・債務超過の状況でもない
・前期までは、監査委員会報告第66号の区分は⑤に該当すると判断し、繰延税
金資産の計上は行っていない
クライアントが、「当期に入り業績が改善しており、資本の欠損の状況が、近いう
ちに解消が見込まれるので、繰延税金資産の計上を当期より行いたい」と主張し
てきた。このような状況で、あなたは、どのようなことに留意して監査手続を実施す
るか述べなさい。
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日本公認会計士協会は、平成25年3月29日に、「年金資産に対する監査手続に関
する研究報告」(監査・保証実務委員会研究報告第26号)を公表しています。これに
関して、以下の設問に答えなさい。
(1) 当研究報告が要請された社会的背景及び目的を簡潔に説明しなさい。
(2) 高監査リスク資産が認識された場合に、必要と考えられる監査手続を説明しな
さい。
(3) 年金資産の監査における実務上の留意点について説明しなさい。
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平成26年2月に改訂された監査基準並びに監査基準委員会報告書800(*1) 及び
同805(*2) により、特別目的の財務報告の枠組みに準拠して作成された財務諸表
(特別目的の財務諸表)や、一般目的又は特別目的の財務諸表の一部を構成す
る個別の財務表や財務諸表項目等が、我が国において一般に公正妥当と認めら
れる監査の基準に準拠した監査業務の対象となることが明示されました。
①上記監査基準の改訂及び監査基準委員会報告書公表の背景を説明しなさい。
②特別目的の財務諸表の枠組み及び個別の財務表又は財務諸表項目等の監査
を行うにあたり、留意すべき事項について説明しなさい。
③我々の監査業務に及ぼす影響を監査業務の発展という観点から説明しなさい。
(*1)「特別目的の財務報告の枠組みに準拠して作成された財務諸表に対する監査
(監査基準委員会報告書800)
(*2)「個別の財務表または財務諸表項目に対する監査」(監査基準委員会報告書
805)
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収益性が低下している企業の資産や、そのような企業に対する投融資において
は、一般的に資産の評価に関する重要な虚偽表示のリスクが高いと考えられま
す。
以下の各資産の評価に関連する会計処理の概要を会計基準、各種指針等に基づ
き説明し、なぜ、収益性が低下している企業において問題となるのか明確にしたう
えで、監査上留意しなければならない点について説明しなさい。
①棚卸資産
②売掛金・貸付金
③有形・無形固定資産
④繰延税金資産
⑤関係会社株式
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平成25年11月7日に「監査役若しくは監査役会又は監査委員会と監査人との連携
に関する共同研究報告」の改正が公表されました。コーポレート・ガバナンスの一
層の向上のために監査役と監査人との連携の強化が不可欠であり、そのために
は両者の有効な双方向のコミュニケーションが必要とされ、連携の時期及び情報・
意見交換すべき基本的事項の例示が記載されています。
①この共同研究報告の改正の背景及び概要について述べなさい。
②有効な双方向のコミュニケーションを実現するために、監査人としてどのように
監査役に働きかけていくのがよいと考えますか。具体的な方策を挙げて、あなたの
考えを述べなさい。
③不正リスクに関して必要となる監査役との連携について、具体的な方策を挙げ
てあなたの考えを述べなさい。
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分析的手続等に関し、以下の設問に答えなさい。
①分析的手続と分析的実証手続の違いについて述べなさい。
②分析的実証手続を実施する場合には監査人において推定値の算出が必要とな
るが、推定値の精度を高めるために検討すべき事項について述べなさい。
③売上高及び売掛金についてどのような分析的実証手続を実施することが考えら
れるかについて述べなさい。
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あなたの担当しているクライアントは一般機械部品を製造している上場企業です。
国内外に多数の関係会社を有していますが、競合他社との競争も激しく、ここ数年
