Vol.17 (2013.12発行)

玉野市議会議員
谷口 より子
市政改革通信
vol.17
谷口 より子(44歳)
1969 年 2 月 19 日生まれ
日本福祉大学 社会福祉学部Ⅰ部卒
役 職:厚生委員会 委員
議会改革特別委員会 委員,
農業委員 他
所属会派:未来
◇編集・発行◇ 玉野市議会議員 谷 口 より 子
〒706-0013 玉野市奥玉 3-5-7 TEL:090-4105-6292 FAX:0863-21-3485
E-mail:[email protected] web:www.yoriko-taniguchi.net
◎お気軽に、ご相談・ご要望下さい!
blog:www.blog.yoriko-taniguchi.net
twitter:www.twitter.com/yorikotaniguchi
Facebook:www.facebook.com/yoriko.taniguchi
【
ごあいさつ
】
新しい年を迎え、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年一年のますますのご健勝、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
さて、10月に行われた玉野市長選挙では、現職の黒田市長が再選されました。
集大成となる4年間、「未来ある子どもたちにツケを残さず、財産を残す」という視点に立ち、老朽化した公
共施設の再編整備等に力を入れて取り組まれるということで、我々議員も二元代表として重たい、厳しい判断
を迫られることとなるかと思います。今だけではなく、子や孫の代まで見据え、何が必要で、そのためにはど
うすれば良いかをしっかりと考えて、提言してまいります。
また、議会改革もさらに進めてどうか、今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
【
悪質商法にご注意!
】
悪質商法による被害を受ける方が後を絶ちません。騙す側は、新しい手段で言葉巧みに攻めてきます。
すぐその場で判断せず、岡山県消費生活センター☎086-226-0999、市役所市民課☎32-5521、玉野警察署☎32-0110
などへご相談下さい。
○母さん助けて詐欺など (振り込め詐欺)
電話で「携帯の番号が変わった」と言われても、必ず元の番号にかけ直して確認して下さい。
警察や銀行協会を騙り、「あなたの口座が悪用された。キャッシュカードを取りに行くので、手続きに暗証番号
を教えて欲しい。
」というのも詐欺です。
○市役所等、官公庁から、「お金を返すので、ATM に行って手続きして下さい」との電話 (還付金詐欺)
市役所等の職員が ATM 操作を行うよう、連絡することは絶対にありません。「携帯電話を持ってATMへ」は還付金詐欺です。
○頼んでもいない商品が勝手に送られてくる (送り付け商法)
代金引換で届くことも多いですが、支払ってしまうと返金交渉は困難です。心当たりのないものは「受取保留」にし、家族の誰も申
し込んでいないものは「受取拒否」をして下さい。
○未公開株、社債、ファンド、権利取引等などのもうけ話 (買え買え商法)
「買い取るから利益になる」などと、他社と契約させようとする話には絶対に耳を貸さないようにして下さい。
宅配便で送金させる手口が増えていますが、送金の証拠が残らないので、お金を取り戻すのは非常に困難です。
○身に覚えのない料金未納のハガキやメールが送られる (不当・架空請求)
決して連絡はせず、無視して下さい。ご不安な場合は、消費生活センターなどへご相談ください。
○「あなたが選ばれました!」という電話がかかる (アポイントメント商法)
話だけ聞いてみようと安易に出向くと、言葉巧みに高額な契約を結ばされたり、威圧されるなど、
しかたなく契約してしまうことになってしまいます。勧誘の電話は、すぐにはっきりと断って下さい。
○床下や屋根の点検をタダでしてあげると、業者がやって来た (点検商法)
無料ならと安易に点検してもらうと、言葉巧みに工事の契約を結ばされます。はっきりと断って下さい。
【
議員定数削減について
】
9,666 名(有効総数)の皆様からの署名簿を添えて、
「玉野市議会議員定数条例」の改正を求める直接請求が提出
され、これを受けて、市長は、9月定例議会に意見を付して「玉野市議会議員定数条例」改正案を付議しました。
議会では、請求代表者のうち1名から意見陳述を受け、審査を付託された議会運営委員会でも、請求代表者のうち
3名を参考人招致し、委員からの質疑も行われ、審査した結果、全会一致で否決。さらに、本会議でも、賛成2名、
反対18名で反対多数により否決となりました。
私は、議会改革として取り組むべき公約のひとつとして、議員定数削減も掲げておりますが、今回は反対させてい
ただきました。以下、その理由を申し述べさせていただきます。
まず、今回の直接請求運動において、議員も関わっていたようですが、議員は2名以上で条例制定することがで
きる貴重な権利を有していますが、なぜ市民の皆様からの直接請求という手段に訴える前に、この条例制定権を行
使しなかったのか、という大きな疑問を持っています。
さらに、「なぜ市議会議員の定数削減が必要ですか?」と題された、署名活動で頒布された書類についてですが、
この中の「2.少数精鋭で議会の活性化を!」において、類似団体として、
長野県諏訪市:定数 15 人 人口 51,031 人
長野県岡谷市:定数 18 人 人口 52,822 人
岐阜県可児市:定数 22 人 人口 95,894 人
の3団体と、
玉野市の定数 21 人 人口 64,937 人を比較し、
「※玉野市は他の類似団体と比較して、いかに議員数が多いか一目瞭然です。」と書かれていましたが、この類型Ⅱ
-2(注)には、上記団体を含め44市(H22 年度)が属していますが、その平均議員定数は21名(H24.12.末)です。
よって、恣意的に抽出した一部団体との比較で、
「他の類似団体と比較して、いかに議員数が多いか一目瞭然」とい
う表現は正確ではありません。また、類似団体といっても、面積や地形もバラバラです。玉野市は横長の地形で行
政効率があまり良くありませんが、比較をするのであれば、単に数だけ比較するのではなく、そうした諸々の条件
において「類似した」団体との比較した資料を示すべきだったのではないでしょうか?
