教材・教具名 触って・引っ張って朝の会グッズ 富山県立高志支援学校 <製作者、発表者>飯田 悠佳 1 教科・領域 日常生活の指導(朝の会) 2 対象児童の実態 小学部 2年 Ⅳ課程 2名 ・2名とも手を前後に動かしたり、左右に動かしたりできる。 ・視覚は光を感じる程度であるが、聴覚は音のする方向に顔や目を動かして聞いている様子がある。 3 指導目標、内容、指導方法(使用場面等) ・持ち手を引っ張って、日付を出すことができる。 ・教師と一緒に曜日の素材に触り、感触を味わうことができる。 ・音や感触を確かめながら、教師と一緒に天気を確認することができる。 (朝の会の流れ) ・月、日が隠してあるボードのひもを引っ張って月日を出し、教師と一緒に確認する。 ・曜日カードを教師と一緒に触って確認する。 ・天気カードを触ったり、雨の音を聞いたりして確認する。など 4 工夫点、おすすめポイント ・少しの力や手の動きでひもを引っ張ることができ、多くの成功体験をすることができる。また、ひも に鈴が付いており、引っ張っていることが分かりやすい。また、引っ張る動作は他の学習場面でも取 り入れることができる。 ・様々な素材の感触に触れることによって、興味の幅を広げることができる。 5 作成について ①材料 ・〈日付ボード〉100円均一のカラーボード(大)、ひも、クリップ、鈴、フープ(持ち手用) ・〈曜日カード)100円均一のカラーボード(小)、さまざまな素材(波段ボール、毛糸、保冷剤、 コルクボードシート、折り紙) ・〈天気カード〉厚紙、色画用紙(晴れ、雨用)、綿(くもり用)、発泡スチロール(雪用)、四角い 箱、大豆(雨用) ②使用道具 ・カッター、ボンド、はさみ、セロハンテープ ③作り方 ・〈日付ボード〉カラーボードを丸く切り、切った方に鈴の付いたひもをクリップで留める(2つ)。 ・〈曜日カード〉それぞれの素材を形に切り取ってカラーボードに貼る。 ・〈天気カード〉 晴れ・・・色画用紙を太陽の形に切り、厚紙に貼る。 雨 ・・・色画用紙を傘の形に切り、画用紙を付けた箱に貼る。雨の音が出る ように、箱の中に大豆を入れる。 曇り・・・綿を雲の形にして 厚紙に貼る。 雪 ・・・発砲スチロールを 細かく切り、雪だ るまの形にして厚 紙に貼る。 6 成果 ・毎日、日付ボードに付いたひもを引っ張ること で、教師の支援が無くてもひもを引っ張って日 付を出すことができるようになった。 ・手で曜日の素材に触れると、にこっと笑ったり、 びくっとしたりするなど感触の違いを感じてい る様子が見られた。 ・雨の日に雨の天気カードを振って音を聞くと、 視線を向けて音を聞いている様子が見られた。
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