平成 27 年度 八幡市障がい者自立支援協議会 第 1 回全体会 議事録

平成 27 年度
八幡市障がい者自立支援協議会
1.日
時
平成 27 年 6 月 30 日(火)
2.場
所
八幡市文化センター
第 1 回全体会
14 時開始
3階 第3会議室
3.協議事項
・委員委嘱
・障がい者自立支援協議会の概要と設置要綱について
・委員長・副委員長の選出
・障がい者自立支援協議会の 26 年度活動報告について
・運営調整会議について
・専門部会について
・連絡事項
・その他
4.参加委員 26 名
議事録
1.
開 会
・資料の確認
2.
委員委嘱
・委嘱状交付(委員改選のため)
3.
あいさつ
・福祉部長より挨拶
4.
自己紹介
・委員
自己紹介
・事務局 自己紹介
5. 障がい者自立支援協議会の概要と設置要綱について・・・事務局(行政)
自立支援協議会の設置根拠となる法律として、障害者自立支援法がございます。障害者自立支援
法はノーマライゼーションの理念に基づき、障がいのある人が普通に暮らせる地域づくりを目指し、
平成 18 年 4 月に施行されました。この自立支援協議会は平成 24 年 4 月には障害者自立支援法の一
部改正により法定化されておりまして、各市町村における設置の促進、運営の活性化が法定化の目
的とされています。
この自立支援協議会は、相談支援事業の充実を図るとともに、障がい者生活支援センターと、障
がい福祉サービス事業者をはじめ保健・医療、教育・雇用関係機関等とのネットワークを構築する
ことによって、利用者本位の福祉サービスの普及・改善を図り、障がい者の自立と社会参加を促進
することを目的としています。
平成25年4月には、障害者自立支援法から障害者総合支援法へと名称が変わるとともに、自立
支援協議会においても、自立支援協議会の名称を地域の実情に応じて変更できるように、「協議会」
と改めたことや、協議会の構成員に障がい当事者や、その家族が含まれる旨が明記されております。
そして、自立支援協議会の主な機能といたしまして、ネットワーク連携機能、資源改善・開拓・
開発機能、困難事例への対応機能、評価機能、八幡市障がい福祉計画の具体化に向けた機能、組織
強化機能が挙げられます。
それでは、当市における自立支援協議会についてご説明いたします。まず、当市におきましては、
八幡市障害者自立支援協議会設置要綱を定め、八幡市障がい者自立支援協議会といたしまして、要
綱の第 2 条に基づき、平成 20 年 8 月に設置しております。協議する事項につきましては、要綱第 3
条に掲げる 5 つの事項について、協議しております。
現在の委員構成についてですが、要綱の第4条にありますように協議会の委員は、概ね30人以
内の次の7つに掲げる者で構成するとなっております。今年度に委員改選がありまして、現在は障
がい福祉サービス関係者の方が10名、保健・医療機関、教育機関又は雇用関係機関の職員の方が
4名、障がい者又は障がい者の保護者の方が6名、まちづくり推進協議会委員の方が1名、学識経
験者の方が1名、行政機関の職員の方が3名、その他3名の方、合計28名となっております。
それでは、八幡市障がい者自立支援協議会組織図について説明いたします。八幡市障がい者自立
支援協議会が構成される組織図について、全体会、運営調整会議、専門部会、そして個別ケア会議
がございます。大きくは、その 4 つの会議が中心となり活動をおこなっております。
そして、それぞれの役割について説明いたします。まず、個別ケア会議です。この個別ケア会議
は相談支援機関から、関係機関での連携が必要な個別のケース等につきましての検討やサービス調
整をおこなうことを目的としております。この個別ケア会議には、福祉事業所のみならず、他課を
含めました行政機関や支援学校などの教育機関、その他には、例えば医療機関などの関係機関が集
まり、個別のケースに対して検討をしていく場となっております。
次に専門部会になりますが、専門部会は、地域資源の改善や開拓、開発を目的としまして、各専
門分野に特化した形として、現在は 5 つの専門部会が設置されております。内訳は、暮らし支援部
会、就労支援部会、子ども支援部会、精神障がい者支援部会、相談支援部会がございます。
まず、暮らし支援部会ですが、防災についての啓発活動など障がいのある方の暮らしに関する検
討をおこなう部会となっております。次に、就労支援部会でございますが、授産商品の取り組みや
一般就労、企業への実習など就労の幅を広げるため、障がいのある方の就労に関しての話をおこな
う部会となっております。次に、子ども支援部会ですが、障がいのある子どもたちの支援に関して
検討をおこなっている部会となります。次に、精神障がい者支援部会でございます。こちらの部会
では、家族がほっこり集える場として、いこいの場「ひととき」を開催しております。最後に相談
支援部会ですが、平成 27 年度から障がい福祉サービスを利用されている方にサービス等利用計画と
いうものを立てることになる計画相談支援というのがスタートいたしました。主に、その計画相談
支援についての検討をおこなう部会となっております。
以上が専門部会についての説明になりますが、これら専門部会と先に述べました個別ケア会議の
