幕張`s Memory

「住民の幸せ」のために ∼ゆいまーる∼
私は今まで女性登用についてあまり賛成していませ
んでした。行政は、とにかく女性を登用すればいい、
長瀬 勝美
場に活かせるよう、自分自身をブラッシュアップしな
がらがんばっていきたいと思います。
登用率の数字だけを上げればいいと感じていたからで
最後にサブタイトルの「ゆいまーる」は、一緒に参
す。しかし、この研修に参加したこと、たくさんの出
加した沖縄の方が教えてくれた沖縄の言葉です。「結」
ゆい
会いが、今までの自分の考えを覆しました。この研修
(協働、共同)と「回る」で、「相互扶助」を意味して
に参加している人たちが、女性、男性を問わず、部下
いるそうです。私たちが仕事を遂行する上で「コミュ
の人材育成のためにいかに費やしているか、係内の調
ニケーション」は欠かせません。このゆいまーるは私
整(マネジメント)に努力しているかという話を聞く
たちに必要な言葉ではな
ことができたからです。この出会いに本当に感謝して
いでしょうか。
「ゆいまーる」で住民
います。みなさん、ありがとうございました!
の幸せのために、がんば
また研修では、住民が幸せな生活を送るために、私
りましょう。
たちは最大限努力し最高のサービスを提供しなければ
ならないことと、住民のニーズが多様化している中、
熊本県山鹿市
総務部財政課
〈受講研修科目〉
ブラッシュアップ女性リーダー
第27期第1組(平成25年度)
それらにどう応えるか、そのためにどのような目標を
持って仕事を進めていくかということを、それぞれの
講義で学ぶことができました。今回の研修を自分の職
多様な人財が集い、
学びあった9日間
今回、2回目となるアカデミーの参加で、私は副幹事
小川 俊明
ほとんどが率先して引き受けている様子が見られました。
という役を仰せつかり、充実した9日間となりました。
ベクトルの同じチーム内に多少の相違はカバーしあう
この機会を与えてくださった皆様に、まず感謝申し上げ
「互恵性」が働いたおかげで、とても居心地の良い空間
ます。
になりました。
年代、地域、参加動機が異なる人間が一堂に会する
今後は、これまで経験したことのない多様な課題に直
場というのは、そうはありません。ふと、周りを見渡し
面します。そんな時、相談できる仲間が各地にいること
てみると実に個性的なバズルのピースが散らばっていま
は私にとってかけがえのない「人財ネットワーク」です。
した。
この長期間研修を乗り切るために、グループの中で自
最後に、この研修で出会った生物多様性のような個
性豊かな仲間のおかげで、
分はどんな貢献ができるか。それぞれが自分らしさを出
実にカラフルで素敵な私
しながらも相手のことを考え、役割を見つけることで、
たちクラス全員が繋がっ
ピースが繋がり始めました。朝のラジオ体操、講義、グ
た「パズル」が完成でき
ループ討議、食事、さまざまな場面に「人となり」が見
たと思います。
え始めます。やがて、グループはチームに昇華し、今度
は別のチームとのつながりも求め始めます。それぞれの
凹凸や色味を気遣い、ベストの形を模索しながら。
この研修では、自発的・主体的な参加が求められます。
さまざまな役割も誰かによって決められるのではなく、
埼玉県 川口市
企画財政部総合政策課
〈受講研修科目〉
政策企画
第27期第1組(平成25年度)
vol.107
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徴税吏員としてのやり甲斐と
熱意を感じた11日間
私にとって、アカデミーでの11日間は、実務レベ
ルでの専門的な知識を学べるだけでなく、やる気と熱
意を育ててくれる非常に有難いものでした。
夏梅 竜之介
モノがあるのではないかと、新たな発見と自信に繋が
りました。
また、講義や討議を繰り返すだけではなく、お酒を
徴税担当の部署に異動してわずか4か月足らずで、
飲みながら互いの夢や目標、私生活の話まで、時には
私はアカデミーの研修に参加しました。当初は経験の
熱く、時にはざっくばらんに語り合えたことも、アカ
浅さ故、講義内容が理解できるのか? グループ発表
デミーならではの貴重な経験だったと思います。
の足手まといになるのでは? と不安でしたが、広い
最後になりましたが、貴重な機会を与えてくれた職
見聞と高い志を持った先輩徴税吏員の助けもあり、最
場の方々と、私のような若輩者を快く受け入れてくれ
終的には積極的に議論を交わすなど、とても楽しく有
た全国の先輩徴税吏員に心から感謝します。アカデ
意義な日々を過ごすことができました。
ミーで得た知識を日々の滞納整理に還元できるよう、
講義では、地方税法総則や国税徴収法等の制度、財
産の調査・差押え、滞調法に係る手続き等について、
今後一層精進してまいりたいと思います。本当にあり
がとうございました。
実務経験者や現役徴税吏員である講師の方々から実例
を交えつつ、
“生きた”知識をご教授いただきました。
グループ討議では、身近な課題を通じて、各自治体
の現状や実績を生んでいる対応等について情報交換し
ました。納税折衝や滞納整理の在り方については様々
な意見が挙がり、徴税の分野に留まらず幅広い視点か
ら課題を抽出し解決策を見出す姿勢は、大変勉強にな
り、福祉の部署から異動してきた私でも強みにできる
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vol.107
兵庫県宝塚市
企画経営部市税収納室
市税収納課
〈受講研修科目〉
市町村税徴収事務
第27期第1組
(平成25年度)