は連結全体で減収・減益が続いており、赤字が続いている関係会社や事業もある
ような状況です。このような前提の下で、以下の問について説明しなさい。
①虚偽表示リスクが高いと考えられる領域を理由とともに2つ挙げなさい。但し、そ
のうち1つについては、会計上の見積項目について挙げなさい。
②上記①で挙げた領域について、実施すべき監査手続について説明しなさい。会
計上の見積項目については、監査基準委員会報告書540「会計上の見積りの監
査」も参照すること。
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企業会計基準委員会では、監査委員会報告第66号「繰延税金資産の回収可能性
の判断に関する監査上の取扱い」(以下66号)について改正を視野にいれた対応
案の検討が実施されている。
現行の66号の問題点を整理した上で、問題点に対してどのように対応すべきか
(66号をどのように改正すべきか)あなたの考えを述べなさい。
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近年、経営者の判断や見積が重要な要素となる会計分野が増加しており、会計上
の見積りの監査の重要性も増しています。
上場企業を1社選択し(あなたの所属組織の監査クライアントを除く)、下記の事項
について述べなさい。
①会社が直面している事業上のリスク(②以降に関連する事業上のリスクに限定
してもよい)
②上記から想定される、会計上の見積りに関する勘定科目レベルのリスク
③上記②に対して必要と考える手続及び手続を実施する際の留意すべき事項。な
お、「監査基準委員会報告書540 会計上の見積りの監査」等も参照した上で、具
体的に述べること。
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平成25年9月13日付で「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号)、
「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第22号)等が改正されました。
そこで、改正の概要を現在の制度と比較しながら、企業経理・開示に与える影響と
して実務上留意すべき点を具体的に述べなさい。
(あなたが上場会社の経理部長に説明することを想定し、改正点の羅列ではなく、
対象企業の前提条件等を示しながら述べること。)
あなたは現在、新規株式上場(JASDAQ)を目指しているクライアント(ITベン
チャー)のインチャージとして従事しています。クライアントの経理部長から、新規
株式上場において特に重要な事項について、質問を受けています。下記のそれぞ
れについて回答しなさい。
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①
②
③
④
株式上場のメリットとデメリット
業務プロセス及び内部統制の構築に関する留意事項
IT産業において上場審査で特に留意すべき事項
インサイダー取引規制への対応策
企業会計基準委員会(ASBJ)は2014年12月22日、2015年1月6日に「IFRSのエン
ドースメントに関する作業部会」を開催し、日本版IFRSの策定に向けて議論を深め
ている。
日本版IFRSの策定が必要となった背景の一つに、日本基準とIFRSに埋めがたい
差異があることがあげられている。
・日本基準とIFRSを比較しなさい。
・日本版IFRSは普及されるか否か、あなたの意見を述べなさい。
・5年後の2020年には、日本の上場企業はどのような会計基準を採用し、財務報告
を行うのがよいか、あなたの意見を述べなさい。
企業会計審議会は平成25年6月19日付けで「国際会計基準(IFRS)への対応のあ
り方に関する当面の方針」を公表し、IFRSの任意適用の積上げを図ることが重要
であるとされています。
これに関し、以下の各設問についてあなたの考えを述べてください。
1) IFRS適用のメリットとデメリットについて述べてください。
2) 日本企業がIFRSを適用するにあたって重要な差異が予想される論点を3つ挙
げ、公認会計士としてどのようなアドバイスを行うかを述べてください。その際、あ
なたが想定した企業の業種・規模・経営環境等の前提を記載してください。
3) 任意適用企業の積上げを図るため、公認会計士としてどのような取り組みがで
きるかを述べてください。その際、金融庁が平成25年11月8日及び 平成26年11月
