Page 1 とら太通信 ~2015 年6月便り~ テーマ ~ 地域の中で共に生き

とら太通信
~2015 年6月便り~
テーマ
~ 地域の中で共に生きよう
共に育ち合おう ~
認定NPO法人とら太の会
TEL0965-30-0701
FAX 30-0702
E-mail:[email protected]
http://torata.boo.jp
テレビの中の出会い
山下 順子
先日、何気なく見たテレビにくぎ付けになりました。
以前、義父の入院を通して、熊本の聖心(みこころ)病院の先生や看護師さんの天国に
召されるその時まで、心に寄り添ってくださる関わりに家族みんながどんなに癒され励ま
されたか分かりません。こんな病院があったのだと毎日感謝と感動させられておりました。
高齢者施設に関しては、出かけて行った経験は何度もありますが、テレビの中の40歳
くらいの若い男性の、認知症高齢者の方々への関わりは、これまで出会ったことがないも
のでした。
寄り添い、違いを認めあうという取り組みをしているとら太の会ですが、テレビの中の
男性に、心が洗われるような衝撃を受けました。テレビの中にあった「いしいさんの家」
を元にインターネットで情報を収集し、本を購入しました。
テレビの中の男性は、1975年生まれの石井英寿さんで、奥様と子ども4人のお父さ
んです。2006年1月1日、赤ちゃんからお年寄りまでの居場所作りをめざして「宅老
所いしいさん家」を開所。その後、他にも宅老所を開設しておられる方です。
近いうちに自分の目で見て心で感じて来たいと思っています。是非、とら太の会にも来
て頂けるようにお願いしてきたいと思っていますが、今回は、石井さんの書かれた本の中
から、1篇の詩をご紹介します。
「いっぱいいっぱい」
子どもに当ってしまうときって、ママは自分に余裕がないとき。
自分に余裕がないときは
子どもに対してイライラしてしまうもの。
子どもは何かやろうとして、失敗を怒られる。
なんでも最初は失敗するのに。何事も経験なのに。
「なんでそんなことできないの!」
自分に余裕がないときはなんでも子どもにあたってしまう。
そして自己嫌悪に陥る。
人間だから、家族だから仕方ない。
認知症状のある人に当ってしまうときって、介護者が自分に余裕がないとき。
自分に余裕がないときは、本人に対してイライラしてしまうもの。
本人は、自分でやろうとしてもうまくいかない。
そのことは今までできたこと。でも、うまくいかない。
「そうじゃないでよ!」
自分に余裕がないときはなんでも相手に当ってしまう。
そして自己嫌悪に陥る。
人間だから、家族だから仕方ない。
そんなときは、一呼吸して、一歩引いて物事を見てみては。
子どもや認知症状のある人には、非はないのだから。
石井英寿著 「人間だから、一緒だよ」より
~とら太の会の理念~
ふれあい
認め
学び
支え
つながる
(地域の中で互いにふれあいながら、違いを認めあい、学びあい、支え 支え
合いながら 共育ちあいつながりあいましょう。
)
現在のとら太の会
会員数
正会員
154名
家族会員 428名
賛助会員 160名
☆
とら太の会・賛助会員募集中!!
賛助会員を募集しています。賛助会員の方々には、毎月の通信を配布しています。
会費や賛助会費は、とら太の活動等に充てられています。また、賛助会費は、寄付控除の
対象になります。よろしくご協力下さい。
<ご寄付を頂きました>
田原 栄喜さま
山下 浩さま
寺田ひろみさま
ありがとうございました。
☆2015年度認定 NPO 法人とら太の会定期総会のご報告
5月22日(金)19時より太田郷公民館会議室に置いて2015年度定期総会を開催し
ました。正会員154名中、出席会員
126名(委任状含む)で議事の全てにおいて承
認されました。ただ、総会のあり方については今後の課題としていきたいと思っています。
遠方の方以外の会員さんが、出席したくなるような総会をめざしたいと思います。
理事・監事の方々は、重任が承認されました。任期は、2017年5月までです。
<理 事>(敬称略)
斉藤 とも子
佐藤 真理子
塘永 理恵子
森枝 敏郎
山口 登代
山下 博史
吉田 浩一
山下 順子
柳
宗一郎
<監 事>(敬称略)
田原 美穂子 永松 敏貴
どうぞよろしくお願いします。
☆第2回理事会のご案内
総会も終わりましたので、理事会を行います。お忙しいと思いますが、ご出席ください。
日
時
2015年6月10日(水)10:00~11:00
場
所
とら太の家
折組んでおられます
サ ー ク ル
の
り
☆ 2015年度サークル役員さんが決定しました!!
