郷土資料紹介 - 広島県立図書館

広島市の平和記念公園にある原爆供養塔には,
新着
案内
身内の見付からない遺骨や氏名の判明しない遺骨
約7万柱が収められています。
この原爆供養塔をめぐる人々を通して,被爆 70
年を見つめ直そうとする本が出版されました。
堀川惠子/著
堀川惠子/著 文芸春秋 2015【
2015【H369/
369/ホリケ 115 ア】
著者は,元広島テレビ放送報道記者で,現在はフリーのジャーナリス
郷
『原爆供養塔:忘れられた遺骨の 70 年』
トとして,番組制作や作品執筆に取り組んでいる。
この本では,十数年にわたる取材を経て,原爆供養塔をめぐる人々の,
前半は,原爆供養塔に深くかかわった一人の女性を中心に描き,後半
では,「私たち自身も、置かれた場所で行動しなくては」と,著者自身が
土
被爆前から現在までを丁寧にたどっている。
身内の見付からない遺骨を家族のもとに帰そうと全国を行脚し,死者に
向き合う姿を描く。
他に
も…
資
今年は,被爆 70 年の節目の年です。
それぞれの節目の年に合わせて,様々な資
料が作成されています。
その中から,3点の資料を紹介します。
紹
著 藤登康志/制作監修 [藤登弘郎]
藤登弘郎] 2014【H
2014【H72/
【H72/フシヒ
72/フシヒ 114 ア】館内利用
ア】 館内利用
被爆によって大きな傷を受けながらも耐え抜き被爆 70 年間生き続けて
きた被爆樹木。
あと1年余りで 70 年の節目の年に,次世代の人に平和について考える
きっかけにしてほしいとの思いで 80 本の被爆樹木を描き,自費出版した。
料
『生き続ける被爆樹木:
『生き続ける被爆樹木:あの日から 70 年 水彩画集』藤登弘郎/
『ヒロシマの記憶:
『ヒロシマの記憶:幻の原爆フィルムで歩く広島』中国放送/製
『被爆者たちの戦後 50 年』栗原淑江/〔著〕 岩波書店 1995
(岩波ブックレット No.376)
No.376) 【H369/クリヨ
H369/クリヨ 95 ア】
被爆者の高齢化に危機感を感じた著者は,1992 年暮れから,被爆者た
ちに「自分史」を書くことを呼びかけはじめる。
※【 】は,広島県立図書館の請求記号です。
広島県立図書館かわら版 第 44 号(平成 27 年8月)
介
作・著 日映映像/製作・著 日映映像(
日映映像(発売)
発売) 20042004-2005【
2005【DVDDVD-0891
891/H】
被爆から約2カ月後に撮影された映像と,60 年後の同じ場所の映像を
対比させながら,広島の原爆の記憶をたどるドキュメンタリー映画。