「収蔵資料の紹介」コーナーを展示替え

「収蔵資料の紹介」コーナーを展示替え
12~4月のテーマは
「最期のことば」
「収蔵資料の紹介」コーナーでは、平和記念資料館で収蔵している約 2 万点の資料
の中から、テーマに沿って数点ずつを展示しています。
1945 年(昭和 20 年)8 月 6 日、一発の原子爆弾により、広島のまちは、一瞬にして廃
虚と化し、多くの人々が、苦しみながら亡くなっていきました。必死の思いで家族の元にた
どり着いた子どもたちは、看病する母に、最期のことばを残して、息を引き取っていきました。
残された言葉は、時を経ても、大きな悲しみとともに、遺族の心に刻みつけられています。
今回は、亡くなった方々の最期のことばと遺族の思いを、遺品とともに紹介します。
1 展示期間
平成 27 年 12 月 18 日(金)~平成 28 年 4 月 13 日(水)(予定)
2 展示場所
広島平和記念資料館 東館地下1階ホワイエ
3 展示する資料
実物資料5点:学生ズボン、学生服、自宅に残された娘たちの遺品(制服、手袋)
三上直樹君(当時 12 歳)の遺品
学生ズボン
「お母ちゃん、泣いてはいけん、これだけ大きな戦争で、学徒の僕たちが生
きておられることのないのは覚悟しとったよ…。お母ちゃんは人のため
になる事を…」と言い切らぬうちに息を引きとりました。
【参考】
このコーナーは、テーマを変えて 6 ヵ月ごとに展示替えを行います。次回の展示替えは 平
成 28 年 4 月 14 日(木)の予定です。