第163回ユネスコサロン

第163回ユネスコサロン
日 時 5月16日(土)15 時 30 分~17 時
テーマ 「原爆ドーム100年の記憶~平和への願いをつないで~」
講師 広島平和記念資料館 学芸課 菊楽 忍(きくらく・しのぶ)さん
◇ 講演の要旨 ◇
原爆ドームは、今から100年前、1915年4月に広島県の経済・商工の発展の核
として建設された「広島県物産陳列館」という施設でした。1933年に県産業奨励館に
名称変更されました。原爆投下後、被爆した建物を「残すか」「撤去するか」で、議論
が分かれましたが、保存整備に流れを向けたのは、「広島折鶴の会」の子どもたちで
した。1960年に保存を求める署名と募金運動を始めたのです。
菊楽さんは講演で、こうした原爆ドームの歴史や、子どもたちの平和への厚い想い
と活動を紹介しながら、建設されて100年の節目を迎える今年、広島の原爆ドームの
歴史について改めて学んで欲しいと、平和への願いを込めて語りました。