障害基礎年金の加算の改正に伴う児童扶養手当の取り扱いについて

○障害基礎年金の加算の改正に伴う児童扶養手当の取り扱いについて
国民年金法などの一部改正により、平成 23 年 4 月から障害基礎年金の子加算の制度の見
直しが行われたことに伴い、児童扶養手当の取り扱いについても一部変更となりました。
これまでは、障害基礎年金の子加算となっている児童については児童扶養手当の受給対
象外でしたが、平成 23 年 4 月から障害基礎年金の子加算の対象となっている児童でも、児
童扶養手当額か障害基礎年金の子加算額のいずれか高い方を選択して受給することができ
ます。
(ただし、1 人の児童について両方同時に受給することはできません。
)
平成 23 年度障害基礎年金の子加算額と平成 26 年度 4 月からの児童扶養手当額との比較
1 人目
2 人目
3 人目以降
18,858 円
18,858 円
6,283 円
児童扶養手当(月額) 41,020 円~9,680 円
5,000 円
3,000 円
子加算額(月額)
※児童が複数いる場合は、児童ごとに障害基礎年金の子加算額と児童扶養手当額を比較し
て、どちらかを受給することとなります。
・障害基礎年金の子加算と児童扶養手当の間で受給変更ができる場合
両親の一方が児童扶養手当法施行令で定める障がい(国民年金または厚生年金法 1 級
相当)の状態にあることで、配偶者に支給される児童扶養手当と障害基礎年金の子加算
で受給変更が可能となります。
・障害基礎年金の子加算と児童扶養手当の間で受給変更ができない場合
母子世帯や父子世帯の方は、それぞれ本人が障害年金の受給者となっているので、障
害基礎年金の子加算と児童扶養手当で受給変更はできません。
今回の制度改正に伴い、新たに児童扶養手当を受給するためには、認定請求が必要と
なります。