報告をおこないますのが、月に 1 回定例で開催され、専門部会の部会長が中心となって構成されて
おります運営調整会議となります。この運営調整会議にては、個別ケア会議で抽出された課題等の
集約や、専門部会における課題事項の協議等をおこなっております。
そして、この運営調整会議での課題集約や専門部会における検討内容を、全体会へと報告をおこ
なう形となっております。大体、年 3 回のペースで開催しております。この全体会にては、各関係
機関の情報共有を図ることや、情報の発信等をおこなっております。
まとめになりますが、このように、自立支援協議会の中でも各会議に連携を取り合う形となって
おり、情報共有を図っております。この情報共有は、もちろん自立支援協議会内の話だけではなく
外部への情報発信としてもおこなっております。それらは、例えば、
「まちづくり推進協議会」を含
めました、各関係機関等へと行っており、自立支援協議会での目的であります「利用者本位の福祉
サービスの普及・改善」や「障がい者の自立と社会参加を促進するよう」活動をおこなっていると
ころでございます。
6. 委員長・副委員長の選出
・委員互選により、委員長 1 名、副委員長 1 名の選出
・委員長から一言挨拶
7. 障がい者自立支援協議会の 26 年度実績報告について・・・事務局(行政)
まず、全体会についてですが、この全体会は、先ほどの説明にもありましたが、この自立支援協議
会全体の情報共有、情報発信の場として開催しております。
昨年度は、第1回を 5 月 23 日、第2回を 9 月 25 日、第3回を 1 月 29 日と全 3 回開催しました。
この全体会にては、毎回行う議題として、運営調整会議、専門部会、個別ケア会議の各組織の進捗状
況の報告をおこなっておりました。全体会ではこの定例での議題の他にも、各回に議題として挙がる
ものについても報告、検討を行っております。
まず、第 4 期障がい福祉計画に関すること、京都府障害のある人もない人も共に安心していきいき
と暮らしやすい社会づくり条例に関すること等が話し合われました。
そして、定例議題の他に、相談支援事業所やまびこの事業報告ならびに運営評価、計画相談支援に
関すること、八幡市第 4 期障がい福祉計画についての報告がおこなわれました。相談支援事業所やま
びこの運営評価ですが、この自立支援協議会の役割の中で相談支援事業所の運営評価を行うというの
がありまして、毎年、全体会の議題として挙がってくるものとなります。
また、相談支援計画についてですが、平成 26 年度までに、全てのサービス等利用計画を作成するこ
ととなっておりました。市では平成 24 年に相談支援部会を立ち上げ、準備を行ってきました。市独自
のアセスメントシート等の作成も行いました。
そして、第3回では、計画相談支援に関すること、八幡市第 4 期障がい福祉計画に関すること、京
都府障害のある人もない人も共に安心して生き生きと暮らしやすい社会作り条例にかかるガイドライ
ンについて、話し合われました。
第四期の福祉計画については、平成 24 年度に作成した八幡市福祉計画と第三期福祉計画をもとに、
主にサービス利用について定めるということになっています。全体会に出席の委員の中から9名選任
し、計5回審議してきました。八幡市第 4 期障がい福祉計画については、現在、八幡市ホームページ
に掲載しております。
運営調整会議について、毎月定例で開催をしており昨年度は 12 回開催いたしました。こちらの会議
では、定例議題として、専門部会の報告や個別ケア会議の報告及び情報収集や課題整理について話し
合いました。その他の検討事項と致しまして、全体会開催についての協議などが協議事項として行わ
れました。
子ども支援部会についてですが、障がいのある子どもたちに関しての検討を行っている部会となっ
ております。昨年度は、全 5 回開催しました。議題として、躓きのある子の早期発見、支援というこ
とをテーマにして話し合いを続けていました。
昨年は部会から各団体への呼びかけを行い、子ども発達連絡協議会を開催いたしました。16 の関係
団体が参加し、計画相談に関することや早期の教育相談に関することについて、障がい福祉課と保育
幼稚園課から説明があり、情報の共有を図りました。また、圏域自立支援協議会において、教育と福
祉の間でのルールづくりを進めていました。
就労支援部会ですが、障がいのある方の就労に関しての話を行う部会となっております。昨年度は
全12回開催いたしました。議題としては、一つ目に各事業所の自主製品の宣伝・販路拡大を目指すこ
ととし、二つ目に企業とのつながりのある取り組みや障がい者雇用の現状についての勉強会などを活
動目標としました。各事業所がお菓子などの商品を用意して出店しましたスマイルフェスタを開催し
ました。スマイルフェスタの振り返りから販売や社会参加の機会で価値のある活動であるという意見
が多かった反面、授産製品の検討と就労の取り組みを同時に検討することが難しいとの意見もありま
した。そのため、昨年度は就労部会のグループを 2 つに分け、授産製品の取り組みと就労の取り組み
をそれぞれ検討することとしました。ただし、どちらのグループにも参加できるようにしていました。
他には、障がい者雇用の現状や傾向を知るために、