21日に公表している「IFRSの任意適用の積上げに関する取組み」を参考にしてくだ
さい。
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近年、新規上場会社が増加していますが、これを踏まえ、
①2014年における新規上場会社1社選択し、想定される監査上のリスクと対応に
ついてあなたの考えを述べなさい。
②新規上場会社の増加はあなたの業務にどのような影響があるのか考えを述べ
なさい。
③2014年5月30日付け「金融商品取引法等の一部を改正する法律」(平成26年法
律第44号)が公布され、新規上場後3年間は内部統制報告書に関わる監査義務を
免除されることとなった。本制度の概要と趣旨を明らかにするとともに、あなたの考
えを述べなさい。
経営者が行う「会計上の見積り」に関して、下記の事項を述べなさい。
(1)監査計画の立案上、留意すべき事項を具体的に述べなさい(上場会社を前提
とする)。
(2)下記の場合において検討対象となりうる事項を列挙し、それに対応する監査手
続及び留意事項を述べなさい。
・貴方は上場会社P社(連結あり)の主査である。
・連結子会社S社は債務超過の状況であり、事業の縮小を検討している。
※(2)の記載上の留意点:連結決算及び親子双方の単体決算に関して検討する。
金融庁は、平成26年12月17日に「コーポレートガバナンス・コードの基本的な考え
方(案)」を公表しました。
そこで、コーポレートガバナンス・コード(案)の内容や公表された背景につき、あな
たの考えを含めて述べなさい。
また、このようなコーポレートガバナンスを巡る動きが加速する中で、公認会計士
に求められる役割について、あなたの考えを述べなさい。
近年、我が国においてIFRSを適用する会社が増加してきています。そこで、同業
種の中から、日本基準(J-GAAP)に基づいて有価証券報告書を作成・提出してい
る会社とIFRSに基づいて有価証券報告書を作成している会社をぞれぞれ1社選択
し、【経理の状況】の【連結財務諸表等】を比較し、以下の2点について論じなさい。
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・開示内容の主な相違点(概ね3つ程度)
※相違点は同じ項目について開示されている内容の違いを意味する。項目とは
たとえばリース・税金・退職給付・金融商品といったものを指す。
・J-GAAPに基づいた開示とIFRSに基づいた開示を比較した結果、どちらが投資家
にとってより有用と考えられるかについてのあなたの意見
以下の中から業種を1つ選び、その業種に係る設問について論述せよ。
「卸売業」「小売業」「運輸業」「情報・通信業」「不動産業」「建設業」「銀行業」「保険
業」
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①当該業種にかかわる財務諸表の特徴について述べよ。
②当該業種における特有の会計処理等ついて述べよ。
③②の特有の会計処理における監査上留意すべき点及び有効と考えられる監査
手続についてあなたの考えを述べよ。
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IFRSの任意適用企業と日本基準を適用している企業の開示内容の相違点につい
て述べると共に、実際の適用事例を用いて日本基準からIFRSへ変更により大きく
影響を受ける点について、あなたの意見を述べなさい。
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平成26年6月20日に、会社法の一部を改正する法律が可決・成立しました。
そこで、(1)「社外取締役及び社外監査役に関する規律」(2)「監査等委員会設置
会社制度の創設」(3)「会計監査人の選任等に関する議案の内容の決定」の3つ
について、それぞれ①制度の概要②制度導入の背景を述べなさい。
棚卸立会について述べなさい。
①意義・目的について説明しなさい。
②棚卸立会を実施することにより発見可能となる会計上の誤謬・不正について述
べなさい。
(業種・業態、企業を取り巻く経営環境、事業の状況、棚卸立会の実施時期等、リ
スクの特定のために必要な仮定は自由に設定すること)
会計不に関する以下の点について、「監査における不正対応基準」(平成25年3月
26日企業会計審議会)を踏まえて論述しなさい。
① 架空循環取引とは何か、説明した上で実例をいくつか例示すること。
