④調理・⑤炊飯

さて、朝から始まった仕込み作業は約2時間で終了し、次は要の調理作業に移ります。
メニューごとに分けた食材を釜の前に並べ、調味料を用意して、献立を確認した担当者が調理
をスタートさせます。
調理方法には回転釜・スチームコンベクション・フライヤーとあります。
一番多いのは回転釜の調理です。1つの釜で約 1200~1300 人分が出来上がります。
もくもくと湯気が立ち上るので、釜で作業をする調理員に眼鏡をした人はほとんどいません。
確認した温度と時間はすべて記録に残しています。
温度については調理課程での加熱・ランチボックス容器へ盛るための冷却、すべて確認温度
が決まっており、決まった温度帯に満たないものは必ず再加熱・再冷却をして食中毒菌が繁
殖しやすい温度を避けています。
次はスチームコンベクションでの調理です。業務用ヘルシオだと思ってください。
2台あるスチームコンベクションでは、蒸しもの・焼きものといった作業を行います。
焼き魚を焼いたりしゅうまいを蒸したりと毎日、使用しない日はありません。
この日はオムレツの調理です。1台で約 500 枚が 25 分で出来上がります。
最後にフライヤー、揚げ物機での調理です。
簡単な揚げ物としてコロッケ・甘エビの唐揚げのほかに肉を揚げてまた回転釜で炒める揚
げ煮など、様々な場面で活躍しています。
1つのフライヤーでコロッケが25個から30個の調理が可能です。
次は炊飯です。時刻は 8 時。ご飯釜をセットし炊き始めます。
1つのご飯釜には約6kgの米が入ります。
9時頃からランチルームのご飯の仕分けは釜から手作業で行います。
子供たちに大人気の混ぜご飯は、攪拌機の導入で更においしく混ぜられるようになりました。