役員さんを引き受けてくださいましたみなさまです。みんなで協力し、とら太の会みんなが
つながりあう取り組みにしたいと思います。どうぞ、ご協力下さい。よろしくお願いします。
代表 増田美奈子
副代表 塘永理恵子
書記 畑中和子
会計 佐々木智尋
なかま
増田美奈子
亀田明子
みのり
みのり自治会
ファミリー会
久保田良平
平野たず子
(会長)
牧野郁恵
塘永理恵子
(書記)
ありんこ園
学童
タイムケア
スタッフ
市村静香
(代表)
内田 薫
佐々木智尋
安田大輔
吉本直樹
松岡 拓
宮本満弘
武内千鶴子
秋岡里佳
中道幸雄
岡﨑千尋
柳 宗一郎
泉本春美
泉本直美
松永明子
牧野 綾
山下博史
畑中和子
市村拳皇
牧野奈保子
畑中悠希
平松久未子
敬称略
☆2015年度主な行事予定!!
とら太の会交流会
運動会
宮地わ・わ・わっフェスタ
妙見祭
人権フェスタ
クリスマス会
卒園・卒業を祝う会
ありんこ園卒園式
6月27日(土)
10月25日(日)
11月15日(日)
11月23日(月)
12月5日(土)
12月25日(金)
3月12日(土)
3月27日(日)
☆2015年度 第1回交流会担当者会議のご案内
お忙しい中申し訳ありませんが、交流会(元サマーキャンプ)の担当者会議を開催します。
ご出席下さいますようお願いします。
日
時
2015年6月5日(金)
会
場
とら太の家
議
題
交流会の開催について
19:00~20:30
※詳細については、後日ご連絡させて頂きます。
☆「てんかん学講座」の開催案内
てんかんとはどんな病気なのか、どんな治療があるのか、周囲の人たちはどう理解し支援
していけばいいのか。また、難病・疾病をもつ患者が病気を抱えながら、生きていくため
はどうすればいいのかを他の視点から考えてみるなど、疾病への正しい理解と福祉の向上
を図ることを目的に開催されます。お時間のある方はご参加ください。
日
時
2015年6月21日(日)
場
所
ウェルパルくまもと 大会議室
講演内容
13:00~16:00
(1)演題「てんかんとその治療法」
講師 熊本大学医学部付属病院脳神経外科
浜崎 禎先生
(2)演題「病気があっても楽しく生きる」
講師 熊本難病・疾病団体協議会代表
中山 泰男先生
☆2015年度 第1回交流会のご案内
とら太の会の交流会を開催します。内容については、6月5日の担当者会議の後になります
が、6月27日(土曜日)の午前中の予定です。場所は、白百合学園高等学校をおかりしま
す。はっきり決まりましたら、改めてご連絡しますが、予定に入れておいてくださいますよ
うお願いいたします。
☆印刷機と洗濯機をいただきました!
