校内研究テーマ「一人一人を生かした授業づくり-各教科等を合わせた指導に焦点をあてて-」 (平成25年度・26年度の2年計画) テーマ設定の理由と今年度の実践について ○教育課程の中心をなす「各教科等を合わせた指導」に焦点をあて、これらの指導の意義を再確認すると共に、授業の改善について研修し、一人 一人が十分に活動できる授業、一人一人に学びがある授業など、日々の授業を充実させることが、キャリア発達すなわち「一人一人の児童生徒 が社会の中で、自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく」ことを促すことにつながると考え、本テーマを設定した。 ○本テーマによる研究2年目となる今年度は、昨年度までの養護教育センタープロジェクト研究の研究協力校としての「チームで行う授業改善」 についての実践を、各学部の授業研究会において広げ、授業のねらいを明確にした授業づくりを行った。さらに、授業の評価について、目標と 評価の一体化を図るため、研究授業等において、評価規準や評価基準を設定した授業の評価を行い、授業の改善につながるようにした。 各学部の実践 小 学 部 <実践内容> 小小学部 学 部 中 学 部 <実践内容> 高 等 部 <実践内容> 小学部 部 ○「生活単元学習」の授業づくり ○「作業学習」の授業づくり ○「作業学習」の授業づくり 小学部 事前検討会1 単元のねらいの焦点化 ○「生活単元学習」の概念の再確認 事前検討会2 評価規準及び ○「生活単元学習」の授業づくり 指導計画の作成 事前検討会 授業のねらいの焦点化 授業研究 ねらいと学習活動の整合性 事後検討会1 評価基準に沿った授業評価 授業研究 評価基準に沿った授業観察 事後検討会2 評価規準に沿った単元評価 事後検討会 評価基準に沿った評価 ○研究のまとめ ①作業学習の年間指導計画の検討 小学部 ①授業作りのために取り組んだ事柄 ・単元化をテーマに年間の学習活動を捉え直す ・ 「授業改善シート」の作成(全作業班) <成果> 来年度に向けて 来年度に向けて 学年チームで取り組んだことで、 ケース会議 ○個別の指導計画からの授業づくり が活性化した。 ○「生活単元学習」の単元づくり 2回授業研究を行うことで、具体的な反省 事前検討会 を、次の単元に生かすことができた。 授業研究 評価規準の設定 結果として「生活単元学習」の概論の理解が 事後検討会 単元全体の評価 進んだ。 ②本校の授業づくりシステムに基づいて研究授 ・作業班相互の授業参観と感想・意見集約 業を、作業班ごとに年2回実施。 ・ 「チームで作る授業作り」に基づく研究授業 ※授業づくりシステムについては、小学部の実 (代表授業 践の授業づくりの流れに準ずる。 木工班) ②授業改善の視点 ○研究のまとめ ・ 「できる状況」の拡充 <成果> (作業の正確性向上、担当工程の拡充) ・単元化を図って授業実践したことで、その時 来年度に向けて 期その時期の作業の目的が明確になり、活動が ・各生徒に本質的に必要な「働く力」の養成 <成果> 来年度に向けて ・ 「授業改善シート」の改訂作業を通した各生 精選された。 ・生徒の「できる状況」が実現したことで、主 徒の本質性に基づく「働く力」の確認 体的に活動に取り組む姿が多くみられるととも ・適切な補助具(自作教材)開発による担当 に、生徒の作業意欲の向上にもつながった。 作業の拡充と深化 平成24年度からの「養護教育センター」及び「国立特別支援教育総合研究所」研究協力校としての取り組み 事前検討 事後検討 授業 【視覚化された話合い】 【ねらいの焦点化】 【授業のねらいと 学習活動との整合性】 ※フィッシュボーンの活用 【授業参観シート】 【動画や画像の撮影】 ※評価規準と評価基準 に沿った「子どもの 学ぶ姿」による観 察 ・記録 【子どもの学ぶ姿に着目 した評価】 ※授業参観シートの活用 ※評価規準と評価基準に 沿った「子どもの学ぶ 姿」による評価 【観点別評価】 ※評価規準と評価基準の設定 授業改善 学習評価 チ ームで考える授業のために( フィッシュボーン ・ダイ ヤグラムを 用いて) 道具作り 事前学習 だから ・自分の 役が確 実にわ かって いくか ら。 ・劇への 意欲を 高める ことが できる か ら。 絵本 の読み 聞か せ(ビデ オ) 単元名 「劇遊びをしよう ~したきりすずめ~」 バック幕作り 役を 選ぶ 道具作り ○友達の 動きや せりふ に合わ せて活動 してほ しい、 (自分や 友達の 役割が わかり 、 友達を意 識して 、行動 を調整 してほし い) 帽子作り 準備をする 準備をする 練習をする ビデ オを見る 練習をする 発表する ビデオを見る 発表 後片付けをする 準備をする② 練習をする② ビデオを見て 振り返る 劇の練習 ・自分のやること、友達のやることがわかるから。 ・友達のせりふや動きに合わせて行動することを、繰り返 し行えるから。 だ か ら ビデオを見て 振り返る② この部分が、活動の設定理由 とな り、チームの教員が何のため に行 う活動なのかを共通理解でき る。。
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