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平成 26 年度
春日市高齢者福祉計画・介護保険事業計画
策定に係るアンケート調査結果報告書
概
要
版
平成26年9月
春 日
市
1.調査の概要
調査の概要
(1)調査の目的
春日市に在住する高齢者の生活状況、健康状態や福祉・介護に関する
意識等を調査し、次期「高齢者福祉計画・介護保険事業計画」策定の基
礎資料とするとともに、今後の高齢者福祉施策の充実に活かすために行
いました。
(2)調査の設計
●調査地域 春日市
●調査対象 平成 26 年4月1日現在、65 歳以上の方
●調査方法 郵送による配付・回収
●調査期間 平成 26 年4月 21 日~平成 26 年5月9日
●抽出方法 無作為抽出
(3)回収の結果
調査対象者
発送数
回収数
回収率
(有効回収数)
一般高齢者(要支援・要介護認定
1,200 人
を受けていない 65 歳以上の方)
783 人
(782 人)
65.3%
居宅サービス利用者(介護保険の
居宅サービスを利用している
1,000 人
65 歳以上の方)
680 人
(678 人)
68.0%
(4)報告書の見方
●回答は、各質問の回答者数(計)を基数とした百分率(%)で示し
ています。小数点第2位を四捨五入しているため、比率の合計が
100.0%にならない場合があります。
●複数回答を求めた質問では、回答比率の合計が 100.0%を超えます。
●回答があっても、小数点第2位を四捨五入して 0.1%に満たない場
合は、表・グラフには「0.0」と表記しています。
1
2.地域ケア体制の進捗状況
地域ケア体制の進捗状況
(1)支え合い・ボランティアに対する意識とニーズ
家を行き来したり、外で会えば世間話をしたりする程度の付き合いをして
いる人の割合は 63.8%(一般高齢者)であり、ほとんどあいさつもしな
い、または全く付き合いをしないとの回答も僅かながら存在します。前回
調査では、家を行き来したり、外で会えば世間話をしたりする程度の付き
合いをしている割合は 72.6%(一般高齢者)であり、8.8 ポイント低下し
ていることになります。このことからも、本市においても急速に近隣との
関係が薄れてきていることが見て取れます。図表
図表 1
近所付き合いの程度は、一般高齢者よりも居宅サービス利用者の方が希薄
である傾向にあることが見て取れ、実質的に近所付き合いをしていない人
(「ほとんどあいさつもしない」と「近所の人と全く付き合いをしない」と
回答した人)の割合は 16.5%と、一般高齢者(1.5%)の 11 倍にもなっ
ていることが分かります。図表
図表 1
図表 1
近所付き合いの程度
家を行き来するなど親しく付き合っている
外で会えば世間話をする程度の付き合いをしている
あいさつはするが、話をするほどの付き合いではない
ほとんどあいさつもしない
近所の人と全く付き合いをしない
無回答
0%
20%
40%
60%
80%
100%
1.2
一般高齢者
(計:782人)
居宅サービス利用者
(計:678人)
20.7
11.9
43.1
35.7
27.6
31.9
2
4.0
0.3 7.2
12.5
4.0
一般高齢者のうち、実際にボランティアに参加している人は 12.3%にと
どまっています。ただし、
「これから活動してみたい・関心がある」と回答
した人を含めると 19.8%となり、本市の高齢者の約2割がボランティア
への参加に前向きであることが分かります。本市における高齢者数は
20,504 人(平成 26 年5月末現在、住民基本台帳)であるため、概算す
ると約 4,000 人に相当し、将来の地域福祉の担い手として大きな潜在能
力を有していることが分かります。図表
図表 2
図表 2
ボランティアへの参加状況(一般高齢者)
無回答
8.2%
現在、活動している
12.3%
これから活動して
みたい・関心があ
る
7.5%
今は行うことができ
ない
39.3%
あまり関心がない・
よくわからない
32.7%
計:782人
3
(2)介護者の状況
居宅サービス利用者の主な介護者の年齢を尋ねたところ、65 歳以上の割
合が 48.1%という結果でした。本市においても、いわゆる「老老介護(高
齢者が高齢者を介護せざるを得ない状況のこと)」にある人がほぼ半数にの
ぼっていることが分かります。図表
図表 3
主な介護者をみると、上位5位までは家族が挙がっています。介護負担が
過重とならないよう、家族介護者の負担軽減を図る取組みが重要となりま
す。図表
図表 4
図表 3
主な介護者の年齢(居宅サービス利用者)
85歳以上
6.4%
無回答
3.8%
29歳以下
0.2%
30~39歳
1.0%
40~49歳
8.2%
80~84歳