熊本労働局労働基準部賃金室より業務改善助成金をいただき、印刷機と
洗濯機等を購入しました。この助成金をいただくにあたり、社会保険労務
士の佐藤先生をはじめ、関係者の方々に本当にお世話になりました。あり
がとうございました!大切に使わせていただきます。
み
の
り
2015年度年間テーマ
Team(チーム)
~仲間・地域・こどももおとなも、みんなつながる~
《みのりの事業》~自立支援法に基づいて以下の事業を行っています!~
就労継続支援 B 型:一般企業等での就労が困難な方に、働く場を提供すると共に、知識及び
能力の向上のために必要な訓練を行います。
生活介護:生活上必要な介護を行い、生活・作業のステップアップを目指す。また、様々な
人間関係を経験し共生を図り、生きがいを持って生活する。
☆6 月のみのり
4 日(木)
中九州短期大学実習事前説明会(うらら)
5 日(金)
労福協総会(門田・山下た)
6 日(土)
フレッシュマン研修INたくまの里(山下た・田渕・山ちゃん)
9 日(火)
南部つばさ会 きょうされん全国大会実行委員会(山ちゃん・うらら・清本)
11日(木)
きょうされん全国大会の為の熊本県要望提出(山ちゃん)
16日(火)
WEいずみ保育園講演(門田・塘永・久保田・庄司)
19日(金)
看護学校より40名来会
21日(日)
きょうされん九ブロ代表者研修(山ちゃん・うらら・高上・竹田)
25日(木)
きょうされんつばさ会ボーリング大会
○6 月の新聞回収は・・・
22 日(月)
・23(火)
・24 日(水)
~新聞・ダンボール・アルミ缶・ビール瓶・一升瓶(茶・緑のみ)廃食油は随時みのりにて回
収しております~
実習生紹介
6月2日~5日
八代支援学校3年生1名
6月8日~12日 八代支援学校3年生1名
6月15日
八代支援学校2年生1名
6月16日
6月16日~17日 八代支援学校2年生2名
中九州短期大学より4名実習受け入れ
6月15日(月)~30日(火)
八代支援学校3年生1名
どうぞよろしくお願いします!!
ありんこ園
<ありんこ園テーマ>
ねらい
底辺からの保育
子どもの視線よりももっと底辺から、子どもの主体性や自主性など
経験を大切にした保育づくりを行う。
<2015年度ありんこ園年間テーマ>
ねらい
みんなでいっしょに
・自分のやりたい遊びや活動を思う存分楽しむ。
・
「できる」
「できない」に捉われず、ありのままの自分を表現する。
・それぞれの違いを受け入れ合う。
・助け合い、支えあいながらみんなでいっしょにいる楽しさ、うれし
さを感じる。
<6月のテーマ>
ねらい
あ・そ・ぼ!
・進級や入園の喜びを感じる。
・自分のやりたい遊びを見つけ、思う存分楽しむ。
桜の木の葉が多く茂り、子どもたちに日陰を作ってくれています。その下で、泥団子を作っ
たり、テントウムシやダンゴ虫を見つけて観察する子どもたちです。じっくり、のんびり楽し
む子どもたちと遊びの楽しさ、お友だちといるうれしさを感じつつ、小さな虫たちのいのちも
感じあいながら過ごしています。
6月は梅雨に入りますが、雨の日でも楽しめる遊びを見つけながら、お友だちと心ゆくまで
遊びを楽しんでいきたいと思います。又、今月は、歯科検診、内科検診、ギョウチュウ検査な
ども予定されています。自分の体を感じながら、元気に過ごすこと、健康に過ごす大切さなど
も一緒に感じていけたらと思います。下旬には、プール開きも予定しています。元気な体づく
りも楽しんでいきたいと思います。
<お知らせ>
・6月6日(土) 五校園交流親睦ビーチバレー大会があります!
