社会医学系クラスター

クラスター
授業科目名
担当者名
社会医学系クラスター
法医科学・実習
責任者 美作 宗太郎
単位数
実施場所
1単位(選択)
分担者
開講時間帯
18:00~21:00
法医科学講座ゼミナール室, 法医解剖室
授業科目の概要
法医科学は必ずしも死体のみを対象とする学問ではなく,基礎医学,臨床医学とも密接に関連し,しかも社会と
も関わる総合的な学問である.
本科目では,我が国における異状死体の取り扱いシステムを学び,死体検案や法医解剖の手法を知るととも
に,医師が知っておくべき法的知識や,突然死,小児法医学,医療事故などの社会的な問題点についても理解を
深めることを目的としている.
なお,実際の法医解剖に立ち会うこともあり得るので,受講者には守秘義務を厳守して頂くことを確約して頂きた
い.
1. 法医科学概論:法医学の歴史と社会的役割について解説する.
2. 解剖制度をめぐる諸問題:我が国の解剖制度をめぐる法制度上の諸問題を提起し,
法医解剖の意義,必要性を解説する.
3. 異状死体の取り扱いと死体検案:医師として必要な死体検案の知識を解説する.
4. 医師と法:医師が知っておくべき法的知識を解説する.
5. 突然死:突然死を引き起こす疾患・病態について解説する.
6. 小児法医学:乳幼児突然死や子どもの虐待について解説する.
7. 法医学における個人識別:身元不明死体では身元の確認が必須である.法医学的な
身元確認の手段・方法について解説する.
8. 法医画像診断学: CT,パノラマX線撮影装置,超音波診断装置などの法医診断学的
応用について解説する.
9. 医療事故:近年,社会問題となっている医療関連死について解説する.
開講月日
1
曜日
要相談
講
義
題
(
講
義
内
上記内容から選択
容
目
)
担当教員
美作 宗太郎
講座名
法医科学
2
3
4
成績の評価方法・基準
研究室での実習+自習,計30時間で1単位とし,評価は出席とレポートによっておこなう。
問い合わせ先(氏名,メールアドレス等)
美作 宗太郎, [email protected]
その他特記事項
履修に関する情報
社会人大学院生など,勤務等で実習に出席できない場合には日程の調整に応じます.
※法医解剖により日時が変更になる可能性あり。要確認。
*受講希望者は事前に担当教員に連絡をとり,内容・日時を確認すること.
*法医解剖は随時行われるので,日時が変更になることもある.
*受講者が少人数の場合は,受講者の都合を考慮するので,早めに申し出て頂きたい.
*開講回数が少ないので,出欠を重視する.欠席が多く,本科目の単位を履修出来ない可能性がある受講者は,
早い時期に他科目へ移動して頂くことがある.
クラスター
社会医学系クラスター
授業科目名
環境保健学・実習
担当者名
責任者 村田 勝敬
単位数
実施場所
1単位(選択)
分担者 岩田 豊人
開講時間帯
19:30~21:00
基礎棟3階環境保健学講座セミナー室
授業科目の概要
1.環境と健康問題
ヒトの健康を脅かす基本的な環境因子(物理的環境因子,化学的環境因子,生物学的環境因子,社会学的環
境因子)について検討する。
2.有害物質の臨界濃度
ヒトの特定臓器に影響を及ぼし始める濃度(臨界濃度)の算出法として,no-observed-adverse-effect level
(NOAEL),lowest-observed-adverse-effect level (LOAEL),benchmark dose level (BMDL)がある。これらの具体
的な算出方法とともに,各々の長所・短所を概説する。
3.物理的環境因子
姿・形は見えねど,エネルギーを持つためヒトに健康影響を及ぼす物理的環境因子について,最近のトピックと
併せて検討する。
4.化学的環境因子
いわゆる有害化学物質と言われているものの健康影響について,最近のトピックと併せて検討する。
5.小児の生活時間と健康
親の生活時間に影響されやすい小児の睡眠時間を検討し,健康事象との関連性を概説する。
6.食品安全と健康
昨今問題となっている食品の安全性についてリスクとその予防方法の観点から概説する。
開講月日
曜日
1
9月2日
水
講
義
題
(
講
義
内
環境と健康問題(1)
2
9月9日
水
3
9月16日
4
容
目
)
担当教員
講座名
村田 環境保健学
環境と健康問題(2)
村田・岩田
〃
水
有害物質の臨界濃度
村田・岩田
〃
9月30日
水
物理的環境因子(1)
村田・岩田
〃
5
10月7日
水
物理的環境因子(2)
村田・岩田
〃
6
10月14日
水
化学的環境因子
村田・岩田
〃
7
10月21日
水
小児の生活時間と健康
村田・岩田
〃
8
10月28日
水
食品安全と健康
村田・岩田
〃
成績の評価方法・基準
研究室での実習+自習,計30時間で1単位とし,評価は出席とレポートによっておこなう。
問い合わせ先(氏名,メールアドレス等)
岩田助教 [email protected]
その他特記事項
履修に関する情報
社会人大学院生など,勤務等で実習に出席できない場合には日程の調整に応じます.
