学校教育目標：「基礎・基本の徹底に努め，生きる力の育成を図る」学校だより平成 27 年４月 15 日第１号発行者：府中中学校〒735-0005 安芸郡府中町宮の町五丁目 4 番 28 号 Tel 082-282-3181 Fax 082-282-3182 URL 校長大田稔 http://www.fucyu-j.hiroshima-c.ed.jp ごさそう「ごさそう」カラー版は，府中中ホームページでご覧いただけます。第一学期始業式学校長式辞平成２７年４月６日府中町立府中中学校校長大田稔校舎に降り注ぐ日差しも日ごと暖かくなり，身の回りの自然もすっかり春めいてきました。いよいよ，今日から平成２７年度府中中学校がスタートします。 3 年生，2 年生の進級にあたり，皆さん一人一人，いろいろな思いを持って本日を迎えたことと思います。新年度のスタートにあたり，私から皆さんに是非，今してもらいたいことがあります。それは，一年後の自分の姿を具体的に思い描いてもらいたいということです。例えば，3 年生なら来年 4 月，新しい生活をスタートしている自分を，2 年生なら学級で，また部活で頑張って 3 年生に進級した自分を思い描いてみてください。さて，皆さんが描く 1 年後の自分はどんな姿でしょうか。ちょっと考えてみてください。私は，未来の自分の姿を思い描き，思い続けることが,自分が望む姿に近づく第一歩だと考えています。こんな逸話があります。鎌倉時代に運慶という有名な仏師（仏像をつくる彫刻家）がいました。彼は一本の丸太から，何のためらいもなく無造作にノミとツチを使って見事な仁王像を彫りあげていました。その鮮やかな手さばきに，見ていた人は驚き，感心しました。運慶が丸太を彫るのを見ていた見物人の一人の男が「あれは，仁王像を彫っているのではない。木の中に仁王が埋まっているのを掘り出しているのだ。まるで，土の中から石を掘り出すようなものだから，決して失敗することはない。」とそっとつぶやきました。それを聞いた別の男は，「そうか，はじめから木の中に仁王像が埋まっているのか。自分も掘り出すことができるかもしれない」と思い，さっそく家に帰り，丸太を勢いよく彫り始めました。しかし，いくら彫っても仁王は見つかりません。二本，三本，そして家にある木を全て彫っても結局，仁王像どころか何も現れませんでした。残ったのは，うず高く積もった木くずだけでした。なぜ，運慶は木に埋まっている仁王像を彫り出すことができたのでしょうか。それは木の中に仁王が埋まっているのではなく，運慶の頭に具体的な仁王像のイメージがあり，それを巧みにノミとツチで使って表現した結果だったのです。それが，周りで見ている人には，まるで木の中に元からある仁王像を彫りだしているように見えた訳です。今日から始まる新しい一年，「自分はこうなるのだ」という具体的なイメージ像を持ってスタートするか，何のイメージも持たずスタートするかでは，一年後には大きな差が出てくると思います。人は，目標や望むイメージを心に持ち続けることで，がんばろうとする気持ちを引き出すことができます。府中中学校の先生たちも，「皆さんをこんな生徒にしたい」という強い思いをもって，これから始まる一年に臨みます。先生たちが皆さんになってもらいたい姿を伝えておきます。 ○学び合い，知恵をつなぐ生徒 ○響き合い，互いを敬愛する生徒 ○競い合い，自己を練磨する生徒です。授業で，部活で，全ての学校生活のなかで，なってもらいたい皆さんの姿を思い描きながら，しっかり指導していきます。皆さんも，この一年，自分が思い描いていた自分と重なるように，一日一日を大切にして自分を磨いてもらいたいと思います。特に三年生は，中学校三年間の集大成の年です。残された時間を有効に使って，夢実現に向け，大きく前進する一年であって欲しいと願っています。また，明日，入学して来る新入生は，先輩である皆さんの姿をみて，具体的な中学生の自分像を描いていきます。どうか皆さんには，よい手本になってもらいたいと思います。一年間，ともに頑張りましょう！本年度新しく就任された先生方を紹介します。校長大田稔廿日市市立廿日市中学校より主幹教諭（保体）竹村和洋安芸高田市立吉田小学校より教諭（国語）持永多恵子東広島市立中央中学校より教諭（数学）岡村香里東広島市立安芸津中学校より教諭（数学）安宅政貴新規採用教諭（保体）今井行雄府中町立府中緑ケ丘中学校より教諭（保体）久保直樹江田島市立江田島中学校より教諭（保体）髙田由紀府中町立府中緑ケ丘中学校より教諭（家庭）濱野綾子広島市立矢野中学校より教諭（英語）堀内由紀新規採用臨採（社会）原啓輔新規採用臨採（数学）藤井秀行新規採用非常勤講師（数学）井関寛人府中町立府中緑ケ丘中学校より非常勤講師（数学）竹丸義則府中町立府中緑ケ丘中学校より教育支援員芳谷亜由美府中町立府中小学校より保護者の皆様へ生徒の登下校時に，自家用車で送迎をされる状況が見られます。本校は原則，徒歩での登下校となっており体調不良等の諸事情により，自家用車で送迎される場合は，必ず東門を利用し，正面玄関前で乗車・降車をしてください。体罰・セクハラ相談窓口を設置しています。府中中学校では「安心・安全」な学校づくりをめざしています。いじめやいやがらせ，暴力，体罰やセクシャルハラスメントは絶対に許されません。どんな小さな事でも相談することが解決の糸口になります。プライバシーの保護及び秘密の保持を遵守しますので，お気軽にご相談ください。 ○相談日毎月第３火曜日 ○担当者椿靖（教頭），濱野綾子（教育相談） ○連絡先府中中学校０８２－２８２－３１８１