4.患者同士の暴力事件発生時の対応マニュアル 患者同士の人間関係のもつれ等によるトラブルから紛争に発展する場合も考えられる ので日頃から病室内での言動に注意を喚起し、患者の生活態度についても的確に把握 する事も大切である。不幸にして暴力行為が発生した場合は、以下のように対応する。 (1)当事者を引き離し、事態の悪化を防ぐ。必要に応じて他の職員に応援を求め部門長 に報告する。 (2)職員だけで収拾がつかず、事態の悪化が懸念される場合は直ちに監視員、事務長(夜 間・休日は、当直医師・警備員)が警察に通報する。 (3)当事者が負傷している場合は、必要な治療を施す。 (4)病棟師長及び、監視員、事務長(夜間・休日は、当直医師・警備員)は当事者から 個別に事情を聴取する。 (5)暴力を振るう入院患者については、医療関係者が協議のうえ、主治医が本人及び家 族に通告し退院の措置をとる。 (6)退院措置の協議は、医療審議会メンバーと担当者で行う。 (7)当事者からの事情の聴取は、原則として監視員が行い所属長は立ち会うものとする。 通院患者の場合は、担当科長および外来師長が立ち会うものとする。
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