「障がい者求人と雇用の現状について」をテーマに
伏見ハローワークの方を講師に招いたセミナーを開催しました。
暮らし支援部会についてですが、障がいのある方の暮らしに関する検討を行う部会となっておりま
す。昨年度は、全 5 回開催しました。議題としては、平成25年度に引き続き、防災についての取り
組みと「にこにこマップ」の改訂版作成を検討していました。また、
「大災害から身を守ろう あなた
の手で」をテーマに八幡市防災安全課による出前講座を実施しました。
精神障がい者支援部会についてですが、精神障がいのある方に関する検討を行う部会となっており
ます。昨年度は、全14回開催しました。家族会「いこいの場ひととき」の支援、精神障がい者啓発、
病院連絡会の開催の 3 本柱で部会を運営していました。家族会「いこいの場ひととき」としては、長
岡京市にある宿泊型の自立訓練施設アスロード見学や長岡天満宮散策を開催しました。病院連絡会と
しては、医療機関の相談員と合同で、あしたばの家、エクスクラメーションファクトリー、やまびこ
の地域活動センターの見学を行い、病院と地域の連絡会議を開催しました。精神障がい者啓発活動と
しては、山城北保健所の職員の方を講師に迎えて「精神障がいのある人と家族がいきいきと暮らす」
と題したミニ講座、社会福祉協議会の職員の方を講師に迎えての福祉サービス利用援助事業や成年後
見制度についてのミニ講義を開催しました。これからの課題としては、家族会が自立して運営される
よう、部会としては、支援していくことが必要であると考えられます。
相談支援部会ですが、この部会は新たに平成 24 年度より設置したもので、相談支援事業所やまびこ
や市内の通所事業所の参加により行われていました。昨年度は全 2 回開催いたしました。部会の目的
ですが、平成 24 年 4 月より相談支援体系が大きく変わり、障がい福祉サービスの支給決定に、サービ
ス等利用計画が必要となりました。そして、従来の流れに加え、平成 27 年 4 月からは、計画相談支援
が必須となりました。八幡市では、出来る限り制度移行がスムーズに行くように、また煩雑な手続き
を出来る限り利用者や家族に負担をかけないように、この部会を通じて検討をしています。
8. 運営調整会議の設置について・・・事務局(行政)
運営調整会議は毎月定例で開催をしており、昨年度は 12 回開催いたしました。こちらの会議では、
定例議題として、専門部会の報告や個別ケア会議の報告及び情報収集や課題整理について行っていま
す。その他の検討事項と致しまして、全体会開催についての協議などが協議事項として行われました。
委員長:運営調整会議のメンバーについては、基本的に各専門部会の部会長を中心に構成し、各専門
部会の進捗状況を確認し、情報共有を密にする必要があるかと思います。
また、運営調整会議では、本格的に自立支援協議会を運営する役割を果たしてもらいたいと
思いますので、事務局から委員の提案をしていただければと考えていますが、委員の皆様い
かがでしょうか?
特に異議がないようでしたら、運営調整会議の委員を決定したいと思います。
(全会一致で、承認)
9. 専門部会の設置について
委員長:専門部会の設置についてですが、要綱の第9条により、専門部会を設置することといたしま
す。専門部会については、前年度は就労支援部会、暮らし支援部会、子ども支援部会、精神
障がい者支援部会、相談支援部会の5部会を設置し、課題の検討をしていただいておりまし
た。
それでは専門部会に関しましては、就労支援部会、暮らし支援部会、子ども支援部会、精神
障がい者支援部会、相談支援部会の5部会を設置いたします。
(全会一致で、承認)
10.連絡事項・その他(障がい者優先調達法)・・・事務局
・
「平成27年度八幡市における障害者就労施設等からの物品等の調達方針(案)」の説明
障害者施設等からの物品等の優先調達については、平成25年から始まっており、今年で3年目です。
ほかの各市町村でも同様に調達方針を策定しています。平成26年度実績見込み額2,367,941
円。数年の傾向から爆発的な伸びを見せているわけではありませんが、平成27年度も八幡市役所内で
市内の事業所から積極的に物品の調達をし、地道な努力で取り組みたいと考えています。
委員長:こういう物品の調達はどういうところで取り扱っていますか?
事務局:主には障がい福祉課から依頼した物品や役務が8割を占め、他課でも購入をしています。
委員長:購入するのは市役所の職員ですか?
事務局:市の行事などに優先的に調達しています。例えば、やわた作業所にハートフルフラワー事業で
花壇に花を植えています。福祉センターの清掃をきろろん八幡にお願いしています。
委員長:継続していくことが大事ですが?
事務局:イレギュラーではありますが、高齢介護課で喜寿祝品のそばちょこを3ヵ年利用しています。
また、戦没者追悼式ではきろろん八幡が作成した点字バックを利用しています。他市では、印
刷製本の優先調達をしているところもありますが、八幡市内で印刷製本の関係の事業をしてい
る事業所がないため、しておりません。
委員長:社協ではどうですか?
社協:市関係の事業をするときにボランティアの会合のお菓子や福祉祭りの景品を優先的に調達して
います。
(全会一致で、承認)