長沼町適応指導教室 ハマナスくらぶ通信 4

長沼町適応指導教室
ハマナスくらぶ通信 4
平成27年(2015年) 7月1日(水)発行
長沼町教育委員会 教育支援室
【文責: 学校支援アドバイザー 瀬川 明廣】
ハマナス菜園活動
野菜づくりから学ぶ
ハマナスくらぶでは、野外体験活動として菜園活動を取り入れてい
ますが、教室と青少年会館裏にある菜園とでは距離が離れていること
もあり、今のところは指導員だけの活動となっています。
今年度は、野菜づくりにくわしい順毛指導員が加わり、時間を見つ
けては菜園に出向いて野菜づくりをしてくれています。ジャガイモ、 着 任 早 々、 ハマ ナ ス菜 園 の様 子
トマト、キュウリ、カボチャ、ピーマン、トウモロコシ、ダイズなど を見に来た順毛指導員
いろいろな種類の野菜を植えてくれました。
残念なことに、菜園の南半分は、土壌があまり良くありません。耕したときは石がゴロゴロ出たし、
雨が降ったあとは土がパンパンに固くなり、5月の大雨のときには、水たまりができるほどでした。そ
のせいか、ジャガイモやダイズを植えたところの半分ほどが芽を出しませんでした。
菜園の北半分は、比較的肥沃な畑で、そこには昨年同様黒千石大豆を植えようと思っていたのです
が、40ばかり用意したポットからは、まったく芽が出て来ませんでした。それで、近所のグリーンツ
ーリズムをやっている方からナスビ、キャベツなどの余った苗を分けてもらい植えました。
菜園活動ではそれぞれの野菜に合った土づくりや育て方が必要です。例えば、トマトには、ほとんど
水はしなくてよいそうですが、キュウリにはたっぷり水をやることが必要です。トマトには、支柱をた
ててやり、わき芽を頻繁に摘むことが必要ですが、カボチャには支柱はいらないかわり、ツルの伸びる
方向を決めてやり、その方向の土を軟らかい状態にしておく必要があります。
おいしい野菜づくりの方法は人によって違いはありますが、土づくりをしっかりすることと手間ヒマ
かけて育てることでは共通しています。このことは「子育て」にも言えることで、基礎基本をしっかり
教える(土づくり)こと、愛情をたっぷり注ぐ(手間ヒマかける)ことによって生きる力が育ちます。
私が芦別にいたとき、滝川市でジャンボカボチャの大会があり、学級菜園で育てたジャンボカボチャ
を出品したことがあります。その苗は、大会で何回も優勝している白井さんからもらった苗でしたが私
の学級のカボチャは54㎏だったのに対して、白井さんの持ち込んだものは300㎏超ありました。
その違いは、天・地・人の「気」の世界から見ると、天気は同じでも、地気(土質)と人気(気力)
に圧倒的な差があったのだと思います。カボチャづくりに注ぐ気力・愛情が全然違っていたのだと思い
ます。動物はもちろん、植物でも気力・愛情を注げば注ぐほど、みごとに気持ちに応えてくれるようで
す。人間力を高めるために、野菜づくりから学ぶことはたくさんありそうです。
長期欠席児童生徒の居場所「ハマナスくらぶ」へ登録を!
「ハマナスくらぶ」へ通級した日は、学校において「出席扱い」となります。
【開室日時】月曜日~金曜日 午前9時30分以降午後4時まで
※学校の休業日には開室しません。(夏・冬休みには学習相談会を開設します)
【開室場所】総合保健福祉センター「りふれ」 (子ども発達支援センター内)
(住所 夕張郡長沼町南町2―3―1 )
【連 絡 先】長沼町教育委員会事務局 教育支援室
(0123-88-1711〔支援室直通電話〕)
【支援内容】○学習支援(当該児童生徒の在籍学校と連携しての個別学習支援)
○体験活動(軽スポーツ、読書、ゲーム、調理実習、野外観察・実習など)
○教育相談(学習相談、進路相談、子育て相談など)
【そ の 他】 ○学習開始時刻や学習内容は、指導員が子どもたちと相談しながら計画的に進めていきます。
〇欠席または入室時刻変更の場合は、保護者からの事前連絡が必要です。
〇午前・午後通して通級の場合は弁当持参となります。
○お子さんの送迎については保護者の方の責任でお願いします。