3 確かな学力の定着 (1)基礎学力の向上 取組みの重点 子供が主体的・協働的に学ぶ学習方法の改善・指導方法の工夫に努める 「確かな学力」の定着のためには学力の 3 つの要素をバランスよくはぐくむことが重要である。その 際、 「何を教えるか」という知識の質や量だけではなく「どのように学ぶか」という学びの質や深まりを 重視したい。課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(アクティブ・ラーニング)やその ための指導方法等の充実につとめ、子供一人ひとりの学ぶ喜び・わかる嬉しさを積み重ねたい。 また、学力の向上を図るために、学力調査の結果や日々の子供の実態から課題を把握する中で、家庭 とも連携しながら、具体的な取組みを進めていきたい。 <具体的方策> ・学校と家庭が連携して、基本的生活習慣の確立、家庭学習や読書等の指導ができるよう、信頼関係 づくりと手立ての共有に努める。 ・学力向上委員会の提言を受け、全ての子供の学力向上のために、 「学力向上プロジェクト」として 学力調査の実施により課題を把握し各校での具体的な取組みを推進する。 ・学校図書館が持つ機能の活用、デジタルコンテンツや ICT 機器・EduNet などの活用、学びの指導員 や理科支援員等の学習を支援する人材の効果的な活用を図る。 <関連資料等> ○「確かな学力」について (略)生涯にわたり学習する基盤が培われるよう、基礎的な知識及び技能を習得させるとともに、これらを活用して課 題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくみ、主体的に学習に取り組む態度を養うこと に、特に意を用いなければならない。 (学校教育法第三十条第二項より) ※この規定は、中学校に準用する。 (第四十九条) ○「家庭との連携」について 学習の手引きや道すじ等を明示し共有(今津小学校) <高学年> ⑪ 学習計画を立てて取り組んでいますか。 ⑫ 毎日復習ができていますか。 ⑬ 苦手な学習にもチャレンジしていますか。 ⑭ 自学自習の習慣が身についていますか。 ⑮ 睡眠時間が十分にとれていますか。 子供の学びや育ちについて冊子 を配布し共有(平木小学校) ○課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(アクティブ・ラーニング)について 主体的な学びの引き出しに自信を持つ教員の割合 習得された知識・技能が学級 全体の知として共有 OECD 国際教員指導環境調査(TALIS)H25 より ICT を活用した、協働・双方向型の授業(用海小学校) 課題を解決する過程で、基礎的な知識・技能を習得 (2)学習評価の充実 3 確かな学力の定着 取組みの重点 指導と評価を一体として、子供の学びに責任がもてる学習評価を行う 学習評価は単に学習面での子供の達成状況を示すものではなく、子供にとっても、教師にとっても、 自身の取組みを振り返り、今後の学習に生かすことを目的としている。目標に準拠した評価を確実に実 施するための学習指導の改善や、また、子供自身が学びに期待感を持ち主体的に取組むことを促すよう な形成的評価の在り方について、継続的かつ組織的な研究が求められている。 <具体的方策> ・学習指導要領に基づいた評価規準を示して、子供に目標を明確にした学習指導を行う。 ・ 「わからない・できない」子供への手立てのある指導計画を立てる。 ・公正・公平で客観的な評価情報を子供に提供し、子供が振り返りを行う場面を作る。 ・日々の授業で子供の学習意欲を高めるため、よいところやがんばりを教職員で共通理解をして積極 的に評価する。 <関連資料等> ○「学習評価の妥当性と信頼性を高めるために実施していること」(平成 26 年教務担当者会:事前アンケートより) シラバスの作成 13 5 25 授業研究会での学習評価に関する協議 13 ○シラバスの作成と校内研修 シラバスを作成することで、生徒は 学習内容と目標を知り、目的意識を持 って予習・復習などに活用できる。保 護者が知ることで、家庭での学習支援 に役立つ。教師は教材研究及び指導力 の向上につなげ、さらに校内研修を重 ねて、指導と評価の一体化を図る。 (真砂中学校のシラバス「とうだい」 ) 持ち主をたずねる Start Reading(p63) 私の宝物 Lesson6(p64-p73) My Family in the UK イギリスの文化 11 (校数) ○「学習評価の充実に向けて」 授業をする前に 評価場面を設定する 評価方法を設定する 支援が必要な児童(c) への手立てを考える ○Where/ When Miki doesn't play …. does Miki …? ○学習評価に関する「共通理解」に向けて (EduNet「いずみ」に掲載) ・西宮版小中学校評価規準表 (教科研究委員により作成、配布 平成 23 年) ・小学校における絶対評価の充実に向けて (評価検討委員会・教育委員会作成 平成 18 年) ・学びと育ちのナビゲーション (教育委員会作成 平成 19 年) ・評価と N-Sys Web の利用(小学校研修資料) (例) 本時の最終活動として一人ひとりが 本時の成果を発表する場面 (例) 観察 (例) 次時の第 1 ステージ(前半の練習)で 個別指導を行う 本時の授業 ○持ち主をたずねられるようにしましょう。 「これは、だれの持ち物ですか」 ○Whose … is this? ○自己紹介の中で、自分の大事にしているものを発表 ○My treasure…. ○友達のする事や好きな事についてたずねましょう。 ○友達についての紹介文を書けるようにしましょう。 ○3人称単数現在が使えるようにしましょう。 ○Miki plays…. Does Miki play…? 中 18 学習の目標 単元名 We are Talking ⑤p62 小・西養 41 学年や教科打合せの実施 研修会の実施 6 評価の記録 児童への支援 指導と評価の一体化 記録を補助簿に記入 次時における指導 (c)の児童をださない授業へ ・単元末評価へ ・評価に基づいた保護者 懇談や指導 (c)の児童をなくす ・単元途中での指導方法の 改善 ・単元終了後の反省 (総括評価へ) (説明責任) (基礎学力の保障) (指導方法の 工夫・改善) ( 「小学校における絶対評価の充実に向けて」平成 18 年 p41「3.授業をする前に」より抜粋、一部改編)
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