山形市立第九中学校 確かな学力を育む学習活動(3年次)

〈別紙様式〉
山形市立第九中学校
学
校
名
校
山形市大字津金沢字中谷地657
TEL 688-2220
長
研究主任
FAX 688-9045
西村
仁美
工藤
ふゆき
研
究
確かな学力を育む学習活動(3年次)
主
題
本校では 3 年前に「自主性の弱さ」、それに関連して発表力、表現力、積極性の弱さが一つの
研
課題として浮かび上がってきた。それは、「学力」のとらえの曖昧さが背景にあったと考えられ
究
る。そのため、2 年前より「確かな学力」を育むことに重点を置いた研究を立ち上げ、取り組ん
主
でいる。
題
設
2 年前の研究立ち上げ時に、確かな学力の 4 つの側面を
① 学ぼうとする力 ②共に学ぶ力 ③学んで得た力 ④学んだことを活用する力
定
と、定義した。
の
また、本校の教育目標と以下のように関連させた。
理
「自分からのびのび学ぶ九中生(自主)」
→①学ぼうとする力
由
「他を思い心を磨く九中生(自律)」
→②共に学ぶ力
「たくましくやる気みなぎる九中生 (創造)」 →③学んで得た力
→④学んだことを活用する力
○平成 25 年度(1 年次)
確かな学力の 4 つの側面のうち、①または④に焦点を当てて取り組む。
〈研究内容と方法〉
一人一授業を行い、その中で①または④について各自で考えられる手立てで取り組み、研究
研
への提案とする。
〈研究のまとめ〉
究
生徒が一番生き生きするのは、得た力を活用して何かを成し遂げたときであり、達成感を味
わわせることで生徒の内側から学ぼうとする力が沸き、確かな学力へと繋がると考えた。
の
○平成 26 年度(2 年次)
経
確かな学力の 4 つの側面のうち、④に焦点を当てて取り組む。
〈研究内容と方法〉
過
生徒に「活用する力」をつけることができたかを見取るために、教科ごとに目指す姿を明示し
た。その際に、抽象表現ではなく、他教科担当が見ても達成度がわかるように具体的に示す
ようにした。その上で一人一授業を行った。
〈研究のまとめ〉
「活用する力」とはどんなことか、もっと具体的にとらえられるようにし、評価手段(方法)も
考える必要があると考えた。
○平成 27 年度(3 年次)
今
〈研究の重点〉
確かな学力の 4 つの側面のうち、④「学んだことを活用する力」に焦点を当てて取り組む。
年
〈研究内容と方法〉
(1) 教科ごとの目指す姿の再検討
度
本校では、活用する力を
活用する力:課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力、その他の能力
の
と定義し、この力のついた姿として「目指す姿」を再検討する。その際に、各単元(領域)にお
いて、具体的に思考力のついた姿、判断力のついた姿、表現力のついた姿、その他の能力の
重
ついた姿を示す。
点
(2) 単元の終末の姿の作成
・
(1)を受けて、5 教科では単元の評価問題、技能教科では単元の終末の姿の具体例を明示
研
する。
究
(3) 単元計画の作成
(2)を受けて、単元計画を作成する。
の
(4) 一人一授業
内
・教科ごとの目指す姿、単元の終末の姿を作成し、研究授業を行う。
・提案のある授業をしくみ、単元の終末の姿に近づくための手立てについて互いに学び合
容
う。
・1 週間前には指導案を配付し、なるべくたくさんの教員が参観できるようにする。教科
と
に複数教員がいる場合には必ず参観する。希望があれば指導者を招聘する。
・各授業で提案された、終末の姿、単元計画、授業での手立てを集約し、研究のまとめと
方
法
する。授業研究は、1 月まで行う。
(5) 授業研究会
全員が参観する授業研究会を年に 2 回(7 月,11 月)設定する。教員相互で授業分析を行
うと共に、指導者を招聘し、研究への助言を受ける。
4 月 研究テーマの確認
研
「活用する力」の定義づけ
究
研究授業者を決定し、計画をたてる。
の
計
画
6 月 教科ごとに話し合い、「教科ごとの目指す姿」を決める。
一人一授業開始(1 月まで)
7 月 第 1 回授業研究会(体育・学活(1 年)
11 月 第 2 回授業研究会(社会・英語)
1 月 「研究集録」製作