後援会会長(中川高広)挨拶

後 援 会 長 挨 拶
東京都市大学に名称変更した年の新入生が最高学年
の4年生になり、名実ともに東京都市大学となった記念す
べき年かと思います。これからの日々の一つ一つの出来
事が東京都市大学としての歴史をさらに刻んでいくこと
になるのでしょう。
さて、歴史ということで言えば、過去、現在、未来の連続
が、結果、歴史を作っているということも言えるのではな
東京都市大学後援会
平成24年度会長
いでしょうか。この、過去、現在、未来ですが、
ミクロな視点
中川 高広
で見れば、
「現在」はいつも一瞬で終わり、過去と未来を繋
ぐ役割しか持っていないことが理解できます。そうであるならば、未来は過去の延長線上
にあることになりますから、全ての運命は既に決まっていると考える運命論者が出てくる
のかもしれません。
しかし、一歩踏み止まって考えてみましょう。何もしなくとも過去の延
長線上に未来は存在しますが、
これから起こることですので、
どこかで「意志」を働かせる
ことによって、その延長線の向きを変えることもできるのではないでしょうか。近い未来に
対して意志を働かせれば、少しの向きを。遠い未来に対して意志を働かせれば、
ひょっとし
たら大きな向きが。
意志を働かせるには、明確な将来の目標の設定と、過去の出来事の分析が必要です。こ
れらの設定や分析には、
日々の何気ない行動にも意味を感じ取ることが大事です。大学生
活における学業はもちろんのこと、課外活動、友人との交流、あらゆることにおいて、何故
そのような行動を取ったのか、取ろうとしているのか。それらの意味を考えることが「自分
の意志」を持つことに繋がっていくと思います。
自分の人生(歴史)
は誰のものでもありません。自分の人
生は、
自分の意志で作っていきましょう。
「自分の人生もまん
ざらでもなかったな」
と、その時に振り返られるように。
1
no.
46 2012.8 / TCU-COM