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③じょくそう対策指針
抜粋
(1) 総則
特養谷中は入居者に対し、良質なサービスを提供する取組みのひとつとして、じょく
そうが発生しないような適切な介護に努めるとともに、その発生を防止するための体
制を整備することを目的に、じょくそう対策指針を定めるものである。
職員の責務およびじょくそう対策委員会の設置
(2) 職員の責務
およびじょくそう対策委員会の設置
谷中ホームの職員は、じょくそうに関する基礎的知識をもち、日常的なケアにおいて、
じょくそう発生の予防について配慮しなければならない。
また、じょくそう予防・対策を協議・検討することを目的とし、委員会を構成する。
委員会は、施設長(副施設長)・管理栄養士・看護職員・介護職員・介護支援専門員・
生活相談員・特養係長・
(嘱託医)をもって構成し、多職種協働(チームケア)の体制
とする。委員長は看護主任(代行又はリーダー)とし、定例、必要時は臨時開催する。
(3)じょくそう対策委員会の審議事項
じょくそう対策委員会の審議事項
① 施設内で報告のあったじょくそう事例の対応策に関すること
② 施設内におけるじょくそう及び合併する感染症の予防体制の確立に関すること
③ じょくそう予防に関する情報の収集に関すること
④ じょくそう予防のためのマニュアル類の整備に関すること
⑤ 職員を対象としたじょくそう予防に関する研修の実施に関すること
⑥ その他、当施設内のじょくそうの発生予防のために必要な事項に関すること
(4)じょくそう予防対策担当者の決定と責務
施設長はじょくそう発生防止に必要な知識および技能を有するものとして、看護職員
全員をこれにあて、施設内のじょくそう予防対策を担当させる。
じょくそう予防対策担当者は、サービス担当者会議(カンファレンス)、臨時(ミニ)
カンファレンス等に出席し、じょくそう予防に関する助言・指導を行う。
(5)じょくそうの分類および対応
体位交換などを行って発赤部位の圧迫を除去しても消退しない発赤、
ステージⅠ
紅斑で、指で圧迫しても蒼白にならない状態。
⇒臨時じょくそう対策委員会の召集
⇒ケア方法の検討開始、褥瘡経過評価表(DESIGN-R)の使用開始
⇒定期的なモニタリングの開始(カンファレンス・栄養カンファと連動)
皮下脂肪組織に及ばない表皮のびらんや、真皮にとどまる浅い潰瘍を
ステージⅡ
みとめる状態。水泡の形成。
⇒臨時じょくそう対策委員会の召集
⇒ケア方針の徹底
⇒2週間ごとのモニタリングの開始(カンファレンス・栄養カンファと連動)
皮膚全層に潰瘍が及び、皮下脂肪組織に達する深さとなった状態。
ステージⅢ
⇒医療機関受診、入院を含む治療体制の構築
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