「茨城県循環器地域医療学講座」設置に関する協定を

茨城県厚生農業協同組合連合会
寄附講座
「茨城県循環器地域医療学講座」
設置に関する協定を締結
土浦協同病院
茨城県内の医師不足解消を目指し、東京医科歯科大学に設置するJA茨城県厚生連の寄附講座の
調印式が3月5日、同大学で開かれました。
式には、同大学の吉澤靖之学長、同連の高橋惠一理事長、県保健福祉部の松岡輝昌医監兼次長な
ど関係者18人が出席し、吉澤学長と高橋理事長が協定書に調印しました。
寄附講座は「茨城県循環器地域医療学講座」で、
講座に大学教員2人を設置し、循環器地域医療を
担う新たな人材育成や土浦協同病院の教育指導体
制の構築、支援体制等地域の医師不足改善に関す
る教育や研究にあたるというものです。
これを受けて4月から土浦協同病院に循環器医
師2人が派遣されます。また、同講座を契機とし
て同大学との連携で土浦協同病院からなめがた地
域総合病院に循環器医師2人が派遣されます。
開設期間は4月1日から平成30年3月31日
までの3年間、寄附金は総額9000万円です。
これらの取り組みは医師不足が深刻な鹿行地域
の医療体制充実につながるとご理解いただき、県
協定書の調印後、握手を交わす
東京医科歯科大学の吉澤学長(左)と高橋理事長
からも被災地支援基金を活用し1億余りの支援を
いただきます。
高橋理事長は「引き続き東京医科歯科大学との強力な連携を図り、県内の循環器地域医療の教育
体制の強化・充実に貢献したい」と述べました。
松岡医監は「県内の医師確保対策は県政の重要課題である。新たな寄附講座で本県医療の充実が
図られ大変心強く思っている」と話しました。
2015/03/05