公益財団法人 東京都保健医療公社 東京都がん検診センター 所 在 地 〒183-0042 府中市武藏台2-9-2 T E L 042-327-0201(代表) http://www.tokyo-cdc.jp 婦人科からのご挨拶 秋も深まりつつありますが、 先生方には、 益々ご健勝のことと存じます。 また、平素は医療連携で大変お世話になっております。今回は、当センタ ー婦人科についてあらためてご案内させていただきます。 当センター婦人科は、①受託契約している市町村の住民および東京都職 員を中心とする職域の子宮頸がん検診を集団検診として行うとともに、② 日帰りがんドック等の個人検診、また、一般外来では、③一次検診機関の 子宮頸がん検診で要精密検査となった方の子宮頸部組織検査や経過観察お よび治療施設へのご紹介をさせていただいております。 婦人科医長 高 江 健 太 郎 近隣の先生方には、主に③で連携をさせていただいており、多くの受診 者の方をご紹介いただいております。深く感謝申し上げます。 平成 25 年度の子宮頸部組織検査の結果内訳は、子宮頸部上皮内腫瘍 cervical intraepithelial neoplasia (CIN)93.6%、良性変化 6.4%でした。また、CIN のうち、軽度異形成(CIN1)53.1%、中等度異形成 (CIN2)18.8%、高度異形成と上皮内癌(CIN3)28.1%でした。CIN3 以上につきましては、治療施設 にご紹介させていただいております。 現在、子宮頸部細胞診異常に関する紹介受診につきましては、概ね以下の運用をしております。 初診時に、異形成についての説明と細胞診再検(場合によりコルポスコピー併用)を行い、紹介時の診療 情報と併せて総合的に判断し、後日、必要に応じてコルポスコピー下子宮頸部組織検査(細胞診フォロー とする場合は結果説明の上、経過観察間隔指示)を行っています。 組織検査の結果、CIN1~2 については経過観察間隔指示し、CIN3 以上については治療施設へ紹介して います。この時点で、紹介元へ経過をご報告しています。 ※初診時は原則、組織検査を行っておりません。 ※当センターは入院施設がないため、バファリン等を内服しているなど出血リスクのある方、妊婦の方、 強い合併症のある方の子宮頸部組織検査は行っておりません。 医療連携に際してご参考にしていただき、引き続き受診者の方を ご紹介いただければと存じます。当センターとの医療連携について ご意見等ございましたら、医療連携室までご連絡いただければ幸いです。 東京都がん検診センターのピンクリボン運動 乳がんになる人は、30歳代から増え、50歳代までの働き盛りの若い人に多く、この年代の女性のが ん死亡原因のトップとなっています。一方、都内の区市町村が実施する乳がん検診の受診率は全国に比べ 低い状況にあります。乳がんは早期に発見し、治療すれば多くが治る病気です。そのため40歳になった ら、2年に1回の検診を定期的に受けることがとても重要です。 東京都がん検診センターでは、一人でも多くの都民が乳がんに関心を持ち、早期発見のための検診の大 切さを理解し、積極的に乳がん検診を受診するよう、10月の乳がん啓発月間に、施設内外でピンクリボ ン運動を実施しています。 医療連携室のご案内 多摩総合医療センター内にて 地元の保育園イベントにて 医療連携室からのお知らせ 低線量CT肺がん検診は、従来の予約制に加えて、当日のお申し込みが可能になりました。 当日、検査を希望される方は、当センター1階受付窓口へ直接お越しください。 受付時間:8:30~11:30、13:00~15:30 電話予約は、従来通り予約専用電話にてお申し込みください。 予約専用電話番号:042-327-0002(直通) 受付時間:9:00~17:00 医療連携「都がん便り」に関するお問い合わせ 医療連携室 担当:横山、井嶋 代表電話番号 042-327-0201 内線 2245 FAX 042-326-9333
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