また、定数を 15 名と主張する根拠については、14 小学校区×1 名+荘内 1 名ということのようですが、例え
ば鉾立小学校区(有権者数 1,444 名)と田井小学校区(有権者数 6,386 名)では有権者数は相当違うことを考えて
も、小学校区に各 1 名で良いというのはどうなのでしょうか?
私自身、議員定数削減を行うべきと考えておりますが、そうした理由からいろいろと検討した末、今回の直接請
求による条例改正案については反対させていただきました。
しかしながら、短期間のうちに、これだけ多くの皆様から定数削減の署名を戴いたことについては大変重く受け止
めなければなりません。そして、私も署名簿を縦覧させていただきましたが、やはり我々議員に対する厳しいご批
判が根底にあることも感じさせていただいております。
これから議員定数について、議会運営委員会で本格的に議論されますが、私個人としては、市の財政状況も大変
厳しい―10万円、20万円の予算でもなかなかつかない状況の中で、議会も身を切ることは必要だと考えていま
す。
ただ、国や県から市にさまざまな権限がどんどん移譲されてきている状況、また本市においても、これから、公共
施設整備統廃合等の重要な諸課題について議論が進められる中において、やはり議会としてしっかり議論を行える
体制は必要と考えます。一気に大幅な削減をし、少数精鋭になるどころか、かえって議論が貧弱になったり偏った
りして、結果、議会の弱体化を招くことは果たしてどうなのでしょうか?
よって、当面は、人口の推移や、市を取り巻く状況等を鑑みて、議員定数について都度見直しを行い、段階的に減
じていくことが適切ではないかと考えています。
そして、署名された方の多くは、議会、議員に対する厳しいご批判が根底にあることを謙虚に受け止め、議員と
して研鑽を重ね、たゆまず資質の向上をはかるのは勿論ですが、議会として議会報告会、また懇談会等も積極的に
開催するなど、市民の皆様から負託を戴いた代表として、皆様の声や思いをもっとしっかりお聞きする機会を設け、
戴いた声を基にして活発に政策提言、政策立案していく等のさらなる活性化を図る必要があると思っています。
これからも、先を見据えながら、しっかりと議会改革にまい進してまいります。
どうか皆様より、ご意見等いただければと思います。宜しくお願い申し上げます。
注:類型Ⅱ-2:人口 5 万~10万人で、第2次産業と3次産業が全体の95%以上かつ3次産業が65%未満の産業構造をもつ都市
また、電話だけでなく、パソコンや携帯メールも要注意!
銀行等金融機関の名前でメールを送り、本物そっくりの偽装ページに誘導し、暗証番号などの情報を入力させ、個人情報を取得する
詐欺が横行しています。不審に感じたら、メールに書かれた連絡先ではなく、口座をお持ちの金融機関へお問い合わせ下さい。
★ 被害を防止するためには ★
◇
◇
◇
◇
慌てない、落ち着いて!……不審な電話があっても、慌てず、まずは落ち着いて下さい。
相談しよう!……一人で判断せず、家族や警察、消費生活センターなどに相談して下さい。
うまい話にのらない!……簡単にもうけることができる話には落とし穴があります。
送金しない! 振り込まない! 手渡さない!
