かつお

カツオ(Skipjack)
学名 :Katsuwonus pelamis
分類 :スズキ目 サバ科 全長 :90cm
【特徴】
体は太く紡錘形で、体の側面の横縞が大きな特徴。 胸甲と側線部をのぞいては無鱗であ
る。 体長は1mを超えるものもあるが、ほとんどは30から50cmほど。甲殻類、魚
類、頭足類を主な餌とする。水深0∼100mの間を10∼20ノットで泳ぐ。
【肉質】
春先から秋にかけてが旬であり、刺身、たたきとして非常に美味しい魚である。秋には脂
がのって「戻りがつお」としてマグロより美味しいと評され、「戻りかつおタタキ」は気
仙沼ブランドの一つとして評価されている。また、なまりぶしや鰹節として加工された
り、内蔵からは塩辛を作ることができる。
【分布】
北緯40度から南緯40度と広い海域に分布する。日本では春から秋まで黒潮に沿って本州
東側を北上し、冬季になると南下する。回遊経路については諸説あり、以外にナゾの多い
魚である。
【漁法】
かつお一本釣り、まき網、大目流し網で漁獲されている。気仙沼市魚市場は10年以上一
本釣り漁業で漁獲された生鮮カツオの水揚日本一となっており、平成19年からは「市の
魚」となって名実ともに気仙沼にとって大切な魚種となっている。