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2014 年 3 月
準備号
妙見ブナだより
発行:能勢妙見山ブナ守の会
事務局:能勢妙見山 TEL:072-739-0329
編
集:信田修次
事務局:植田観肇
◎10数年ぶりにブナの実が豊作(平成25年の秋)!
…毎年の秋、10 月の中旬に妙見山のブナ林を訪れる。これはなんだ!
例年のブナ林とは違う。明らかに違う。なんとブナの実が一面におちているではない
か。中を割ってみると三角の茶色の種が入っていた。
毎年、ブナの実を確認しているが中の種子まで確認できたことは、10 数年来ほとん
ど無い。毎秋、妙見山のブナを案内しているが、初めての事であった。
◎ブナの木、育成にチャレンジ
…能勢妙見山のブナは、大阪府の天然記念物に昭和 58 年に指定されているが、川西市
域にもブナの実が落ちている。能勢電鉄の妙見の森にもブナ成木が数本確認され、平
成 25 年度には兵庫県のレッドリスト(植物群落)に川西市黒川のブナ個体群がラン
クCとして登録されている。平成 25 年の 11 月、府県境界沿いの道でブナの実、約
100 個を採取して育成にチャレンジする。
<発芽の豆知識>
①
②
③
④
⑤
ブナの実をコップの水に漬け、沈んだ実を選定。(浮く実は不可)
まさ土、栄養分の少ない砂上に蒔く。約 5 ミリ程度の砂を被せる。
樹木下等の日陰の場所で育成保存。冬季の間、約 3~4か月
4 月ごろ最初は子葉が出る、子葉の後に本来の芽(幼木)が育つ。
子葉が6~7 月ごろ落下。芽(幼木)状態で育成ポットに移す。
チャレンジの結果、発芽率は約 50%。他地域でのボランティアの発芽率は約 10%以
下との記憶があり、大成功と満足!
<発芽して約1か月のブナ>
(将来は妙見山へ植樹予定)
<川西域で見つけたブナ幼木>
(将来は妙見の森へ植樹予定)