※中面・裏面もぜひお読みください。
□ご意見・ご感想をお寄せ下さい□
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
どうか忌憚ないご意見、ご感想をお寄せ下さいますようお願いいたします。また、皆様からのご相談も随時承
っております。お気軽にご連絡下さい。
TEL:090-4105-6292
E-mail:[email protected]
≪
平成25年9月定例議会 報告
≫
平成24年度各決算、平成25年度補正予算、槌ヶ原保育園民営化にかかる財産の無償譲渡、保育園条例一部改正、他、
条例改正の各議案について認定、可決しました。尚、議員定数条例の一部改正につきましては、賛成少数のため否決され
ました。
来年度から民営化される槌ヶ原保育園については、用地取得や登記等が予定より遅れ、園舎建設が遅れることから、新
園舎完成までの間、現園舎にて保育を行わなければならなくなったため、建物の無償譲渡の条例案が出されました。
また保育園条例の一部改正につきましても、槌ヶ原保育園民営化に伴う改正となります。
以下、一般会計補正予算の主なものを抜粋させていただきます。
【
補正予算概要
・種苗放流事業
(水産業振興基金の運用利益を財源にメバル稚魚・放流を実施)
・・・700 千円
・基金積立金
(市水産協会からの寄附を原資に水産業振興基金を設立、積立)
・・・5,000 千円
・道路維持管理事業・・・25,000 千円
・有害獣進入防止柵設置事業
(深山公園へのイノシシ進入防止のための防護柵設置)
・・・2,500 千円
・消防団運営事業(消防団員の安全靴を整備)・・・709 千円
平成25年12月定例議会 報告 ≫
平成25年度補正予算、日比小学校校舎耐震補強工事請負契約締結、玉野市障害者地域活動センターしらさ工房、玉野
市ボランティア活動研修センターの各指定管理者指定、養護老人ホーム玉野市立和楽園の民営化にかかる条例及び財産の
無償譲渡及び無償貸付、他、各議案について可決しました。
和楽園については、現在、社会福祉法人ふれあい福祉会への指定管理となっていますが、5年間の指定管理期間が今年
度末で終了すること、現在指定管理を受けている法人より民営化の要望があったこと、そして施設が古く、高齢者が殆ど
で要介護認定を受けた入所者も多いにも関わらず、風呂をはじめバリアフリー化されていないこと等から生活面の向上等
の点を鑑み、民営化に向けた公募を行い、来年度から同法人による運営が行われることとなりました。
また、「住宅リフォーム助成制度創設を求める請願」が別団体より2件出されましたが、いずれも不採択となりました。
市当局は、「税金の個人の資産形成に繋がる」との姿勢から、住宅リフォーム助成制度に限らず地震対策の家具転倒防止
金具補助等についても否定的です。ただ、住宅リフォーム助成制度は、地域経済活性化にとどまらず、さまざまな観点か
ら、全国的に制度創設する自治体が増えています。
岩手県宮古市では、震災 1 年前の H22 から「地域経済の活性化を図るとともに、市民の住環境の向上に資する」目的で
「住宅リフォーム促進事業補助金」を制定されています。また、長野県松本市、静岡県掛川市などでは、住宅の長寿命化
の促進という観点から、また松本市では多世代同居という観点からも助成を行っています。
当市は、
「空き家改修事業補助制度」を創設しました。これも本来「個人の資産形成」に繋がるものですが、
「定住促進策」
として制度が設けられました。ただこれは「空き家」対象ということで、例えば親が暮らす実家を改修して家族で暮らし
たい、多世代同居したいという方は、現行制度では補助の適用となりません。
バラマキにならない形で、また単に地域経済活性化という視点のみならず、住宅の長寿命化や多世代同居目的という視点
からも、現行の「空き家改修事業補助制度」にさらに一歩踏み込んだ制度を創設してもらいたいという強い思いを持って
います。今回不採択になったことは大変遺憾ですが、今後も粘り強く議員として当局へ提言してまいります。
それでは、以下、12月議会に上げられた補正予算の主なものを抜粋させていただきます。
【
補正予算概要
議会一般質問 】わかりやすい一問一答方式での質問を行っています。
☆ 9月議会
◇ 市長の公約より~公共施設再編整備について
市長は、公約の公共施設再編整備によりどのような「未来のまちづくり」を描かれているのか?
神奈川県秦野市は、向こう40年間での財源不足額を試算し、約31%の削減目標を立て、その
削減額の中から更新費用を捻出するという考えで再編整備計画を立てている。
因みに秦野市方式では当市は40%ほどの削減を要する。削減にあたっては客観的基準をもち、
市民に充分な説明を行いながら行うべきと考えるが、如何か?