今年もありんこ園は、2チームで参加します。保護者の方同士の交流の場、そして、地域
の方との交流の場として楽しめたらと思います。戦う時は、本気です!!怪我をしない程
度に頑張ります♪
・まだまだ牛乳パックを集めています。洗って、開かず、そのままお持ちください。
ありんこの夏のプール用のイスを作っています。ご協力よろしくお願いします。
学童保育とら太
<学童保育とら太の年間テーマ>
ねらい
なかよし
○さまざまな活動を通し、自分と向き合いながら自分を愛し、相手を思いやる
心を育む。
○地域の中で、たくさんの人との出会いの中で、相手の違いを認め、学び、支
えられていることを感じながらみんなとつながっていく。
<6月のテーマ>
ふれあい
ねらい ・学校ととら太の生活に慣れる。
・新しく入会した子どもたちとの関わりを楽しむ。
学校から帰ってきた子どもたちの楽しみは、とら太の家の玄関先にあるプランターの
イチゴの収穫でした。イチゴがなっていると笑顔で収穫し、たくさんとれた日はみのり
の社員、ありんこの子どもたちとも細かく切って分け合い、とら太の家のみんなと収穫
を喜びました。いろんな場面で、とら太に来る楽しみを見つける子どもたちでした。
春の時期の運動会に向け、各学校は、毎日練習が行われていました。帰ってくるなり、
「今
日疲れた~」と部屋に入るなり、制服のまま床でごろごろしたり、しばらく座り込んだ
りと、疲れている様子が見られていました。ただ、
「ダンス毎日踊りよるけど、覚えきら
ん~」
「組体操、支えるの大変だけん!」
「今日、ずっとかけっこの練習だった。」と言い
つつも、笑顔で練習の話をしてくれる子どもたちでした。その表情を見ていると、学校
の進級したクラスにもすっかり慣れ、楽しみながら過ごしているのが伝わってきました。
当日も、一人ひとりとてもいい表情で参加していました。子どもたちの輝く姿がとても
眩しく、成長を感じた時でした。また、保護者の方々、お疲れまでした。
父の日・家族の日に向け、自分たちを育ててくださっていることへの感謝や、生活の
ために働いてくださっていることなどへの感謝をしながらご家族へのプレゼントを作成
中です。完成したものは、よかとこ物産館に展示することになりました。ぜひ、ご家族
で子どもたちの作品展を御覧下さればと思います。
6月も、みのりの社員、ありんこの子どもたち、学童の子ども同士とのふれあいを楽
しんでいきたいと思います。
ふれあいホーム・ふれあい農縁
とら太ふれあいホーム・ふれあい農縁の取組みの趣旨
地域の縁側:地域のだれもが立ち寄り、居場所になる家
地域の結作り:地域の人々とのつながりや支え合いを大切にする
地域の力おこし:地域のいろいろな資源や人材をいかした取り組み
新緑の候。園庭の桜の枝が更に大きく広がり、子どもたちが遊ぶ木陰のスペースを
作ってくれています。
今月は畑作業が続きました。みのりさん、ありんこさんと学童さん、学童さんと白百合高生、
みのりさんと学童さん…色々なメンバーの組み合わせで、玉葱・じゃが芋の収穫に里芋の植え
付け、ローゼルの種蒔き等など、時には大ミミズも顔をだし、みんなで力を合わせ楽しんだ作
業になりました。 また、恒例の玉葱蒸しから始まり、ありんこシェフの「フライドポテト」
に学童シェフの「ハッシュドポテト」とおやつ作りにも意欲満々で、採れたての野菜おやつは
みんなに大人気でした。
里芋植え
○ 5月も、ボランティアをはじめ
じゃがいもの収穫
ご支援・ご協力を頂きました。
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パッチワーク:山口さま 加藤さま 内田さま
宮田さま
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子羊文庫:加藤さま 米田さま ❀ 白百合高校ボランティアクラブのみなさま
❀ みのりの仲間と共に作業:丸吉さま 浅山さま
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更生保護女性会の山口さま、宮本さま、和久田さま・柴田さま・井本さま
☺
たくさんの方々から、季節の野菜や果物(グリンピース、ニンニクの芽、玉葱、ビワ…)
貴重なローゼルの種、お菓子のおやつなども頂きました。
本当にありがとうございました。