分析化学

K:】Server/15030663 薬科大 応用生命/応用生命科学科 2015/11 2年 095‐172
2015.03.23
分 析 化 学
Analytical Chemistry
中学校教諭(理科)
担 当 教
員 田辺
卒 業 要
件 共通専門必修科目
年 次 ・ 学 期 2年次
高等学校教諭(理科)
教科に関する科目(選択必修2単位) 教科に関する科目(選択必修2単位)
顕子
前期
食品衛生監視員及び食品衛生管理者
必修2単位
単位数 2単位
フードスペシャリスト
【授業概要】
分析化学は、生命科学、食品科学、環境科学など、種々の研究を理解し遂行するための重要な基盤である。本講義では、濃度、化学平衡、分配、
吸着などの理論とともに、これらを応用した容量分析法(滴定法)や、分析対象試料から目的物質を分離・濃縮する手法について概説する。さら
に、基礎的な計算やデータ処理の演習を行う。
【キーワード】
分析化学 化学平衡 容量分析 分離分析 クロマトグラフィー
【一般目標】
分析化学に関する基本的な原理や法則などの知識を習得するとともに、講義・実習・研究においてそれらを活用できるようにすることを目標と
する。
【到達目標】
1.
可逆反応と化学平衡の概念を説明できる。2.
酸・塩基の定義と酸塩基平衡を説明できる。3.
酸化・還元の定義と反応、酸化
還元電位ならびに酸化還元平衡を説明できる。4.
錯体・キレート生成平衡を説明できる。5.
溶解度と溶解度積、沈殿平衡を説
知識・理解
明できる。6.
容量分析法(中和滴定、酸化還元滴定、キレート滴定、沈殿滴定)を説明できる。7.
分配・吸着ならびにイオン
交換の原理と、これらを応用した目的物質の抽出法を説明できる。8.
クロマトグラフィーによる物質の分離と、種々の機器分
析法への応用を説明できる。9.
分析データの統計処理法と検量線法を説明できる。
1.
有効数字を理解し、溶液濃度を算出できる。2.
溶液の水素イオン濃度、pH を計算できる。3.
実験値を用いた定量計算およ
思考・判断
び統計処理ができる。
関心・意欲・態度 1.
応用生命科学部の種々の研究分野で、分析化学が果たす役割の重要性を理解し、関心を持つ。
技能・表現
その他
【授業計画】
回
授 業 項 目
授
業
内
容
授業外学習(予習・復習)
担当者
授業オリエンテーション
1
濃度の単位、有効数字、濃度の計算、標準溶液の調製法を学ぶ。 講義プリント! 教科書p.
3∼4p.
1
1∼1
4 田辺
濃度と有効数字
可逆反応と化学平衡、平衡の移動、平衡定数を学ぶ。
講義プリント"
酸・塩基の定義、解離定数、水素イオン濃度・pH の定義を学ぶ。
強酸・強塩基の溶液、弱酸・弱塩基の溶液、ならびに緩衝液につ
3 pH の計算
講義プリント#
いて、pH の計算法を学ぶ。
4 酸・塩基の容量分析
容量分析の概要、中和滴定の原理、滴定曲線、指示薬を学ぶ。
講義プリント$
酸化還元反応、酸化数、イオン化傾向、標準電極電位、ネルンス
5 酸化と還元
講義プリント%
ト式を学ぶ。
6 酸化還元滴定
酸化還元滴定の原理、標準液の標定とファクターの計算を学ぶ。 講義プリント&
7 錯体生成とキレート
配位子と金属錯体、キレート、EDTA、錯体生成平衡を学ぶ。
講義プリント'
8 キレート滴定
キレート滴定の原理と応用、金属指示薬を学ぶ。
講義プリント(
9 沈殿平衡
溶解度と溶解度積、沈殿平衡を学ぶ。
講義プリント)
1
0 沈殿滴定
沈殿滴定の原理と応用を学ぶ。
講義プリント*
1
1 分析データの処理
分析データの統計処理、検量線法を学ぶ。
講義プリント+
分配・吸着・イオン交換の原理、溶媒抽出や固相抽出を用いた試
1
2 試料前処理法
講義プリント,
料の前処理法を学ぶ。
カラムクロマトグラフィーにより物質を分離する際の指標につい
1
3 クロマトグラフィー
講義プリントて学ぶ。
高速液体クロマトグラ 液体クロマトグラフィーの原理、カラムの分離モードならびに検
1
4
講義プリント.
フィー
出器について学ぶ。
ガスクロマトグラフィー ガスクロマトグラフィーの原理と種々の検出器の特徴について学ぶ。
1
5
講義プリント/
まとめ
講義を総括する。
2
化学平衡と平衡定数
酸と塩基
【教科書・参考書】
種 別
書
名
教科書
ステップアップ 大学の分析化学
参考書
クリスチャン分析化学〈1〉
参考書
基礎分析化学
参考書
これならわかる分析化学
【成績評価方法】
評価方法
定期試験
(中間・期末)
到達目標
知識・理解
◎
思考・判断
◎
関心・意欲・態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
8
0
小テスト
著者・編者
齋藤勝裕・藤原 学(著)
Christian(著)
、原口紘!(訳)
今泉 洋ほか(著)
吉田直紀(著)
レポート
授業態度
授業への参加度
教科書 p.
2
1∼3
9
田辺
教科書 p.
3
1∼3
9
田辺
教科書 p.
4
0∼4
8
田辺
教科書 p.
6
4∼7
0
田辺
教科書 p.
7
0∼7
2
教科書 p.
7
3∼8
0
教科書 p.
8
1∼8
3
教科書 p.
5
7∼5
8
教科書 p.
6
1∼6
2
田辺
田辺
田辺
田辺
田辺
田辺
教科書 p.
1
1
5∼1
1
6
田辺
教科書 p.
1
2
1∼1
2
2
田辺
教科書 p.
1
2
2∼1
2
3
田辺
教科書 p.
1
2
3∼1
2
5
田辺
出
版
社
裳華房
丸善
化学同人
三共出版
成果発表
そ の 他
0
0
合
計
◎
0
0
2
0
【連絡先】
オフィスアワー
開講日 1
7
:
0
0∼1
9
:
0
0(それ以外も随時可)
研究室(場所)
基礎物理化学研究室(J2
0
8)
−1
2
4−
E メールアドレス
[email protected]
1
0
0