わっと会報70号 - 釧路市民活動センター

「色々なイベントでのボランティア活動を見て」
担当 成ケ澤
茂
夏は毎週お祭りが市内のあちこちで開催しています。わっともいろいろな形
で参加させていただいております。先日釧路川まつりで、~心~釧路学生魂が
ボランティアに来ていました。釧路チューリップ&花フェアにも朝から夜まで
活躍して頂きました。今回の祭りは開催中の仕事が少なく観客として参加団体
の演奏やカラオケ大会を盛り上げていました。そんな中でもゴミが落ちていた
ら拾い、机が汚れていたら拭いたり、イスを整理したり能動的に行動していた
し、祭りが終わるとさらに活発にスタッフに次に何かすることありますかと積極的に声掛けして仕事をこなしていま
した。テントを固定する10キロの重りも、女性なのに平気で両手に持って運んでゆきます。テントも次から次へと
落として行き、あっという間にイベント会場が通常の状態に戻りました。さらにビニール袋と火はさみを持ち会場の
細かいゴミまで拾いイベント前よりきれいになったような気がします。~心~釧路学生魂の12名の学生が統制も取
れていて、一体となって行動している姿は大変すがすがしく、ボランティア活動としては最高のパフォーマンスで頭
が下がりました。主催者ではありませんがチューリップフェアも含めて本当にご苦労さんでした。
釧路シャケの会の放流式で、上智大学からコロラド大学の学生が参加してくれました。その時国際交流ボランティ
アの会の皆様にお世話になり通訳をしていただき、コロラド大学の学生と放流式に向けての準備作業をスムーズに行
うことが出来ました。釧路市長からも記念品をもらいコロラド大学の学生も放流
式のボランティア活動を大変喜んでいました。クルーズ船が入ってくる時も、釧
路寄港のイメージアップやユニークな企画等も発案し、イベントも手作りの温か
さがあり、盛り上がって外国人の方々も大変喜んで感謝の手紙が届くとのことで
す。また当館を利用していつも留学生との交流会実施してもらっています。先日
の盆踊りにも各国の民族衣装を着た、釧路在住の外国人や留学生が雨の中「エイ
エイオー」の掛け声と共に雨の中に踊りに行きました。サポートしている会の皆様や参加者が一体となり行動してそ
の一生懸命さに大変感動します。会の皆さんのこのような行動が、
「ウエルカムくしろ」として外国人との交流面や観
光の面でも、釧路のイメージアップになくてはならない存在で貢献度は最大級です。その会の皆さんが、国際交流の
拠点が国際観光センターの中に誕生するとのことで大変喜んでいました。これからは毎日多種多様な企画を考え、釧
路に来た外国人や留学生が気軽に立ち寄り交流することができ、相談業務・観光案内・お店の紹介・お茶や生け花教
室等も随時できると、皆さんが活き活きしていました。しかし話を聞くと実態は難しい問題が山積みみたいです。交
流できる場所は毎日開設して、交代でも人が在中しているのが基本です。この基本二つが維持できる場所と維持費を
供出することが出来たら、あとは国際交流ボランティアの方々のスキルや情熱があれば、何倍、いや何十倍の効力を
発揮してこのおもてなしが世界に広がり、釧路市にいろいろな形で還元されると思います。
またわっとの副理事をやっている蝦名氏が率いる北海道観光調査会という団体があります。わっと行事はじめ、観
光調査やボランティア活動をしている団体です。多種多様な人種のかたまりで、なぜここまでと思えるほど真面目で
あり誠実です。行動は敏速でタフで統制も取れています。さらに若い人を引っ張っていくパワーや行動力もあります。
今後色々な形で皆さんの前に現れるかもしれませんので知っておいてください。
学生のよさこいチームの地味で謙虚な行動力、その秘められたパワーが爆発して力強く踊る姿は楽しみですし、国
際交流前線基地が出現し、おもてなしのパワーで外国人や留学生がどんどん気軽に釧路へ来てくもらえたり、また釧
路のお祭りが若い力で盛り上がる可能性もあります。ボランティアの行為からチェンジして発展してゆくには、官民
含めての現状維持ではなく一歩前進のために温かい気持ちと理解が必要だと思います。ボランティア活動から釧路の
元気を取り戻し、明るい未来を築く仲間作りを、釧路市民活動センターわっとも地道にサポートして行きます。
~編 集 後 記~
7月から8月の熱い夏、わっと主催のイベントやお祭り等にご協力、ご参加していただいた皆様には厚く御礼申し
上げます。秋のイベントにつきましても、皆様のご期待に応えられる様頑張ります。
―8―
佐藤
陽介