研修者の所属 郡山市立富田西小学校 派遣先企業等 ハマツ観光株式会社 1 はじめに 校長先生から教員体験研修への推薦のお話をいただ いたとき、正直言って迷いがありました。 はたして勤まるのだろうか。学校を離れて、他の先 生方に迷惑をかけるのではないだろうか。 しかし、今後教職を続ける限り、いろいろな社会体 験から見聞を広め、それが教育界に少しでも役立たせ ることができればと考え、お受けすることにしました。 内定してからも「営業はできるのだろうか」「宴会で のサービスは・・・」「接客は・・・」と、不安要素は 尽きませんでした。 職・氏名 「管理部 教諭 大塚 善憲 調達施設課での業務」 2 主な研修(業務)の内容 ○ 総支配人の講話(経営方針・理念・ホテルの現状) ○ 営業企画部長の講話(研修内容) (1)宿泊料飲部 客室 10月1日(木)∼10月15日(木) 客室を最高の快適な状態に整備し、フロントなどとの連絡や協力体制を学ぶ。 (2)営業Ⅱ部 宴会販売課 10月16日(金)∼11月15日(日) 商品の販売を通じて、売り上げを達成し、維持していくこと、販売の心を習得する。 (3)宿泊料飲部 宴会サービス課 11月16日(月)∼11月21日(土) 宴会場の設備・機能を把握し、接客の基本用語・動作を習得する。 (4)宿泊料飲部 レストラン胡蝶花 11月22日(日)∼11月30日(月) 接客の基本を学び、お客様との会話や心をとらえたサービスができるようにする。 (5)宿泊料飲部 フロント課 12月1日(火)∼12月15日(火) 玄関・ロビー周りの身のこなしと、館内の司令塔としての役割・連携作業を学ぶ。 (6)管理部 調達施設課 12月16日(水)∼12月31日(木) 発注・検収などの作業を通じて、取引先や納品される原材料を覚え、ホテル内の物品の流 れをつかむ。 3 研修の成果及び活用の構想 ○ 各部署とも責任者の言動から、働く者として行動目標が明確に読み取ることができる。 ○ 常にお客様の立場から物事を見て・考えた接客やセッティングが各部署ごとに徹底してい る。 ○ 「シーツのしわ 1 本」にも社運がかかっているという発想と責任感が、職員一人一人の言動 に表れている。 ○ 宴会サービスにおいても、食器・グラス等、卓上に出される全てが食事の命であり、お客様 を楽しませる大切なものであるという意識の基に動いている。 ○ お客様あっての「会社」・「自分」という意識・責任感が、「やらなければ」という自覚とし て定着している。 ○ 児童生徒・保護者は学校のお客様 ・ 現在置かれている立場に甘えることなく、常に児童・生徒一人一人のもっているよさ、可 能性を引き出すための研修とその結果が共有できる職場作りを考えたい。 ・ 「先生、さようなら」と一日の充実感あふれる笑顔で元気に挨拶のできる児童の姿を、ホ テルでのお客様の姿に重ね合わせて、自責の念に駆られ反省した。今後さらに努力したい。 4 おわりに 「井の中の蛙、大海を知らず」 この言葉の重みを痛切に感じました。 このような有意義な研修の機会を与えていただき誠にありがとうございました。 また、この研修のために、ご支援、ご協力くださいました。富田西小学校の先生方・児童・保 護者の皆様方に深く感謝いたします。
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