11.8%
50~59歳
23.0%
75~79歳
9.9%
70~74歳
10.8%
60~64歳
15.5%
65~69歳
9.2%
計:574人
4
図表 4
主な介護者(居宅サービス利用者)
0%
10%
20%
30%
娘
26.4
妻
20.5
夫
14.0
息子
11.4
子の配偶者
9.0
4.9
ホームヘルパー・訪問看護師等
その他の家族・親族
隣人等
3.4
0.6
その他
1.0
介護の必要はあるが、介護者はいない
0.9
介護の必要がないため、介護者はいない
無回答
40%
3.1
4.9
計:678人
5
(3)要援護者の住まい
介護が必要になったときに暮らしたい場所について尋ねたところ、一般高
齢者も居宅サービス利用者も6割以上の人が「在宅(自宅や家族の家)」と
回答しています。図表
図表 5
介護が必要になっても在宅で暮らしたい理由については、
「住みなれた場所
だから」との回答が8割以上と圧倒的です。図表
図表 6
図表 5
在宅
介護が必要になったときに暮らしたい場所
介護保険の入所施設
0%
介護保険の入所施設以外の施設
20%
40%
一般高齢者
(計:782人)
60%
64.5
居宅サービス利用者
(計:678人)
80%
22.5
66.5
図表 6
無回答
22.1
100%
7.8
5.2
6.8 4.6
介護が必要になっても在宅で暮らしたい理由
一般高齢者
居宅サービス利用者
(計:504人)
(計:451人)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
84.3
住み慣れた場所だから
82.9
39.5
経済的な負担により、施設入所が難しいから
39.5
11.1
地域のなじみの人たちと会えなくなるから
13.3
4.6
その他
5.1
1.0
無回答
1.3
6
3.認知症高齢者に対する意識と現状
認知症高齢者に対する意識と現状
認知症についてはおおむね周知されており、
「知らない」と回答した人の割
合は 1.0%になっています。ただし、認知症について知っていると回答し
た人の3人に1人(33.1%)は「だいたい知っている」と回答しており、
次の課題は、認知症に対する正しい理解の促進であることが分かります。
図表 7
図表 7
認知症の周知度(一般高齢者)
知らない
1.0%
無回答
2.9%
だいたい知ってい
る
31.8%
知っている
64.3%
計:782人
7
具体的に、認知症について知っていることを尋ねたところ、症状や予防に
対する理解はある程度あるものの、具体的なこと、たとえば「認知症があ
る人にどのように接するか」
(20.7%)、
「相談できる場所や機関」
(16.8%)、
「近隣にある認知症専門医」
(9.3%)の認識については総じて低い割合に
とどまっていることが分かります。図表
図表 8
図表 8
認知症の理解度(一般高齢者)
0%
20%
40%
60%
80%
症状のひとつに、間近に経験した行為
(例:食事をしたこと等)を忘れることがある
68.7
加齢によるもの忘れと認知症状
による記憶障害は異なる
68.0
認知症には、「アルツハイマー型」や
「脳血管性」など様々な種類がある
65.0
規則正しい生活をすることは、
認知症予防のひとつとされている
57.8
受診医療機関は、専門医(精神科等)
が望ましいことを知っている
41.0
認知症がある人に対して、
どのように接したらよいか知っている
20.7
16.8
相談できる場所・機関等を知っている
近隣の認知症の専門医
(病院・医院)を知っている
その他
無回答
9.3
2.7
5.9
計:782人
8
4.介護予防・高齢者の社会参加
介護予防・高齢者の社会参加
(1)介護予防の普及啓発
介護予防事業への関心(参加意向)について尋ねたところ、「関心がある」
と回答した人の割合は 44.5%となっている一方、「関心がない」「どちら
でもない」と回答した人の割合は 52.5%と半数を超えています。図表
図表 9
図表 9
介護予防事業への関心(一般高齢者)
無回答
3.1%
関心がある
44.5%
どちらでもない
38.9%
関心がない
13.6%
計:782人
9
介護予防への取り組み状況について尋ねたところ、
「自身で運動や認知症予
防を心がけ、介護予防に取り組んでいる」と回答した人は 41.3%となっ
ており、
「公民館で開かれている運動教室、健康教室等に参加している(参
加した)」(7.2%)、「市が実施している介護予防事業に参加している(参
加した)」(2.8%)と比べると、自分自身で介護予防の取り組みをしてい
る人が多いことが分かります。図表
図表 10
図表 10
介護予防への取り組み状況(一般高齢者)
0%
20%
自身で運動や認知症予防を心がけ、
