第23回アルミニウム鍛造賞 技術賞

浜松工業技術支援センターの研究員(左から 2 人目)が
「第 23 回アルミニウム鍛造賞 技術賞」を受賞しました!
「鍛造・塑性加工」に関するご相談は当センターへ!
(要旨)
・平成 27 年6月9日、(一社)日本鍛造協会アルミニウム鍛造技術会で、浜松工業技術支援セ
ンターの鷺坂上席研究員が取り組んだ「アルミニウム合金冷間鍛造における潤滑性能の評
価」が高く評価され、共同開発者とともに技術賞を受賞しました。
・平成3年の本賞設置後、公設試験研究機関の研究員の受賞は初めてです。
<受賞の概要>
主 催 団 体 一般財団法人日本鍛造協会アルミニウム鍛造技術会
受 賞 名 第 23 回アルミニウム鍛造賞 技術賞
共同受賞者 ・浜松工業技術支援センター上席研究員 鷺坂 芳弘 (46 歳)
・アイルブ株式会社代表取締役 石橋 格氏
・住鉱潤滑剤株式会社主任 中倉 敏成氏
・静岡大学工学部特任教授 中村 保氏
・静岡大学大学院総合科学技術研究科 教授 早川 邦夫氏
受賞テーマ アルミニウム合金冷間鍛造における潤滑性能の評価
受賞内容及 ・フッ素を含有する従来の潤滑剤の代替剤として、環境負荷の低い冷間鍛造
び受賞理由
用潤滑剤を開発し、アルミニウム合金の冷間鍛造における潤滑剤の性能を
評価した功績
・本知見は、開発した潤滑剤の普及を促進する上で貴重なものであり、県内
のアルミ製自動車部品の製造コストや環境負荷の低減にも寄与
そ の 他 ・今回の潤滑剤は共同研究先(アイルブ(株)
、住鉱潤滑剤(株)
、静岡大学)
が共同で開発
・鷺坂上席研究員は摩擦試験法という潤滑剤の評価での側面支援。なお、同
評価法は広く関連業界で活用でき、今後、技術相談などでの利用に期待
※冷間鍛造とは 金属に力を加えて成形を行うとともに金属組織を強くする鍛造を常温
下で行うこと。加熱する場合に比べて後工程の少ない高精度の加工が可能。その反面、
工具の磨耗や焼付などが発生しやすいため、潤滑剤の性能が重要。