学校だより 【伸樹】 6・7月号 [473KB pdfファイル]

大和市立大和中学校
平成27年6・7月号
7月1日発行
学校だより
〒242-0018
大和市深見西7-5-1
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:
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gawa.jp
URL:http://www.ed2.city.ya
mato.kanagawa.jp/c-yama/
雑
感
教頭 出水 敏彦
校長から6・7月号に掲載する原稿を依頼されました。「学校だより」を読まれる皆さんに読みやす
い文章を書くことができるかわかりませんが、今よろこんで書かせていただいております。
まず、自分のことを少し書かせていただきますと、1981年4月に新任教員 (俗に言うところの新
米教師)として大和中学校に着任いたしました。2年2組担任、2年男子と1年女子の保健体育の授業を
担当させてもらいました。そして、何としてもやりたかった野球部の顧問も持たせていただき、何もか
もが新鮮で、毎日朝早く学校に来て、そして生徒と楽しく会話したり、激しくぶつかり合ったりといろ
いろ刺激的な毎日を過ごさせてもらいました。何とその年は、異動の先生方は自分以外にはなく、新米
の自分だけだったので、先輩の先生方にたくさんのことを教えていただき、教師としての基本を叩き込
まれた素晴らしい学校であると思っています。
そのような学校に2014年4月に再度着任し、またいろいろなことを皆さんとともに学ぶ場にさせ
ていただいたことに感謝しています。
それでは、前置きが長くなりましたが、今年は2年生のキャンプに責任者として参加させていただき、
生徒と同じように(実は10分の1くらい)活動させていただきました。そこで感じたことを書きます。
2年生の生徒の大和中学歴は私と同じなので、彼らには「同期の桜」的(これは名言かな)なものをま
ず感じていました。したがって、このキャンプ自体は、私にとって実は去年の早い時期から楽しみにし
ていた行事だったのです。
2学年の先生方の生徒の皆さんに注ぐ情は、並大抵のものではなく(「いわゆる半端ない」という意味)、
1年生の初めのころから、学年作り、学級作り、人間関係作りにその思いは表われていました。とは言
っても、今回までの全ての準備が、順風の状態であったわけではなく、修正に修正を重ねたこともあっ
たようです。そのことも、この文章を読んでいただいている皆さんには分かっていて欲しいことのひと
つです。
さて、5月31日から本番はスタートし、6月2日に帰ってくるまで、何事もないことは当たり前で
すが、神様って本当はいるんだと改めて思ったことがあります。何といってもこの本番の3日間、素晴
らしい天気に恵まれ、計画通りに進んだことです。中学校の行事の中で、特にキャンプは雨が降っては、
まったく計画が崩れてしまい、
「あぁあ」という気分になり、何となくしらけてしまうことになるので
す。しかし今回のキャンプは全てが計画通りに行き、気分はますます盛り上がるのですね。2日目の夜
のキャンプファイヤー場には、何と本物の神様まで表われ、ありがたいことにファイヤーに不可欠の火
をくれました。神様はすぐに帰宅しましたが。
その後の約3時間は2年生の生徒全員と先生方がまさに「輪(つなが
り)
」ました。
「Team Red」
いつまでもいつまでも思い出に残るキャンプでした。保護者の皆様に
もLive中継ができれば、あるいは現場で見ていただければきっと感
動したことと思います。できることでしたら、この文章を読んでいただ
いた後、もう一度、お子さんに(しつこいといわれるかもしれませんが)
その時の様子を聞いていただけたらと思います。
3年修学旅行
2年キャンプ
1年遠足
「週末課題」と「家庭学習」
学習教養支援
総括教諭 戸塚 佐和子
大和中学校では、家庭学習の習慣をつけるために、もう何年も前から学校全体で取り組んでいること
があります。「週末課題」と「家庭学習」です。
教科は、学年ごとに若干の違いはありますが、毎週末に「週末課題」を配付し、週明けに提出させて
います。「家庭学習」は、授業が4校時で終わる日に、午後の時間、家庭で学習ができ
るように配付します。
このような取り組みから、少しでも家庭で学習する習慣を身に付け、家庭学習の時間
を増やせたら、という願いで、もう何年も取り組んでいます。成績に反映されることも
あり、生徒たちも意識を持ち取り組めるようになってきています。
家庭学習の時間は、1年生で1時間、2年生で2時間、3年生で3時間と言われます。
学校からの課題だけでなく、予習、復習にも積極的に取り組み、しっかりと授業を受け
ることが学習の第一歩になります。
大和中って
こんな学校
「学年の絆」
修学旅行第一夜、赤々と燃える炎を背に、250名あまりの和中生が立ちつくす。コトリとも音が
しない。聞こえるのは、遠くから伝わる潮の気配のみ。代表が、右手で左胸あたりをつかみながら、ス
テージに上がる。代表が口上を述べるといっせいに地鳴りのような「おーっ!!!」という声が響く。
次の瞬間、全員が手をひざに着け姿勢を低くする。代表の力強い「ソイヤ!」の声で、ステージ左側か
ら半数の和中生が両手を挙げ「ソイヤ!」と応じる。また、代表の「ソイヤ!」の声で、今度はステー
ジ右側から残り半分の和中生が「ソイヤ!」と言って両手を挙げる。代表の「ソイヤ!」の掛け声に応
じ左右交互に「ソイヤ!」の声が夜空に響く。代表の「ソイヤ!」の掛け声は勢いを増し徐々にテンポ
が上がり左右から繰り出される掛け声や動作が一層熱を帯びて行く。ボルテージが最高潮に達したとこ
ろで、代表が「おーっ!」と言って姿勢を低くすると同時に全員が「おーっ!」と応じ姿勢を低くする。
代表「われら」全員「みどり」代表「目指すは」全員「最強」代表「覚悟を決めろ」全員「やってやる」
全員「わーちゅーうっ、ソイヤ!」で全員が両手を挙げる。
「5月25日、3年修学旅行から」
西湖の森に包まれたキャンプ第二夜、キャンプファイヤーの炎が少しずつ和中生の心から、こだわり、
わだかまり、羞恥心、を取り除き“素”の自分を見せ始めたころ「団結おどり」が始まった。250名
の和中生がキャンプファイヤーを囲み、バンバンババンバ、バンバンババンバ、バンバンババンバ、バ
ン、ハッ、バンバンババンバ、バンバンババンバ、バンバンババンバ、バン、ハッ、キキキキーキキ、
キキキキーキキ、キキキキーキキ、キ、ハッ。(繰り返し)の掛け声にあわせてひざをたたき左右に動
く、途中の“ハッ”がアクセントとなり動きを静止させ全員が指と顔を空に向けおとぼけポーズを作る。
3回4回5回6回と回を重ねる中で身も心もわれを忘れただただ動きの中に身を置く。無意識的に声を
出し体を動かす中で全員の動きが一体となり全員の意識が一つになり星空に放たれていった。
「6月2日、2年キャンプから」
「250名の人間が、自らをさらけ出し声をそろえ動きをそろえ心を一つにする」ことが、一生のう
ちに何回あるのでしょう。大和中学校には、そのような“学年の絆”を深める活動があるのです。
「We love 大和中」のコーナーでは、保護者や地域の方々からの大和中にまつわるエピソードを募
集します。これまでの大和中学校で起きた出来事や大和中学校の様子を400字程度にまとめ大和中
学校までお送りください。写真・資料があると嬉しいです。お送りいただいた文章をすべて掲載する
ことはできないかもしれませんが、できる限り載せていきたいと思っています。
〒242-0018
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教頭宛
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