② 架空循環取引にはその発生を把握できるような兆候があるか、あるとすればい
くつか例示すること。
③ 会計不正につながる異常点を見落とさないため、リスク評価手続で監査人が留
意すべきことは何か。
④ 内部統制の運用評価手続で会計不正につながる異常点を把握することは可能
か、それが難しいとするならばそれは何故か。
⑤ 実証手続でも会計不正につながる異常点を検出できないケースがある、それ
は何故か。
⑥ 会計不正の兆候を把握したときの監査人の対応について。
⑦ クライアントが会計不正を行っているとの心証を得たときの監査人の対応につ
いて。
⑧ 過去の事案においては、監査人が会計不正の事実を認識しながら⑥⑦のよう
な対応を怠るケースが見られる、それは何故か。
あなたが担当する監査クライアントの業種を述べ、当該業種の特徴(規制、財務諸
表、会計処理等)を述べなさい。
さらに、当該クライアントの財務諸表のうち、特定の勘定科目を選び、どのような監
査上のリスクが存在し、どのような監査手続きを実施すべきかを述べなさい。
(1) 近年IFRSを任意適用する上場企業が徐々に増加していますが、2014年1月〜
12月にIFRSを任意適用した企業を一つ選択し、当該企業を事例にGAAP差異のう
ち財務上の影響が最も大きいと考えられる論点について具体的な数値も示した上
で論ぜよ。
(2) 近年、監査報告書の記載内容に関する国際的な見直しの議論が進んでいる。
たとえば、国際監査・保証基準審議会(IAASB)の公開草案(2013年7月)では、監
査人が当年度の財務諸表監査においてガバナンスに責任を有するものに対してコ
ミュニケーションを行った事項の中から選択した、最も重要な事項、すなわち、「監
査上の主要の事項(Key Audit Matters:KAM)を、監査報告書に新たに記載するこ
とを提案している。これを我が国に導入する際に直面するであろう課題とその課題
を解消するための考え方について述べなさい。
「2015年度税制改正大綱の概要」が2014年12月27日に閣議決定され、法人税率
の引き下げ等が挙げられている。当該税制改正に関連して以下を論じなさい。な
お、あなたは2015年3月31日を期末日とするクライアントを担当しているものと仮定
する。
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①今期末の財務諸表監査において、公布日が3月31日以前であった場合の会計
上留意すべき事項と監査上の対応
②今期末の財務諸表監査において、公布日が4月1日以後であった場合の会計上
留意すべき事項と監査上の対応
IFRSの導入の意義について異なる立場から考察し、会計基準を選択するというこ
とについて俯瞰する。
2014年には日本においてIFRSを適用した企業数が約40社にのぼり、その時価総
額は東証上場企業の20%を占めるに至っています。また2013年10月には内閣府
令におけるIFRS適用要件が緩和されているなどIFRSへの対応は会計専門家だけ
ではなく、企業経営者など様々な立場からも再び留意すべきものとなってきていま
す。
そこで日本においてIFRSを導入することの意義を以下の視点から記述してくださ
い。
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・日本企業へ投資する投資家の視点
・日本企業の経営者の視点
・日本証券取引所の視点
最後に、日本の会計基準設定主体(ASBJ)の視点からの考察として、IFRSとのコ
ンバージェンスの観点で進められたと考えられる基準改正について2~3つ程度触
れ(改正・新設された基準名とその内容と主旨・背景を記述すること)、なぜIFRSへ
の全面置き換えではなく、それらのような基準改正・新設をASBJは行ったのかに
ついて考察してください。
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近年、監査報告書の記載内容について国際的な議論が行われており、今後、日本
においても本格的な議論が行われる予定です。
これに関する以下の(1)~(3)について論じなさい。
(1)監査報告書の記載内容について、「監査上の主要な事項(Key Audit Matters :
KAM)」の導入が議論されています。導入の趣旨について述べなさい。
(2)(1)の導入の趣旨を踏まえたうえで、現行の監査報告書の記載内容に関する
問題点を論じなさい。
