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長沼町適応指導教室
ハマナスくらぶ通信 3
平成27年(2015年) 6月 2日(火)発行
長沼町教育委員会 教育支援室
【文責: 学校支援アドバイザー 瀬川 明廣】
思い出は魂の言語
「アメ玉」と「なぞなぞ」の思い出
ハマナスくらぶでは、必修クラブの活動として、通級生に「なぞなぞ10問」の
プ リ ン ト に 取 り 組 ま せ て い ま す 。「 な ぞ な ぞ 1 0 問 」 で 8 点 以 上 の 合 格 点 に 達 す る
と、ボーナス点として「アメ玉」を与えています。「なぞなぞ」と「アメ玉」に関し
ては、魂に刻まれている子どもの頃のなつかしい思い出があり、今でもよく思い出します。
私が子どもの頃住んでいた歌志内市は、山のてっぺんまでハーモニカ長屋と呼ばれる炭砿住宅が連
なっている典型的な炭坑城下町でした。当時の人口は4万5千人ほどで、小学校の児童数は千人を超え
ていました。お祭りの時は屋台の並ぶ通路が満員電車の中のような状態になるくらいの人出でした。
私の住んでいた家のすぐ近くに市役所があり、石炭倉庫の前の駐車場がちょっとした広場になってい
ました。車の出入りはほとんどなかったので、私たちは、そこで鬼ごっこやかくれんぼなどをして、お
寺の鐘の鳴る夕方6時頃まで遊んでいました。
小学校1~2年生の頃だったと思いますが、私たちが「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」などして遊んで
いると、役場1階の窓から顔を出して、「ぼくたち!おいで!」と呼んでくれるおじさんがいました。
そして、いつもアメ玉をくれました。後からわかったことですが、その人は歌志内市長さんでした。
役場庁舎の中を使って、追いかけっこをしたこともありますが、おっかないおじさんは住み込みの用
務員さんぐらいで、用務員室の方にさえ行かなければ、あとは、どこを走り回っても注意する大人はい
ませんでした。役場職員にとっては、子どもたちがちょろちょろ追いかけっこをして、随分迷惑なこと
だったでしょうが、げんこつをもらうことはありませんでした。役場トップの市長さんが、きっと子ど
も好きだったのでしょう。「アメ玉」という言葉には、優しかった市長さんのイメージが重なります。
また、役場前広場では、近所のお兄ちゃんが、遊んでいる私たちを集めて、「なぞなぞ」を出してく
れました。たまに手品もしてくれました。そのお兄ちゃんをまねて、私たちも「先生ごっこ」をして、
お互い「なぞなぞ」を出し合ったものでした。そのとき覚えた「なぞなぞ」のいくつかは、今でも覚え
ていて、主任児童委員の朝のあいさつ運動のときに通学してくる子どもたちに出題しています。
「タヌキの宝箱には、何が入っている?」というなぞなぞは、私のお気に入りでしたが、今でもしっか
りなぞなぞ本に載っている古典的ななぞなぞです。(答えはタカラ箱のタを抜き「カラ箱」)
長期欠席児童生徒の居場所「ハマナスくらぶ」へ登録を!
「ハマナスくらぶ」へ通級した日は、学校において「出席扱い」となります。
【開室日時】月曜日~金曜日 午前9時30分以降午後4時まで
※ 学校の休業日には開室しません。(夏・冬休みには学習相談会を開設します)
【開室場所】総合保健福祉センター「りふれ」 (子ども発達支援センター内)
(住所 夕張郡長沼町南町2―3―1 ℡0123-82-5555)
【連 絡 先】長沼町教育委員会事務局 教育支援室 (0123-88-1711〔支援室直通電話〕)
【支援内容】○学習支援(当該児童生徒の在籍学校と連携しての個別学習支援)
○体験活動(軽スポーツ、読書、ゲーム、調理実習、野外観察など)
○教育相談(学習相談、進路相談、子育て相談など)
【そ の 他】 ○学習開始時刻や学習内容は、指導員が子どもたちと相談しながら計画的に進めていきます。
〇欠席または入室時刻変更の場合は、保護者からの事前連絡が必要です。
〇午前・午後通して通級の場合は弁当持参となります。
○お子さんの送迎については保護者の方の責任でお願いします。