34 尿道留置カテーテル使用率

34 尿道留置カテーテル使用率
尿路感染症は最も多くみられる医療関連感染症です。そのほとんどの医療関連尿路感染が尿路
での器具使用に起因しています。尿道留置カテーテルは、適切な適応に限り必要な期間だけ留置
すること、留置した場合はできるだけ早期に抜去することが推奨されています。
尿道留置カテーテル使用率は、尿路感染症発生率を算出するための前段階指標となり、院内で
どのくらい尿道留置カテーテルが使用されているかを見る指標です。
当院の定義・計算方法
分子:尿道留置カテーテル挿入延患者数
分母:延入院患者数
当院の数値
挿入延患者数
平成 27 年 4~6 月
入院延患者数
4,626
67,830
使用率(%)
6.8
※「年度」
:当該年 4 月~翌年 3 月までの期間
コメント
カテーテル関連尿路感染を予防するためには、不要なカテーテルをできるだけ早く抜くことが
重要な対策です。当院でも、尿道留置カテーテルの必要性をアセスメントし、早期に抜去する取
り組みを実施しています。院内での医療関連感染発生の予防対策を継続して実施していきます。