(3)監査報告書の記載内容にかかる議論について、あなたの考えを述べなさい。
平成24年5月17日に企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準」及び企業
会計基準適用指針第25号「退職給付に関する会計基準の適用指針」が公表され、
多くの会社では平成26年3月期の事業年度末より適用しています。そこで、本基準
および適用指針について、以下の問いに答えなさい。
(1)本基準および適用指針の概要を旧基準および旧実務指針からの変更点を中
心に説明しなさい。
(2)本基準および適用指針において、各企業で任意に選択が可能な計算方法・会
計処理等を挙げ、企業にとってそれぞれの方法のメリット・デメリットを説明しなさ
い。
(3) 本基準および適用指針の適用にあたり会計監査人が留意すべき事項を述べ
なさい。
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IFRSを任意適用する会社が近年増加してきています。これに関し、以下の各設問
についてあなたの考えを述べなさい。
・IFRSを適用するにあたってのメリットとデメリット
・IFRSを任意適用するにあたって、企業が実務上対応すべき課題や監査手続へ与
える影響
・IFRSと日本基準との重要な差異(現在日本でIFRSを任意適用している企業を1つ
選択すること)
あなたは当期の監査で以下のような状況を発見し、これらの状況を「監査における
不正リスク対応基準」において不正による重要な虚偽の表示を示唆する状況とし
て例示されている状況に該当すると判断しています。
そこで、「不正リスク対応基準」及び関連する監査の基準を踏まえ、考えられるリス
ク及び監査上の対応について理由とともに述べなさい。
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(ケース1)会社が売上高及び利益を増加させるため、収益認識基準を変更しよう
とした場合。
(ケース2)主要顧客に対する売掛金の残高確認について、会社が合理的な理由
なく宛先の変更や確認状の発送を拒否している場合。
(ケース3)会社が棚卸資産の保管先に関する十分な情報を提供しないため、棚卸
立会及び預け在庫に関する残高確認の対象とする事業場の選定が困難な場合。
会計不正等が絡む事件は今なお無くならず発生しているが、そこでの教訓を会
計監査の現場において活かすためにも、過去の大きな会計不正事件の原因や課
題等を学ぶことは非常に重要である。
そこで、社会の注目を集めた会計不正事件に関連して、①2011年12月6日に公
表された「オリンパス株式会社第三者委員会 調査報告書」
(http://www.olympus.co.jp/jp/common/pdf/if111206corpj_6.pdf)あるいは②2011
年10月27日に公表された「大王製紙株式会社元会長への貸付金問題に関する特
別調査委員会 調査報告書」(https://www.daiopaper.co.jp/news/2011/pdf/n231020a.pdf)のうちいずれか1つを読み、その内容
に関して下記の各問に答えなさい。
なお、②に関しては、「平成24 年3 月期決算の過程において判明した過年度の
会計処理の誤りに係る有価証券報告書等の訂正報告書の提出、及び決算短信等
の再訂正に関するお知らせ」(http://www.daiopaper.co.jp/news/2012/pdf/n240516a.pdf)を参考に元会長への貸付金問題のみ
ならず、過去数年分の訂正報告書を提出することとなった会計処理の問題につい
ても言及しなさい。
問1 選択した会計不正事件の概要を要約して述べなさい。
問2 当該事件における会計監査人の対応について述べなさい。
問3 当該事件においてあなたが考える会計監査の問題点及び本来あるべき会計
処理と監査対応についてあなたの考えを述べなさい。(※1)
問4 結果として、どちらの事件も未然に防ぐことはできませんでしたが、このような
会計不正を未然に防ぐためには、現在の会計監査制度に変更が必要だと思いま
すか。変更が必要かどうか、その根拠及び会計監査人への影響についてあなた
の考えを述べなさい。
(※1)どちらの事件においても会計処理の問題は多岐に渡るため、特に大きな問
題であるとあなたが考える会計処理を抽出して回答しなさい。
次の①及び②に答えなさい。なお、A社~F社については、適宜、自由に前提条件
を設けてもよい。