また市民病院について、県南では児島、岡山、瀬戸内の各市民病院の建替が決定しているが、
玉野市民病院は未だ方針が決まっていない。市長は、市民病院の建替、また今後の運営について
どうお考えなのか?
また、災害時の避難場所である市民センターの耐震化をどう考えているのか?等について質問。
】
・電子計算機運用事業・・・14,400 千円
・財政調整基金積立金・・・400,000 千円
・養護老人ホーム入所措置事業・・・6,476 千円
・農業施設管理事業・・・15,000 千円
・農道整備事業(市単独分)・・・7,000 千円
・農業水路維持修繕工事・・・10,000 千円
・農業水路改良工事
(槌ヶ原地内の用水路の改修工事)・・・4,000千円
・ため池改良工事・・・500 千円
・有害鳥獣駆除事業・・・200 千円
・林道維持修繕事業・・・500 千円
≪
【
・有害獣被害防止事業補助
(イノシシ被害防止にかかる補助の追加措置)・・・4,000 千円
・国民健康保険事業会計への繰出金
(税制改正に伴うシステム改修経費分)・・・788 千円
・障害者福祉サービス費等給付事業
(サービス利用者の増加に伴う追加措置)・・・340,000 千円
・放課後児童クラブ管理運営事業
(鉾立放児クラブ利用者数増加に伴う増設工事)・・・2,800 千円
・償還金(平成24年度生活保護費等国庫負担金精算に伴う返還金)
・・・27,799 千円
・生活保護世帯支援事業
(生活保護世帯の増加に伴う追加措置)・・・50,000 千円
8月15日夜、福知山市の花火大会で露天爆発事故が発生、凄惨な事故となった。当市でも8月に玉野まつりおどり大会、花火大会が
行われた。また、たまの港フェスティバルなどもあり、それぞれ多くの露店商、屋台店も出店しているが、火気取扱いの指導等はどう
なのか?また、火災予防条例において露店や屋台店開設等において届出義務を付し、火気を扱う露店等は消火器設置を義務化するべき
と考えるが、如何か?等について質問。
◇ 瀬戸内国際芸術祭2013について
瀬戸内国際芸術祭夏会期について、市はどのように総括しているのか?また、実行委員会発表の「来場者数」とは、会場ごとにある「基
準施設」来場者を合計した数だが、宇野港周辺会場の「来場者数」は、春会期 33 日間で 6,201 人、夏会期 44 日間で 14,157 人だ
が、単純に来場者が増えたのか?夏会期は春会期に比べて来場者数を計測する基準施設数が増えたのではないか?
あと、3年前の初回は経済効果額を111億円と日銀が試算しているが、どれだけ地元自治体に経済効果をもたらしたのか、検証して
いるのか?何らかの形で地元への経済効果を調査するのは行政の責務と考えるが、その辺りどうお考えか?
また、3年前は、会場である各島への玄関口としての役割は、高松港が7割、宇野港が3割ということだったが、今回、春会期、夏会
期についてはどうなっているのか?等について質問。
◇ 玉野街づくり株式会社について
岡山県の中小企業高度化資金(借入金)の最終償還期限がいよいよ今月末に迫っているが、期限延長はどうなったのか?
また、専門家による経営評価委員会の検討結果が示されたが、会社の現状、また窮境原因、現状認識のまとめ、いずれにおいても現在
の経営体制に対して厳しい見方をしており、まとめには、現状の経営者・経営方針の延長では企業の生き残りは不可能である。とまで
書かれている。こうした結果が示されたにも関わらず、街づくり会社がもし現経営者・経営方針の延長での再建策をとることになると、
市も、また我々議員も市民に対して説明責任がつかなくなるが、今後の協議における市の姿勢について、等を質問。
◇他、学校教育について
☆ 12月議会
◇ 「未来のために今、何をしなければならないか~玉野市民病院について」
山陽新聞の第2回地域医療ミーティングに関する厳しい記事への市長の感想はどうなのか?
H22 年実施の市民アンケートでも、「救急医療の充実」を望む声が非常に多く、また今回行わ
れた市内医療機関対象アンケートでも、「市民病院が地域医療の拠点として貢献するために必要
なこと」の問いに、約9割が「救急患者の安定的受け入れ」という回答結果からみても、市民
病院の使命は「救急医療の充実」だと受け止めたが、市長は開設者として、今の医療を取り巻
く環境、大学病院の現状、市民病院の現状等からみて、本当に市民病院の「救急医療の充実」
を図れるのか?