クラスター
社会医学系クラスター
授業科目名
健康増進・実習
担当者名
責任者 金子 善博
単位数
1単位(選択)
分担者
開講時間帯 平成27年度休講
実施場所
授業科目の概要
21世紀になり,健康増進政策は先進諸国ではますます重視されており,目標設定型の健康増進政策が
スタンダードなものになっている。健康増進政策の基礎となる理論的枠組みはヘルスプロモーションの
理論にもとづいており,その理念と手法を十分に理解することが大切である。本実習では,日本,アメ
リカ,イギリスなどの主要先進国の健康増進政策を実習しその概要をの健康増進政策の在り方を討議
し,具体的な政策のメニューを立案する。政策課題としては,がん,循環器疾患,糖尿病,自殺,医療
費抑制策などの中から選択する。各国の健康増進政策の比較を行いつつ,我が国の実情にあった,健康
増進政策を企画立案する。 各国の健康増進政策の概要は健康政策の評価に関する論文などをもとに,
科学的根拠に基づく施策がどうあるべきかについて考察を深める。
得られた情報をもとに,日本の10年後の健康政策を立案する。具体的な政策目標,評価の枠組みを視
野に入れつつ,数値目標を設定した独自の健康政策を完成させ,それらをもとに全員で討議を行う。
開講月日
曜日
講
(
講
義
義
平成27年度休講
成績の評価方法・基準
問い合わせ先(氏名,メールアドレス等)
その他特記事項
履修に関する情報
題
内
容
目
)
担当教員
講座名
クラスター
授業科目名
担当者名
社会医学系クラスター
医療情報システム学・実習
責任者 近藤 克幸
単位数
分担者
1単位(選択)
開講時間帯
18:00~19:30
実施場所
授業科目の概要
第1回(講義):【医療情報システム・電子カルテシステムが備えるべき要件】
これからの時代における医療情報システム・電子カルテシステムが備えるべき要件について,社会的背景と技術的背景の両
面から考察し,具体的に実装すべき要件を詳説する。
第2回(講義):【医療機関におけるワークフローと電子カルテシステム】
医療機関において,どのような流れで情報が利用されているのか,すなわち業務のワークフロー分析を解説し,電子カルテシ
ステムへの実装技術を解説する。また,ワークフロー分析に基づく最適化されたユーザーインターフェース設計についても解説
する。
第3回(講義):【医療情報における標準化と相互運用性】
医療情報交換の国際標準規約HL7(Health Level 7)や,医用画像とその通信の国際標準規格DICOM, 我が国で定めら
れ,実地医療で利用されている標準規格について詳説し,医療情報の相互運用性についての理解を深める。
第4回(実習):【医療機関におけるワークフローとシステム実装技術の実際】
第2回,第3回の講義で習得したワークフロー分析とシステムの相互運用性の知識をもとに,実際の医療機関での部門間業
務連携を見学し,アクターの定義やシステムでのトランザクション処理を自ら分析することで理解を深める。
第5回(実習):【医療情報システムにおける相互運用性の実現】
第3回の講義で習得した相互運用性に関連する各種規格の知識をもとに,標準的メッセージを利用したデータ交換について
本院のシステムにおける実例を見学する。本実習では,病院内だけでなく,医療機関間でのデータ交換システムについても学
習する。
第6回(講義,実習):【医療情報ネットワークとセキュリティ】
医療情報と言う,極めて守秘性が高くかつ公益性の高い情報を,ネットワークを通じて交換するにあたって必要なセキュリティ
要件について解説し,その実装について学ぶ。
第7回(講義):【医療情報と病院マネジメント】
医療情報を如何に病院マネジメントに活用していくか,という課題について,DPCなどの社会的背景との関連もふまえて解説
する。また,医療の質と評価との関連,病院経営的視点や研究・教育的な視点からの情報後利用についても講義する。
第8回(実習):【レポート作成と総合討議】
本科目で学習した内容の中からあらかじめ課題を決め,レポートを作成するとともに,授業のまとめとして,総合的なディス
カッションをする。
講
(
義
義
題
内
目
)
開講月日
曜日
1
9月8日
火
医療情報システム・電子カルテシステムが
備えるべき要件
2
9月15日
火
医療機関におけるワークフローと電子カル
テシステム
3
9月24日
木
医療情報における標準化と相互運用性
4
9月29日
火
医療機関におけるワークフローとシステム
実装技術の実際
5
10月6日
火
医療情報システムにおける相互運用性の実現
6 10月13日
火
7 10月20日
火
8 10月27日
火
成績の評価方法・基準
講
容
担当教員
近藤 克幸
講座名
医療情報学
医療情報ネットワークとセキュリティ
医療情報と病院マネジメント
レポート作成と総合討議
研究室での実習+自習,計30時間で1単位とし,評価は出席とレポートによっておこなう。
問い合わせ先(氏名,メールアドレス等)
その他特記事項
履修に関する情報
社会人大学院生など,勤務等で実習に出席できない場合には日程の調整に応じます.