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①あなたは以下の監査クライアントの監査を担当しています。
A社:製造業
B社:建設業
C社:小売業
D社:ソフトウェア開発業
上記の監査クライアントから1社を選び、クライアントが営む事業・取引の特徴に触
れながら、主要な勘定(売掛金、棚卸資産、売上)に対する監査計画の立案並びに
監査手続の実施に当たり、留意すべき事項を述べなさい。
②あなたが監査を担当しているE社は、新規事業に参入するため、これまで資本関
係のなかったF社の発行済み株式を100%取得し、F社を子会社化しました。F社の
展開する事業は今後の成長が期待されており、F社のE社グループに対する重要
性は2~3年内にかなり増すものと想定されています。
以上を踏まえ、E社に対する監査計画の立案並びに監査手続の実施に当たり、留
意すべき事項を述べなさい。
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アベノミクスの成長戦略や、第3次安倍内閣、また、東京オリンピックの開催決定
等により、経済の改善の兆しが見えており、株高・円安も進んでいます。
このような経済環境において、業種を任意に選択して、勘定科目を例示しながら、
会計上及び監査上特に留意すべき事項(勘定科目等の性質、虚偽表示の例示、
必要なリスク対応手続等)を、具体的に述べなさい。
その際に、少なくとも以下の内容については、必ず言及すること。
収益の認識
資産の評価
会計上の見積り
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特定の業種を選定した上で、当該業種の特徴を踏まえながら、その業種に係る
財務諸表の特徴、固有の会計処理等を述べるとともに、監査上留意すべき事項を
具体的事例を用いつつ説明しなさい。その際、特別に検討するリスクに触れながら
論述すること。
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棚卸資産の実在性と評価に関し、以下の①から③について、それぞれに具体例を
示しつつ述べなさい(具体例は2つまでとする)。
①企業及び企業環境の理解に際し、重要な虚偽表示リスクとして識別する場合
②企業が構築すべき内部統制
③効果的と考える監査手続
平成26年2月18日付けで企業会計審議会から公表された「監査基準の改訂に関
する意見書」を踏まえ、日本公認会計士協会(監査基準委員会)は、平成26年4月
4日付で、監査基準委員会報告書800「特別目的の財務報告の枠組みに準拠して
作成された財務諸表の監査」、監査基準委員会報告書805「個別の財務表又は財
務諸表項目に対する監査」を公表しています。
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① これらの基準等が公表された趣旨・背景について説明するとともに、実務適
用された場合の、公認会計士の業務に及ぼす影響について、あなたの考えを述べ
なさい。
② 新たなニーズとして生じると考えられる業務を具体的に1つ挙げ(「特別目的の
財務報告の枠組みに準拠して作成された財務諸表の監査」「個別の財務表又は
財務諸表項目に対する監査」いずれか問わない)、その業務を提供するに際して、
監査報告書に記載すべき文言や内容も含めて、留意すべき点を述べなさい。
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特定の業種を選定した上で、当該業種の特徴を踏まえながら、その業種に係る
財務諸表の特徴、固有の会計処理等を述べるとともに、監査上留意すべき事項を
具体的事例を用いつつ説明しなさい。その際、特別に検討するリスクに触れながら
論述すること。
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日本公認会計士協会は、平成25年3月29日に、「年金資産に対する監査手続に関
する研究報告」(監査・保証実務委員会研究報告第26号)を公表しています。これに
関して、以下の設問に答えなさい。
(1) 当研究報告が要請された社会的背景及び目的を簡潔に説明しなさい。
(2) 高監査リスク資産が認識された場合に、必要と考えられる監査手続を説明しな
さい。
(3) 年金資産の監査における実務上の留意点について説明しなさい。