介護予防に取り組んでいる
18.7
公民館で開かれている運動教室、
健康教室等に参加している(参加した)
7.2
2.8
14.1
元気なので、介護予防の必要性を感じない
病気があるからできない
3.5
介護予防に取り組みたいが、
どのようにしたらよいかわからない
3.8
何もしたくない
その他
無回答
60%
41.3
これから取り組んでいきたい
市が実施している介護予防事業
に参加している(参加した)
40%
2.6
6.5
5.9
計:782人
10
(2)二次予防事業対象者
二次予防事業対象者とは、生活機能の低下があるため、要支援・要介護に
なるおそれがあると認定された高齢者をいいます。この認定は、本調査に
含まれる設問により、「運動器の機能低下」「低栄養」「口腔機能低下」「自
立度低下」のいずれかにリスクがあると判定された場合になされます。
二次予防事業対象者の割合は、一般高齢者の 27.4%となっており、4人
に1人以上が要支援・要介護になるおそれがあると考えられます。図表
図表 11
図表 11
二次予防事業対象者の状況(一般高齢者)
無回答
3.2%
二次予防事業
対象者
27.4%
非対象者
69.4%
計:782人
11
各分野におけるリスク者の割合は下記に挙げるレーダーチャートのとおり
ですが、二次予防事業対象者として認定される「運動器の機能低下」
「低栄
養」「口腔機能低下」「自立度低下」のうち、特にリスク者の割合が高いの
は「運動器の機能低下」と「口腔機能低下」であることが分かります。
図表 12
二次予防事業対象者のみに限ってみてみると、
「運動器の機能低下」のリス
クがある人の割合は 52.3%であり、
「口腔機能低下」のリスクがある人の
割合は 66.4%となっています。図表
図表 13
図表 12
リスク対象者の状況(一般高齢者)
運動器の機能低下
20%
15%
14.3
10%
5%
自立度低下
5.1
0%
1.4
18.2
口腔機能低下
12
低栄養
図表 13
リスク対象者の状況(二次予防事業対象者)
運動器の機能低下
80%
52.3
60%
40%
20%
自立度低下
18.7
5.1
0%
低栄養
66.4
口腔機能低下
地域福祉エリア別にみると、二次予防事業対象者の割合が最も高い「春日
東」
(33.6%)では3人に1人以上が二次予防事業対象者となっています。
一方、最も少ない「春日南」では、20.5%となっており、5人に1人の割
合となっています。図表
図表 14
図表 14
0%
二次予防事業対象者の状況(一般高齢者)×地域福祉エリア
40%
20%
春日北(計:109人)
24.8
春日(計:120人)
30.8
春日東(計:146人)
33.6
春日野(計:99人)
春日南(計:156人)
春日西(計:150人)
25.3
20.5
29.3
13
60%
80%
5.介護保険料について
介護保険料について
自分の介護保険料についてどのように感じているかを尋ねたところ、一般
高齢者は「高いと思う」との回答が 59.8%となっているものの、実際に
介護サービスを利用している居宅サービス利用者は 30.4%にとどまって
おり、実際に介護サービスを利用しているかどうかで負担感が異なること
が分かります。図表
図表 15
介護保険料と介護サービスのあり方については、一般高齢者では、
「介護サ
ービスの種類や量を多少抑えても、保険料は低い方がよい」と考える人の
割合が、
「介護サービスの種類や量が充実されるのなら、保険料は多少高く
なってもやむを得ない」という回答割合よりも若干高くなっています。
図表 16
居宅サービス利用者では、
「介護サービスの種類や量を多少抑えても、保険
料は低い方がよい」という考えと、
「介護サービスの種類や量が充実される
のなら、保険料は多少高くなってもやむを得ない」という考えがほぼ拮抗
していることが分かります。図表
図表 16
図表 15
高いと思う
0%
自分の介護保険料についてどのように感じているか
適当だと思う
20%
一般高齢者
(計:782人)
居宅サービス利用者
(計:678人)
安いと思う
40%
わからない
60%
59.8
80%
15.2
30.4
44.5
14
無回答
0.0
1.5
100%
20.1
20.9
4.9
2.7
図表 16
介護保険料と介護サービスのあり方についての考え
介護サービスの種類や量が充実されるのなら、保険料は多少高くなってもやむを得ない
介護サービスの種類や量を多少抑えても、保険料は低い方がよい
どちらともいえない
無回答
0%
一般高齢者
(計:782人)
居宅サービス利用者
(計:678人)
20%
20.2
24.9
40%
26.2
60%
80%
44.5
25.5
15
41.7
100%
9.1
7.8