クラスター
授業科目名
担当者名
社会医学系クラスター
データベース活用論
責任者 片平 昌幸
単位数
1単位(選択)
分担者
開講時間帯 平成27年度休講
実施場所
授業科目の概要
医科学研究に欠かせない道具となりつつあるDatabaseを実際に取り扱うことを通じて,以降の
研究活動に役立てる。
【授業形態】最初の3回は対面での実習授業を行い,以降は,E-learningにより実施する。
E-learningは全部で5章分が準備されており,受講者が任意の時間帯に実施する。
E-learning教材は各自のPCで行う実習内容が含まれる。
【3回分の対面授業時間帯】受講者全員の都合に配慮し,土日を含む時間帯を調整する。
【授業内容】
[対面授業]:受講生の日程調整後に行う
開講月日
曜日
講
(
講
義
義
平成27年度休講
成績の評価方法・基準
問い合わせ先(氏名,メールアドレス等)
その他特記事項
履修に関する情報
題
内
容
目
)
担当教員
片平 昌幸
講座名
医療情報学
クラスター
社会医学系クラスター
授業科目名
医学英語・活用実習
担当者名
責任者 Wood, Donald C.
単位数
1単位(選択)
分担者
開講時間帯
19:30~21:00
18:00~19:30
実施場所
授業科目の概要
本授業の展開は,受講生によって異なる興味の医科学分野の論文を英語で説明し議論する様式のものである。
とり上げる論文は,受講生毎の専門分野のものとなるが,受講生は当該分野で関心のある論文の内容を説明す
る。その説明を受けて,論文の構成や目的を分析し論文毎に異なる内容を確認することが,主な議論の対象とな
る。
開講月日
曜日
講
(
講
義
義
題
内
容
目
)
担当教員
講座名
1
9月28日
月
授業の進行や準備と順番についての説明を
行い,受講生の発表の時期等について決定
する。その後,受講生の専門分野(研究対
象)に関する自己紹介をかねた発表を行う。
2
10月5日
月
Scientific papers in English, continued
(research reports).
〃
〃
3
10月19日
月
Scientific papers in English, continued
(reviews, meta-analyses).
〃
〃
4
10月26日
月
Student presentations.
〃
〃
5
11月9日
月
Student presentations.
〃
〃
6
11月16日
月
Special medical topics in English
(doctor/patient relationships).
〃
〃
7
11月30日
月
Special medical topics in English
(patient advocacy).
〃
〃
8
12月7日
月
Special medical topics in English
(open).
〃
〃
Wood, Donald C. 医学教育学
成績の評価方法・基準
研究室での実習+自習,計30時間で1単位とし,評価は出席とレポートによっておこなう。
問い合わせ先(氏名,メールアドレス等)
[email protected]
その他特記事項
履修に関する情報
社会人大学院生など,勤務等で実習に出席できない場合には日程の調整に応じます.
クラスター
授業科目名
担当者名
社会医学系クラスター
がんの生物学と社会医学
責任者 大森 泰文
単位数
1単位(選択)
分担者 西川 祐司,鬼島 宏,佐藤 冬樹,金子 善博
開講時間帯
Web Class
実施場所
授業科目の概要
「がん」は日本人の死因の第一位であり,日本の医療が取り組むべき最も重要な疾患の一つである。
本講義「がんの生物学と社会医学」では,がんという疾患概念を理解するために癌の分子細胞生物学
的な特性およびその解析手段,癌の社会医学的側面(がんの疫学,がん登録,がん医療の倫理,抗が
ん剤の臨床試験について学ぶ。
講義項目
・がんの疾患概念,がんの分子細胞生物学的特性
・がんの遺伝子発現,シグナル伝達,増殖・分化制御機構
・がんの統計,予防,検診など
・薬剤の臨床試験,有効性と安全性の評価,臨床研究の科学性
・がん登録の方法と意義
・がん医療における倫理とその実践
開講月日
曜日
講
(
講
義
義
題
内
容
目
)
1
Web Class
「がん細胞生物学Ⅰ」 レポートあり
2
Web Class
「がん細胞生物学Ⅱ」 レポートあり
3
Web Class
「肝・胆道系腫瘍の分子病理学」 レポート
あり
4
Web Class
「腫瘍の進展と転移」 レポートあり
5
Web Class
「がん医療における倫理」 レポートあり
6
Web Class
「がん登録の方法と意義」 レポートあり
担当教員
大森 泰文
講座名
分子病態学・腫瘍病態学
成績の評価方法・基準
研究室での実習+自習,計30時間で1単位とし,評価は出席とレポートによっておこなう。
問い合わせ先(氏名,メールアドレス等)
大森 泰文 ( [email protected] )
その他特記事項
履修に関する情報
※がん治療専門医養成系クラスター「がんの生物学と社会医学」と共通
※ Web Class での講義受講となります。 詳細は履修登録者に個別に連絡します。