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収益性が低下している企業の資産や、そのような企業に対する投融資において
は、一般的に資産の評価に関する重要な虚偽表示のリスクが高いと考えられま
す。
以下の各資産の評価に関連する会計処理の概要を会計基準、各種指針等に基づ
き説明し、なぜ、収益性が低下している企業において問題となるのか明確にしたう
えで、監査上留意しなければならない点について説明しなさい。
①棚卸資産
②売掛金・貸付金
③有形・無形固定資産
④繰延税金資産
⑤関係会社株式
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分析的手続等に関し、以下の設問に答えなさい。
①分析的手続と分析的実証手続の違いについて述べなさい。
②分析的実証手続を実施する場合には監査人において推定値の算出が必要とな
るが、推定値の精度を高めるために検討すべき事項について述べなさい。
③売上高及び売掛金についてどのような分析的実証手続を実施することが考えら
れるかについて述べなさい。
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棚卸資産の実在性と評価に関し、以下の①から③について、それぞれに具体例を
示しつつ述べなさい(具体例は2つまでとする)。
①企業及び企業環境の理解に際し、重要な虚偽表示リスクとして識別する場合
②企業が構築すべき内部統制
③効果的と考える監査手続
平成26年2月18日付けで企業会計審議会から公表された「監査基準の改訂に関
する意見書」を踏まえ、日本公認会計士協会(監査基準委員会)は、平成26年4月
4日付で、監査基準委員会報告書800「特別目的の財務報告の枠組みに準拠して
作成された財務諸表の監査」、監査基準委員会報告書805「個別の財務表又は財
務諸表項目に対する監査」を公表しています。
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① これらの基準等が公表された趣旨・背景について説明するとともに、実務適
用された場合の、公認会計士の業務に及ぼす影響について、あなたの考えを述べ
なさい。
② 新たなニーズとして生じると考えられる業務を具体的に1つ挙げ(「特別目的の
財務報告の枠組みに準拠して作成された財務諸表の監査」「個別の財務表又は
財務諸表項目に対する監査」いずれか問わない)、その業務を提供するに際して、
監査報告書に記載すべき文言や内容も含めて、留意すべき点を述べなさい。
財務諸表を作成する際に、経営者による会計上の見積りが行われることがありま
す。
会計上の見積りが必要な勘定科目を3つ挙げ、①各科目に含まれる会計上の見
61(札幌支所) 積りの内容及び見積りに存在するリスク、②各科目の会計上の見積りの監査を実
施する際に必要と考える手続、及び③その手続を実施する際に留意すべき事項に
ついてあなたの意見を述べなさい。
なお、監査基準委員会報告書540「会計上の見積りの監査」等も参照すること。
2014年1月1日以降に発生した不適切な会計処理(意図的な虚偽表示)について、
各自具体的な事例を1つ取り上げて、下記について述べてください。
(1)概要(不正の方法含む)
(2)当該事例における不正リスク要因(動機等、意図的な虚偽表示につながった
62(仙台支所)
背景)
(3)会社の内部統制上の問題点
(4)監査上の対応(どのような監査手続きを実施していれば発見できたか)
平成25年3月に公表された監査・保証実務委員会研究報告第26号「年金資産に対
する監査手続に関する研究報告」に関し、下記について述べなさい。
1.当研究報告が公表された背景と目的
63(長野支所)
2.年金資産に対する監査手続(高監査リスク資産が含まれていた場合の追加的
64(新潟支所)
な監査手続も含む)
65(静岡支所)
3.年金資産の内訳開示に係る監査手続
なお、上記2、3については自身が関与しているクライアントにおいて実施する監査
手続を参考に具体的な監査手続を記述しなさい。
企業の業績が低迷した場合、資産の評価に関する重要な虚偽表示のリスクが高
まる可能性があります。
そこで、会社の業績が低迷している場合に、以下の各資産の評価について、①会
66(金沢支所) 計処理の概要、②重要な影響が生じうる業種、③あなたが監査上特に留意しなけ
67(広島支所) ればならないと考える点について説明しなさい。
68(高松支所) ①棚卸資産
②有形固定資産
③関係会社株式
④繰延税金資産