また、市民病院は、平成19年4月から地方公営企業法全部適用となっているが、全部適用の
メリットは、①「事業管理者に人事・予算等の権限が付与される。
」②「より自律的な経営が可
能となる。」、反面デメリットは、①「経営の自由度拡大の範囲は地方独立行政法人化の場合に比べて限定的である。」②「市長部局が
実質的な権限を持っている場合は、見かけだけの改革に終わってしまう。」③「本庁に人事・予算等をコントロールされている状況か
ら脱却しないと、期待された効果が出せない恐れがある。」ということだが、市民病院の現状をみるとデメリットが強く出ているよう
に感じる。
「公立病院改革ガイドライン」では、地方公営企業法全部適用によって所期の成果が達成されない場合には、
「地方独立行政
法人化など、更なる経営形態の見直しに向け、直ちに取り組むことが適当である。」と示されている。市民病院においてはどうなのか、
開設者である市長はどうお考えか?
また施設更新について、早急にしかも最優先で建替えすべきと考えるが、他の公共施設の更新も考えると、今の市の財政力で建替えが
できるのか?と感じる。また、特に、市民が必要とする救急体制が充分担えていない現状も考えると、救急、小児医療という公的病院
の担う役割を果たせる保証ができる形であれば、公設公営ではない選択肢に舵を切ることもやむを得ないのではないか。市長は「公設
公営を軸」ということだが、年度末に示される方向性において、その軸が変わる可能性もあるのか?等について質問。
◇ 市民の安全安心を守る観点に立った有害鳥獣駆除対策について
】
○一般会計
◇ イベントの安全安心について~福知山花火大会事故を受けて
・大気浄化植樹補助・・・910 千円
・勤労青少年ホーム管理運営委託料
(施設及び備品の修繕に伴う追加措置)・・・2,000 千円
・鳥獣害防止対策事業補助
(野猪等進入防止柵設置に伴う補助の追加措置)
・・・700 千円
・県管理港湾工事事業(負担金)・・・23,646 千円
・小学校施設整備工事請負費
(後閑小学校プール改修工事)・・・8,000 千円
・公民館施設整備事業実施設計委託料・・・924 千円
○国民健康保険事業会計
・電子計算機賦課計算事務委託料
(税制改正に伴うシステム改修費)・・・788 千円
イノシシ被害は、ここ7年ほどで市内全域へ一気に広がった。国は全国的に被害が深刻な状況等を鑑み、H23.9月に鳥獣保護法に基
づく基本指針を改正。これに基づき岡山県は、H24.4月~5か年の第11次鳥獣保護事業計画書を策定しているが、この国の基本指
針の主な改正点、また県の第10次計画書と比較し、第11次計画書の許可基準等に関する部分の改正点はどうなのか?
さらにこの改正に基づき、当市の捕獲体制について何か見直しが行われたのか?
当市の場合は、元々鳥の狩猟者が多く、昔からイノシシが出ている赤磐市等と比べて、そもそもイノシシの狩猟者が少ないことから、
捕獲数がそうした自治体と比べて少ない話も聞くが、どうなのか?
また全国的に狩猟者の高齢化が進み、減少傾向にあることから、遅くとも10年後には現在の捕獲数を維持できない恐れがある上、有
害鳥獣頭数の増加により、狩猟者だけでの捕獲はもう限界がきていることから、狩猟免許を持たない者でも、一定の要件のもとで、わ
な猟による有害鳥獣捕獲補助員として参画が可能になったが、当市でも猟友会と協議を行った上で、わなの見回りやえさやり、わな設
置のお手伝いなどで、駆除員の負担軽減を図り、またしいては後継者となる狩猟者育成を図ってはどうか?
今年度から猟友会へわな購入代一部補助しているが、農作物被害対策や市民の安全安心のために設置いただくものであり、これは本来
市が購入すべきものと考える。また、わなにつける無線機も今まで個人持ちと聞いているが、駆除班に関するものは市が負担すべきで
はないか?また、継続的に安心安全な捕獲体制を維持していくため、市として狩猟者育成に力を入れて取組む観点から、狩猟免許取得
費用補助を行ってはどうか?
また、駆除もさることながら、やはり住民による防護や生息地管理による自助、共助も、出没を防ぐのに大事なことだと考えます。
いのししの生態や高い身体能力をはじめ、どうすればいいのか知らない市民の方も少なくないことから、市民向けにイノシシ被害対策
講習会を積極的に開いてはどうかと考えるが、如何か?
◇他、介護保険制度改正と第6期介護保険事業計画について